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パッケージ型自動消火設備の消防検査と作動試験

(6)項イ 病院にパッケージ型自動消火設備を設置
(6)項イ 病院にパッケージ型自動消火設備を設置‥!

先日、 (6)項イ 病院へのパッケージ型自動消火設備(スプリンクラー設備の代替設備)の設置後に行われる消防検査が実施され、無事クリアとなりました。🚒\(゜ロ\)(/ロ゜)/🎉✨

パッケージ型自動消火設備に関して悩んでいる方、必読です!📖

既設建物にスプリンクラーの設置義務が‥⁉

平成25年10月11日に発生した福岡市整形外科医院火災では、残念ながら死者10名・負傷者7名という被害が出てしまいました。📰

 

消防法改正でスプリンクラーの設置義務 病院
消防法改正でスプリンクラーの設置義務が‥!?

大きな被害となった背景の一つに、犠牲になった死傷者の多くが「自力での避難が困難な状態な方」であったと分かりました。💡

 

自動消火の必要性を踏まえ、平成28年4月より「避難時に患者の介助が必要な病院・診療所(消防法施行規則第5条)」にて延べ面積に関わらずスプリンクラー設備の設置が義務付けられました。👮💭

 

しかしスプリンクラー設備消火ポンプや消火水槽の設置場所を要する他、大規模な配管工事をする為、高額な出費が生じます。💸

 

加えて、既設建物の天井裏等では配管工事が困難となる為、より手間やコストが増大するという問題があります。📊


パッケージ型自動消火設備で代替可能です!

消防法で規定されたことは遵守せねばなりませんが、簡単に費用を捻出できる病院・診療所ばかりではないのが現実でしょう。🏥💦

 

パッケージ型自動消火設備
屋上に設置されたパッケージ型自動消火設備‥。

そこで、スプリンクラー設備の代替設備である「パッケージ型自動消火設備」の設置が提案されるのです。🧠✨

 

パッケージ型自動消火設備には、以下の特徴があります。📁

  • 省スペースで設置可能(消火ポンプ・消火水槽が不要)
  • 配管工事が簡便(配管径が細く、施工の手間が少ない)
  • 維持管理のランニングコストが安い(シンプルな作り)

よって、消防法に基づくスプリンクラー設備の設置義務を遵守するに際して、かかる手間・コスト削減が期待できる為、パッケージ型自動消火設備が選ばれる現場があるのです。👛(´∀`*)ウフフ♪


施工後に消防検査を受けて無事クリア‥!

先日、弊社にて承ったパッケージ型自動消火設備Ⅰ型の施工後、所轄消防署による “消防検査” を受けて、無事クリア致しました。🚒💨

 

点検時はストップバルブを必ず “閉”  パッケージ型自動消火設備
点検時はストップバルブを必ず “閉” に‥!
消火薬剤の代わりに放出するエアーを充填
消火薬剤の代わりに放出するエアーを充填‥!

パッケージ型自動消火設備の配管にエアーを送る
パッケージ型自動消火設備の配管にエアーを送る‥!
パッケージ型自動消火設備の制御盤は3台別々
パッケージ型自動消火設備の制御盤は3台別々‥!

2台の感知器が作動で火災感知して放水 パッケージ型自動消火設備
2台の感知器が作動で火災感知して放水する仕組み‥!
エリア毎で分けられた選択弁が開放して放水 パッケージ型自動消火設備
エリア毎で分けられた選択弁が開放して放水‥!

パッケージ型自動消火設備の作動試験

点検の準備が整ったら、現地にあるパッケージ型自動消火設備用の定温式スポット型熱感知器及び差動式スポット型熱感知器の2台を加熱試験します。🔥(;´Д`)💨

 

2台とも火災を検知すると、パッケージ型自動消火設備の制御盤が選択弁に信号を出して消火薬剤(浸潤剤入り水)を放出するという仕組みとなっています。🚨🚨

 

消防検査及び点検時に行う作動試験では、消火薬剤の代わりにエアーが『シューッ!』と出るのを確認します。🌀(´∀`*)ウフフ♪

 

エアーの放出が視覚的に分かる工夫をすると、便利です。🕵✨


用途・エリアが限定されます!

大阪エリア限定で施工・メンテを実施
大阪エリア限定で施工・メンテを実施‥!

Ⅰ型のパッケージ型自動消火設備が設置できる建物は、以下の用途かつ延べ面積10,000㎡以下のものに限定されています。📋

  • (5)項 イ ホテル・旅館など、(5)項ロ 共同住宅等
  • (6)項 イ 病院・診療所、(6)項 ロ・ハ・ニ 福祉施設等
  • (16)項 複合用途防火対象物で上記の用途がある部分

また、弊社がパッケージ型自動消火設備Ⅰ型の施工・メンテナンスを実施できる現場は “大阪エリア” のみと限定させて頂いておりまして、その分だけ手間・コストの削減を実現しております。📈

 

※補助金獲得の手続きも可能です、詳しくはお問い合わせ下さい。


まとめ

  • 平成28年4月より「避難のために患者の介助が必要な有床診療所・病院」において延べ面積に関わらずスプリンクラー設備を設置することが義務付けられていたが、スプリンクラー設備消火ポンプや消火水槽の設置場所を要する他、大規模な配管工事をする為、高額な出費が生じる問題があった。✅
  • スプリンクラー設備の代替設備である「パッケージ型自動消火設備」の設置が提案され、パッケージ型自動消火設備には省スペースで設置可能配管工事が簡便配管工事が簡便等の特徴があった。✅
  • 消防法に基づくスプリンクラー設備の設置義務を遵守するに際し、かかる手間・コスト削減が期待できる為、パッケージ型自動消火設備が選ばれる現場があり、設置後に消防検査をクリアした。✅

◎ 参考資料


ダウンロード
パッケージ型自動消火設備の設置及び維持に関する技術上の基準を定める件_告示第十三
PDFファイル 948.4 KB

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コメント: 2
  • #1

    なるやん (木曜日, 01 10月 2020 09:42)

    消火薬剤(潤滑剤入り水)とありますが浸潤剤入り水ですよ! 潤滑剤だと滑りますのでコントになってしまいますww

  • #2

    管理人 (金曜日, 02 10月 2020 10:52)

    >なるやん 様
    ご指摘有難う御座います!!�
    修正させて頂きました!!(;´Д`)�
    今後共、コントしておりましたらツッコミの方、何卒宜しくお願い致します!