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リング型の表示灯を設置しました

リング型表示灯の外観
リング型表示灯の外観。

以前話題になりました “リング表示灯” が採用された “総合盤”弊社にて施工しました。(・ω・)ノ🔧

 

“表示灯” とは皆様も一度は見たことがある “あの赤い丸っこいランプ です。🔴✨

 

📷(´-`).。oO(イメージがわかない方…、、続きに写真を載せますのでご覧ください…。。)

 

従来の表示灯は前面に出っ張った作りであったため、障害物が当たりやすく割れることもしばしばありました。💔

 

一方、コチラは総合盤本体と “フラット である為、表示灯部分に衝撃が集まることはありません。💪(;´Д`)♪

 

配線工事もいつもと少し異なりますので、纏めておきます。💡

◇ リング型表示灯の施工


赤色の “表示灯” は自動火災報知設備のシンボルとして古くから活躍してきました。🏮

 

その出っ張りが “真横” からでもその位置を目立たせることに貢献していましたが、法令上も不要という事で “フラット化” の波が起こっていきました。🌊🏄♪

 

さらにデザイン性も加えられた “リング表示灯” が誕生し、活躍することとなりました。(^^)/✎💯✨

 

✍(´-`).。oO(以下に、、施工の様子を記していきます…。。)

 

従来の表示灯
従来の表示灯は前面に突き出している。
フラット化した“表示灯”
フラット化した“表示灯”

◎ リング表示灯の配線(はいせん)


幹線を埋込ボックスまで
幹線を埋込ボックスまで引っ張る。
コネクタ付きの端子台
今回はコネクタ付きの端子台を接続。
幹線の被覆をとる
幹線の被覆をとって線をばらします。

◎ リング表示灯の結線(けっせん)


スリーブで圧着
スリーブで圧着します。(表示灯・ベルは耐熱)
余分な線を纏める。
余分な線を纏めておきます。
端子台に線を接続
端子台に線を接続します。

◎ 本体コネクタと接続


総合盤本体をコネクタ接続
総合盤本体をコネクタ接続します。
リング表示灯機器裏側
表示灯と発信機が一体になった機器裏側。
リング表示灯ヨコ
ヨコから見たリング表示灯。

◇ 長年の“突起物”問題がリング表示灯で解消!


表示灯が “ジャマになる” という問題は、はるか昔より提起されていたようです。💔(;´Д`)💦

 

管理人が経験した現場でも『この部分に表示灯があっては困る』というお客様の、云わば “クレーム” のような形で意見を頂くことがありました。🕶💭

 

そのような場合に、リング型表示灯が無い時代は “移設” 等の選択肢がやむを得ず取られたこともありました。🔨

 

このような製品は出てきたことは “型式” を重んじる当業界において、微かですが新しい風であると感じます。🌀♪

 

また、弊社はP社の代理店であるので、基本的にはP社製品を施工します。👷‼

 

今季からラインナップの中に、正式にリング表示灯が仲間入りしたため、これからはリング表示灯を設置する機会が多くなりそうです。🌸✨

 

例によって、また㈱石井マークさまのTwitterを引用させて頂きます。🐣

動画で従来製品とリング型表示灯が比較されており、出っ張り問題が解決された事が大変イメージしやすくなっています。👀💡!


◎ リング表示灯の利点


発信機と表示灯
表示灯と発信機にあしらわれた“2つのガード”

また、例えば体育館などではボールなどの衝撃で機器が壊れないように “ガード” をつけることがあります。🏀💨

 

単純に “発信機” と “表示灯” が一体になることでガードが1つで済みます。💰(;´Д`)👌✨

 

これからは “割れた表示灯の改修工事” という機器の設計が生む問題由来のイラナイ仕事が激減するのではないでしょうか。💡

 

 

上記のような性質の仕事が減ることは、業界発展に繋がる新しいことに注力できるチャンスが増えたという事で、本当にありがたいです。⏰♪


◎ 消防法で規定された“表示灯の識別できる範囲”


表示灯の設置基準
赤い表示灯の設置基準。

自火報の発信機の位置や消火栓の位置を知らせるための表示灯ですが、消防法施行規則第24条の8の2の二に以下のような設置基準が定められています。📝

  • 表示灯は、赤色の灯火で、取付面と15度以上の角度となる方向に沿って10m離れたところから点灯していることが容易に識別できること。

この法令が意味するところは、『真横からは見えなくてもよい』という事と『10m以内に障害物置くな』という二点です。💡

参考:消防法施行規則


◎ まとめ


お客様から絶賛されたリング表示灯
既にお客様から絶賛されたリング表示灯。
  • 以前話題になった “リング表示灯” が採用された “総合盤” を弊社にて施工した。
  • 表示灯が “ジャマになる” という問題デザイン性も加えられた “リング表示灯” が誕生することで解決された。
  • これからは “割れた表示灯の改修工事” という機器の設計が生む問題由来のイラナイ仕事が激減し、業界発展に繋がる新しいことに注力できるチャンスが増えた。
  • 表示灯は、赤色の灯火で、取付面と15度以上の角度となる方向に沿って10m離れたところから点灯していることが容易に識別できることと定められていた。

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コメント: 4
  • #1

    HY (日曜日, 04 3月 2018 13:22)

    一部の消防署さんでは、表示灯グローブの形状(突起の角度だったか)を別途決められていて、リング式表示灯や、フラット型表示灯が使えないというのを聞いた事があります。

    また、非常警報設備(複合装置)や移動式粉末消火設備の表示灯は、認定品のからみがあって、表示灯形状の変更が出来ない場合もありました。

    個人的には、フラット表示灯・リング表示灯推進派なので、ぜひ広まっていって欲しいです。

  • #2

    りゅう (月曜日, 05 3月 2018 08:10)

    甲種2類受けてきました

    稀にみる超ハズレ回だったと
    思われます

    一応全て埋めましたが
    2連敗濃厚です(´;ω;`)


    テキスト3冊仕上げ(センターのも含む)
    +ネットで過去問情報の収集
    各消防設備会社のHP閲覧
    して仕上げたのに
    ??問題ばかりでした(・・;)

  • #3

    管理人 (月曜日, 05 3月 2018 08:36)

    >HYさん
    有力情報のコメントありがとうございます!!

    条例等で新規性があり有効な型が逆に制限されてしまうというのは、所轄消防署の方も悔しいと思うでしょうね。
    本件に関してはこれから主流になると考えられますので、早く対応するよう改正されればと願うばかりです。

    一方、認定品の絡みは、ユニットといいますか一体モノで適合を受けていると思いますので、対応するとしたら次回の検定時に…というような具合でしょうか。

    表示灯が破損したことによる改修の手間が省ける事だけでも助かりますし、ましてやデザイン的にお客様にも気に入ってもらえるとなれば採用しない手はないなと、管理人も思っております。

  • #4

    管理人 (月曜日, 05 3月 2018 08:42)

    >りゅうさん
    いつもありがとうございます、甲2の受験お疲れ様です!

    超ハズレ回…、、当たってしまいましたか…。。(´;ω;`)
    作成者が違うのか、時々血迷ったかのような難しい問題が出るようですね。
    受験者も少ないので、ちょうどいい問題がどのようなものかという情報も不足しているのかもしれません。
    しかし、勉強したことが報われないのもおかしい話なので、結果発表までやはり分からないと思います!

    ✍(´-`).。oO(宜しければ、、出題された問題情報の提供も…。。笑)