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トイレに火災報知機の設置義務は生じる?

アメリカのトイレのドアと火災報知器
アメリカのトイレのドアと火災報知器。(画像提供:石崎社員)

人が何かアイデアを思いつく時は “インプット” の余地が無いとき、つまり脳ミソの使い方が “アウトプット” 寄りになった時だと、先日とある本で読みまして、シャワーを浴びているときやトイレにいるときなんかも比較的 “アウトプット” 寄りの状態になっているのではないでしょうか。🚿♪

 

💩(´-`).。oO(二重の意味で…、、アウトプット…。。)

 

では、そんなホッとしている時に、ふと天井を見ると火災報知器っぽい何かと目が合う…なんて経験を皆様もした事があるかと思いますが、では消防法上で設置義務が生じているモノなのでしょうか、一瞬だけ考えてから、続きを読み進めてみて下さい。🚽✨

トイレに自火報の感知器があるケース


 

…と、消防法施行規則第23条第6項第3号に感知器の設置基準について “便所その他これらに類する場所を除く” と謳われている為、トイレについては感知器が不要というのが一般的な考え方ですが、条例にて追加で設置基準が定められている所もあります。💡

 

例えば、以下に神戸市の “消防用設備等の技術基準” より、トイレについて記載されている文言を抜粋してご紹介します。🚽

 

〔感知器設置の留意事項〕

  • 不特定多数の者が利用する特定防火対象物の便所は、放火対策として感知器を設置すること
  • SK(掃除用流し)については、掃除用具やトイレットペーパー等の可燃物品が存置されるおそれがある為、感知器を設置すること。
  • 便所に電気便座付き便器又は自動洗浄感想式便器ヒーターを内蔵した機器を設置し、当該機器が電気用品安全法に基づき、安全性が確認されていない場合、又はヒーターの出力が2kWを超える場合は感知器の設置すること

参考:神戸市 第11 自動火災報知設備 

 

他にも調べてみますと、“温水洗浄便座からの発煙・発火事故” を受けてトイレにも自火報の感知器を設置するよう指導している所轄消防署もあるみたいですから、必ずしもトイレに自火報が要らないわけでは無いようです。👮❕

 

では、次に皆様が日ごろコンビニ等の店舗で目にすることの多い、トイレにある住宅用火災警報器について言及していきます。🏪✨


火気“抑止力”としてトイレに住警器を設置するケース


消防法的にトイレに自動火災報知設備の設置義務がなかったとしても、火気を嫌う事には変わりありませんから、そこで家庭用の住宅用火災警報器の煙感知器や、炎感知器が設置されているケースも多くみられます。🚫


 

🚭(´-`).。oO(あくまで住警器などは抑止力としてですから…、、消防法上で自火報の設置義務が生じる場合は感知器の設置を…。。)

標示と併せて “こうかは ばつぐんだ!”


 

ただ天井に住宅用火災警報器が設置されているだけでは、その存在に気付かずにワルい事をする人も現れるかもしれませんから、それらがあることを利用者に能動的に伝えることによって、より効果的なものになっていると考えられます。📣

 

ものの数分の間に石井マーク様(@ishiimark_sign)よりサインの提案がありました。この世において、時間の流れは人それぞれだという事ですね。🌐(´∀`*)ガンバロ


まとめ


  • 消防法施行規則第23条第6項第3号に感知器の設置基準について “便所(トイレ)その他これらに類する場所を除く” と謳われているが、条例にて追加で設置基準が定められている場合もあった。✅
  • あくまで住警器などは抑止力である為、消防法上で自火報の設置義務が生じる場合は感知器の設置の必要があった。✅
  • ものの数分の間に石井マーク様(@ishiimark_sign)よりサインの提案があり、この世において、時間の流れは人それぞれだった。✅