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機器点検と総合点検の違い

点検済シールにも“機器”と“総合”の種別
点検済シールにも“機器”と“総合”の種別が…。

お客様に度々聞かれることに『消防用設備点検“機器点検” と “総合点検” って何が違うの!?』ってのがあります。🎩

 

いつも簡単に総合点検は “機器点検 + α ” で見るところがありまして…。』とお伝えしております。(・ω・)ノ🔎

 

しかし、何だその曖昧な回答は!と言わんばかりの表情をされるお客様も中にはいらっしゃいますから、この記事に纏めておきますね!📝✨

 

✍(´-`).。oO(これで…、、次に聞かれた時に『あ、このページに分かりやすく書いてあるんでURL送っときますねっ』と…、、自然に “手前みそ” を恐縮せずとも渡すことができます…。。)

点検報告書の“総合点検”の項目


消防法第17条の3 消防用設備点検・報告
消防法第17条の3で定められた消防用設備点検・報告…。

冒頭でもお伝えさせて頂きました通り『総合点検 = 機器点検 + α 』という方程式が成り立ちます。🎓\(゜ロ\)(/ロ゜)/✨

 

つまり『 + α 』の部分が “違い” になっているわけでして、それが点検報告書上で丁寧に[総合点検]と分けられていますので、各消防用設備のそいつらについて以下で言及していけば理解しやすいかと思います。💡

 

✍(´-`).。oO((一財)日本消防設備安全センターのページに最新の各種消防用設備点検報告書のフォームがありますので‥、、それを使って解説していきます‥。。)

参考:(一財)日本消防設備安全センター


例1)自動火災報知設備の “総合点検”


自動火災報知設備 機器・総合点検
自動火災報知設備の機器点検+α ※クリックで拡大

例えば自動火災報知設備の点検報告書の場合、この赤で囲った[総合点検]の箇所が “機器点検 + α ” で確認する箇所になります。💯

 

各項目は以下のような内容になります。

  • 同時作動受信機の火災試験スイッチ・回線選択スイッチなどで任意の5回線(5回線以下の場合は全て)の火災表示試験を行い確認する。
  • 煙感知器等の感度‥感度試験器により、煙感知器ヘッドの感度が所定の範囲内かどうかを確認する。
  • 地区音響装置の音圧‥騒音計でベルならば90dbあるか、音声ならば92dbあるかを確認する。
  • 総合作動‥自火報の専用ブレーカーを落とした状態で、任意の感知器を試験して火災発報及び音響の鳴動を確認する。

✍(´-`).。oO(これらの分‥、、点検の手間が増えます…。。)


例2)屋内消火栓の “総合点検”


屋内消火栓の機器・総合点検
屋内消火栓の機器点検+α ※クリックで拡大

次に屋内消火栓の点検報告書の場合ですが、水色で囲った[総合点検]の箇所が “機器点検 +α” で確認する箇所になります。📝✨

 

この違いは説明しやすくて、要は『放水試験があるかどうか』が機器点検と総合点検の最大の違いになっています。⛲💦

 

ですから、点検に行く際も放水試験時に用いる “ピトーゲージ” という測定器を持っていくかどうかが変わったりします。💼♪

 

✍(´-`).。oO(確認する項目としては‥、、消火ポンプの起動性能や放水圧力・放水量などなど‥。。)


配線点検票


消防用設備の配線点検票
配線点検票 ※クリックで拡大

そして、電源のある消防用設備等は、総合点検の際に配線の点検を実施し “配線点検票” を添える必要があります。📁

 

✍(´-`).。oO(この配線の点検票にも…、、“立会者” の欄に署名捺印箇所がありますから注意です…。。)

 

各試験項目を簡潔に以下に説明していきます。💡

  • 専用回路‥各消防用設備専用である旨の表示や、回路が途中で分岐されていないかの目視確認をする。

※そういえば以前、何者かが誘導灯の回路から分岐し、外の電灯に電気が供給されているなんて事が実際にありました。🔌💦

  • 開閉器及び遮断器‥損傷・溶断・過熱・変色がなく確実に設置されているかの目視確認をする。

※そういえば今月の月間フェスクに “中性線欠相による分電盤の出火事例” という記事が載っていまして、古い分電盤の接触不良が原因で火事になったという内容でした。定期的に消防設備士などの電気の分かるものが点検できていれば事前に異常を発見できたかもしれません。🔍(;´Д`)❕

  • 絶縁抵抗‥各消防用設備の使用電圧に対して、所定の絶縁抵抗値以上になっているかを絶縁抵抗計(通称:メガ―)にて測定する。

【補足】消火器の点検について


消火器の点検シール
消火器の点検シール ※クリックで拡大

例えば消火器の点検報告書には[総合点検]の欄がありませんから、機器点検と総合点検の違いによって点検内容が変わることはありません。🚒♪

 

しかし消火器“機能点検” という、例えば蓄圧式の粉末消火器であれば製造年から5年経過したものの分解点検がありますから、そこの手間は点検時期によって異なってきます。📅(・ω・)ノ🔧

 

ですから、点検済のシールも冒頭で載せた “設備シール” と異なり、画像中の凄く見にくいピンク色で囲った点検種別の欄が[機器点検]と[薬剤充填]になっています。🎨💦笑

参考:消防予第557号


 

✍(´-`).。oO(こんな感じでご理解頂けましたかね…、、要は “手間” が異なるってわけなんですよ…。。)

簡単な“乙6”を取得して消防設備士になろう!


消防設備士の登竜門となる資格試験が、消火器具についての免状である “6類” です。🐉✨

 

✍(´-`).。oO(管理人を含む殆どの消防設備士が…、、まず初めに6類を取得しております…。。)

 

乙種6類の消防設備士免状を取得していれば、消火器具の “整備” に関する業務が可能になります。🔧

 

民泊福祉施設等の特需で業務の総量は増えているにも関わらず、まだまだ消防用設備に関する実務が行える人材は不足している状態にあります。💔(;´Д`)💦

 

皆様、一度消防設備士の試験を受験してみませんか?📝

弊社のホームページがきっかけで、未来の防災業界を担う消防設備士が一人でも増えれば本望です。🌎


まとめ


  • 総合点検は “機器点検 + α ” で見るところがあった。✅
  • 屋内消火栓『放水試験があるかどうか』が機器点検と総合点検の最大の違いであった。✅
  • 総合点検時のみ、電源のある消防用設備等は、総合点検の際に配線の点検を実施し “配線点検票” を添える必要があった。✅
  • 消火器は “機能点検” という、例えば蓄圧式の粉末消火器であれば製造年から5年経過したものの分解点検があった。✅