消防検査・立入検査


消防法第十七条の三の二の規定により、防火対象物の “関係者” は、消防用設備または特殊消防用設備を設置したとき、その旨を届け出て検査を受けなければなりません。

消防検査の対象となる防火対象物の用途


消防検査
消防検査の様子。

また、消防法施行令第三十五条にて検査を受けなければならない防火対象物等として定められている建物は、以下の通りです。

 

  • 令別表第一(6)項ロ 有床の福祉施設等、(16)項の複合用途の中に(6)項ロに供される部分がある防火対象物。

 

  • 令別表(1)項から(4)項まで、(5)項イ、(6)項イ・ハ及び二、(9)項イ、(16)項 (上記(6)項ロを含むものを除く)で、延べ面積が300㎡以上の防火対象物。

 

  • 特定防火対象物以外の防火対象物で、延べ面積が300㎡以上のもののうち消防長または消防署長が火災予防上必要があると認めて指定するもの。

 

  • 上記に掲げるもののほか、令別表(1)項~(4)項まで、(5)項イ、(6)項または(9)項イに掲げる防火対象物の用途に供される部分が避難階以外の階にある防火対象物で、当該避難階以外の階から避難階または地上に直通する階段が2以上設けられていないもの。

消防機関の “立入検査” について


防火対象物への立入検査
防火対象物への立入検査はランダムに行われる。

消防機関は、火災予防のため防火対象物に立ち入り、防火管理上・消防用設備の未設置等に関して検査を行っています。

(消防法第4条の規定による)

 

この消防機関というのは、消防署の予防担当者だけでなく、所轄消防署に業務委託を受けた “大阪消防振興協会” の方々も含みます。

 

立入検査により判明した防火対象物の不備に関して、火災予防上危険であると認める場合には、使用禁止や制限などの必要な措置を命じられます。

 

特に、特定違反対象物 (床面積1,500㎡以上の特定防火対象物及び地階を除く階数が11以上の非特定防火対象物のうち、スプリンクラー設備・屋内消火栓設備または自動火災報知設備がその設置部分の過半にわたり未設置の防火対象物) については火災発生時における人命の危険性が高いため、厳しい指導となります。


消防検査に関するブログ一覧


所轄消防署“立入検査”のルールについて

所轄消防署の立入検査時のルール
所轄消防署の立入検査時のルールとは…。

消防法第4条にて〔資料提出命令、報告の徴収及び消防職員の立入検査〕について以下のように謳われています。📙

 

消防長又は消防署長は、火災予防のために必要があるときは、関係者に対して資料の提出を命じ、若しくは提出を求め、又は当該消防職員にあらゆる仕事場、工場若しくは公衆の出入りする場所その他の関係のある場所に立ち入って、消防対象物の位置、構造、設備及び管理の状況を検査させ、若しくは関係のある者に質問させることができる

 

では、その立入検査に際して “いつ” “どのように” “誰が” 等のルールについて興味深い箇所があるので言及していきます。💭

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非常警報複合装置の消防検査確認事項

収容人数が一定数を超えると非常警報設備の設置義務
収容人数が一定数を超えると非常警報設置義務が…。

非常警報設備について消防法施行令第24条〔非常警報器具又は非常警報設備に関する基準〕の5にて “自動火災報知設備又は放送設備が設置されているものについては、非常ベル又は自動式サイレンを設置しないことができる。” と謳われていますから、比較的見かけるケースは少ないです。🚨✨

 

先日とある現場にて避難器具の納入及び検査立会をした際、非常警報設備を設置した電気屋さんの工事が間違っていたのですが、その時に予防課の方から『普通どうやって配線するのですか?』と質問頂き、回答させて頂きました。🎓(´∀`*)ウフフ♪

 

✍(´-`).。oO(消防関係法令集で調べにくい施工に関する事を、この記事では図解を基に述べていきます…。。)

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スプリンクラー設備の中間検査で確認すべきポイント等

スプリンクラー配管図面と現場の実物を見比べる予防課
配管図面と現場の実物を見比べる予防課の方々…。

消防法第17条の3の2〔消防用設備等又は特殊消防用設備等の検査〕にて “設置しなければならない消防用設備等を設置したときは、その旨を消防長又は消防署長に届け出て、検査を受けなければならない。” と謳われており、それに基づいて工事完了後に実行されるのが消防検査です。👮❕

 

ところがスプリンクラー設備等の場合、工事完了後だと壁や天井にボード等が貼られていて肝心の配管が見えない為、工事の途中にスプリンクラー等の配管が法令に則って敷設されているかを確認する “中間検査” が行われます。🔧✨

 

✍(´-`).。oO(続きに幾度となくクリアしてきた管理人が…、、検査のイロハみたいなもんを記していきます…。。笑)

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消火栓の前に物を置かないで下さいバ(ピーッ!)

