
お客様に度々聞かれることに『消防用設備点検の “機器点検” と “総合点検” って何が違うの!?』ってのがあります。🎩
いつも簡単に『総合点検は “機器点検 + α ” で見るところがありまして…。』とお伝えしております。(・ω・)ノ🔎
しかし、何だその曖昧な回答は!と言わんばかりの表情をされるお客様も中にはいらっしゃいますから、この記事に纏めておきますね!📝✨
✍(´-`).。oO(これで…、、次に聞かれた時に『あ、このページに分かりやすく書いてあるんでURL送っときますねっ』と…、、自然に “手前みそ” を恐縮せずとも渡すことができます…。。)
点検報告書の“総合点検”の項目

冒頭でもお伝えさせて頂きました通り『総合点検 = 機器点検 + α 』という方程式が成り立ちます。🎓\(゜ロ\)(/ロ゜)/✨
つまり『 + α 』の部分が “違い” になっているわけでして、それが点検報告書上で丁寧に[総合点検]と分けられていますので、各消防用設備のそいつらについて以下で言及していけば理解しやすいかと思います。💡
✍(´-`).。oO((一財)日本消防設備安全センターのページに最新の各種消防用設備点検報告書のフォームがありますので‥、、それを使って解説していきます‥。。)
例1)自動火災報知設備の “総合点検”
参考:消防予第80号
例えば自動火災報知設備の点検報告書の場合、この赤で囲った[総合点検]の箇所が “機器点検 + α ” で確認する箇所になります。💯
各項目は以下のような内容になります。
- 同時作動‥受信機の火災試験スイッチ・回線選択スイッチなどで任意の5回線(5回線以下の場合は全て)の火災表示試験を行い確認する。
- 煙感知器等の感度‥感度試験器により、煙感知器ヘッドの感度が所定の範囲内かどうかを確認する。
- 地区音響装置の音圧‥騒音計でベルならば90dbあるか、音声ならば92dbあるかを確認する。
- 総合作動‥自火報の専用ブレーカーを落とした状態で、任意の感知器を試験して火災発報及び音響の鳴動を確認する。
✍(´-`).。oO(これらの分‥、、点検の手間が増えます…。。)
例2)屋内消火栓の “総合点検”
機器点検しかない設備も…!
以下の表にて、“機器点検のみ” か “機器点検&総合点検” が必要かが設備毎にまとまっておりますので確認下さいませ!🔍
消防用設備等の種類等 | 点検の内容及び方法 | 点検の期間 |
|
機器点検 | 6ヶ月 |
|
機器点検 | 6ヶ月 |
総合点検 | 1年 | |
配線 | 総合点検 | 1年 |
✍(´-`).。oO(では表の最下部にある “配線” って何やねん…、、という事について以下に続きを記していきますね…!!)
配線点検票
そして、電源のある消防用設備等は、総合点検の際に配線の点検を実施し “配線点検票” を添える必要があります。📁
✍(´-`).。oO(この配線の点検票にも…、、“立会者” の欄に署名捺印箇所がありますから注意です…。。)
各試験項目を簡潔に以下に説明していきます。💡
- 専用回路‥各消防用設備専用である旨の表示や、回路が途中で分岐されていないかの目視確認をする。
※そういえば以前、何者かが誘導灯の回路から分岐し、外の電灯に電気が供給されているなんて事が実際にありました。🔌💦
- 開閉器及び遮断器‥損傷・溶断・過熱・変色がなく確実に設置されているかの目視確認をする。
※そういえば今月の月間フェスクに “中性線欠相による分電盤の出火事例” という記事が載っていまして、古い分電盤の接触不良が原因で火事になったという内容でした。定期的に消防設備士などの電気の分かるものが点検できていれば事前に異常を発見できたかもしれません。🔍(;´Д`)❕
- 絶縁抵抗‥各消防用設備の使用電圧に対して、所定の絶縁抵抗値以上になっているかを絶縁抵抗計(通称:メガ―)にて測定する。
【補足】消火器の点検済証について
✍(´-`).。oO(こんな感じでご理解頂けましたでしょうか皆さま…、、要はサービスをするための “手間” が異なるわけです…。。)
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