屋内消火栓前の障害物 いす
プライベートで見かけた屋内消火栓前の障害物…。

🔍(´-`).。oO(うわ…、、屋内消火栓の前にガッツリと椅子が置いてある…。。)

 

別に管理人は “しがない消防設備士” ですから ”大阪市消防局火災予防違反処理規定” に基づいた立入検査が出来るわけでは御座いませんが、例えば外食先の(3)項ロ 飲食店などに私用で足を運んだ際もついついセルフ立入検査を実施してしまいます。👓✨

そして心の中で『ダメじゃん…。』と密かに指導してから、カレーやラーメンやロブスターを食べています

 

この記事では何故、屋内消火栓の前に障害物を置くとバ(ピーッ!)なのか、まあ想像はつくと思いますが消防法も絡めてご紹介していきますね。📙♪

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消防検査に立会うのは誰?

スプリンクラー設備の中間検査時に会議をする予防課の方々
スプリンクラー設備の中間検査時に会議をする予防課の方々…。

随分前の話になりますが、奈良県の某所で消防検査があった時に『あぶり棒って持ってますか?』と聞かれた事がありました。💡

 

♨(´-`).。oO(えっ…、、当たり前じゃん…。。)

 

…と思ったのですが、その時予防課の方も司令車にあぶり棒(加熱試験器)を積んできていたのです。🚒✨

 

そしてその後しばらくしてから実は『昔は消防署の予防課の方が試験をしていた。』という話を聞いて驚きました。((((;゚Д゚))))

 

その他、検査立会い等々について続きに記していきます。📝

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非常電源を専用受電から自家発に交換

用途変更に際して設置した自家用発電設備
用途変更に際して設置した自家用発電設備…。

(5)項ロ 共同住宅から、(5)項イ ホテル・民泊などへの用途変更を望まれる方が、それを断念される理由の一つに『自家発の設置義務が生じてしまいコスト的に合わなくなるから』という事があります。💸(;´Д`)💦

 

しかし今回既存の建物に、自家発を新設するという条件もクリアした上で特区民泊の許可を得るという数少ない事例を成し遂げましたので簡潔にご紹介させて頂きます。💡✨

 

当該現場は11階以上の共同住宅であった為、11階以上にスプリンクラー設備、そして非常コンセントが設置されていたため、それらを非常時に動作させるための物となりました。🔌⚡

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泡消火設備の消防検査【後編】

泡ヘッドより消火薬剤放出を行い試料採集
泡ヘッドより消火薬剤放出を行い試料採集…。

泡消火設備の消防検査【前編】では消火ポンプの起動・薬剤混合の方式や性能試験について記していきました。🔍(´∀`*)ウフフ

 

【後編】ではいよいよ実際に放出試験をする様子や、その時に採集した泡が消防法で定められた性能を満たしているかの計算方法についてまとめていきたいと思います。📝✨

 

❄(´-`).。oO(発泡した泡消火薬剤混合水溶液が作り出す白銀の世界…、、大変フォトジェニックでした…。。)

 

2類の消防設備士資格試験を受講される方々も、本記事を事前に見られることでスケール感などをイメージしやすいかと。⛲

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民泊には“防炎物品”を使用下さい

“防炎”タグの有無は必ずチェック
消防検査時に“防炎”タグの有無は必ずチェックされます。

民泊を営業するにあたって “消防法令適合通知書” を取得するために最適化すべきは以下の二点です。✌( ゚Д゚)🚒

  • 民泊用途変更の為に則した 消防用設備の設置
  • 防火管理者の専任や防炎物品の使用等の 防火管理

消防検査の際によく引っかかるのは消防用設備ではなく防火管理面で、防炎物品の使用の有無は頻出指摘事項です。💔(;´Д`)💦

 

コスト面で目立つ消防用設備をしっかりしていたら、防火管理上の事柄で足元をすくわれる…、などという事で適合通知書取得日程が延びてしまわないためにも、要点を纏めておきます。💡

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斜行式救助袋について

斜行式救助袋を展張
斜行式救助袋を展張した際の写真。

救助袋は避難器具の一つで、“垂直式” と “斜行式” があります。

 

今回の防火対象物に “斜行式” が設置されたのには理由があります。

写真をご覧いただきますと分かる通り、2階と3階の窓が同じ列にあるため、垂直式だと同時に展開するスペースが確保できないためです。

 

(´-`).。oO(3階の窓から真下に降ろすと、2階の救助袋とぶつかってしまいます…。。)

 

以下に、斜行式救助袋に関することを記していきます。……

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消防検査時にスプリンクラー設備の放水試験を行いました。

開放型ヘッドによる放水・放水量の測定試験
開放型ヘッドによる放水・放水量の測定試験。

消防検査の際に、スプリンクラー設備の放水試験を行いましたので報告させていただきます。

 

実際に設置したスプリンクラーを作動させると、お部屋が水浸しになってしまいます‥。(;´Д`)💦

 

その為、屋上部分に試験用として “開放型スプリンクラーヘッド” (以後、SPヘッドと略します)8個を、ビニル管を用いて仮設することとなりました。

 

SPの消防検査ですと、末端試験弁からの放水・圧力確認や、補助散水栓からの放水が、試験・確認方法として一般的です。

 

その為、あまり見ることのできないと考えられる、今回のような仮設ヘッドを用いた放水試験、動画にも収めましたので是非ご覧ください。……

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