スプリンクラー設備


“スプリンクラーヘッド”
写真の“スプリンクラーヘッド”から水が放出される。

スプリンクラー設備は、1類の消防設備に分けられています。

天井などから、“水” が直接炎に降り注ぐことで消火に至ります。

消防設備の中でも、知名度はかなり高い方ではないでしょうか。

 

このプリンクラー設備は、青木防災のような “防災屋” が設置工事をします。

 

なぜなら、甲種1類消防設備士の免状を持っていないとスプリンクラー設備の工事のすべてを行うことができないからです。

 

以下に、青木防災が行うスプリンクラー設備の設置工事に関する実績を紹介させていただきます。


除外できましたスプリンクラー設備

青空の下にスプリンクラーヘッド
青空の下にスプリンクラーヘッドがあるんだなこれが。

画像は台風で屋根が飛んだ現場のスプリンクラーヘッドでして、本ブログの内容とは殆ど関係がありません。📷(;´Д`)笑💦

 

この記事で書きたいのは『“既設” の建物に生じたスプリンクラー設備の設置義務に対して除外願を提出して設置を省略しました!』という件でございます。📁✨

 

以前から、(5)項ロ 共同住宅から(5)項イ 民泊へと用途変更するに際してスプリンクラー設備の設置義務が生じる案件は結構あり、消防用設備にカネがかかりすぎる為、断念されるという事があったことは別記事でも言及していましたが、除外願で省略できる可能性もあるという事をここに報告させて頂きます。💯♪

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非常電源を専用受電から自家発に交換

用途変更に際して設置した自家用発電設備
用途変更に際して設置した自家用発電設備…。

(5)項ロ 共同住宅から、(5)項イ ホテル・民泊などへの用途変更を望まれる方が、それを断念される理由の一つに『自家発の設置義務が生じてしまいコスト的に合わなくなるから』という事があります。💸(;´Д`)💦

 

しかし今回既存の建物に、自家発を新設するという条件もクリアした上で特区民泊の許可を得るという数少ない事例を成し遂げましたので簡潔にご紹介させて頂きます。💡✨

 

当該現場は11階以上の共同住宅であった為、11階以上にスプリンクラー設備、そして非常コンセントが設置されていたため、それらを非常時に動作させるための物となりました。🔌⚡

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お値段以上!消火ポンプの取替工事

消火ポンプユニットが路上に
消火ポンプユニットが路上に…。

先日、弊社にてスプリンクラー設備消火ポンプの交換工事を行いましたので、その模様を記事にさせて頂きます。👷✨

 

本件は、消火ポンプ室が地下にあったり元から色々おかしな点があったりと、幾つか難易度が高い箇所がありましたから見どころ満載です。💯(;´Д`)👌💦

 

また、タイトルに “お値段以上!” というフレーズがあります通り、工事と関係のない不具合?まで措置を施しました。🎁♪

 

✍(´-`).。oO(続きに記しますが…、、とある害虫がワンサカと湧いていたのです…。。)

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またコッソリと民泊の消防法が改正されました

民泊に設置する自火報の種類が消防法改正
民泊に設置する自火報の種類が消防法改正で…。

住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行されてから、もうすぐ一ヶ月となります。📅

 

消防法がボトルネックになり、民泊が営業できない。』

 

…という事実を、オーナー様側から指摘されたり、ニュースサイトで特集されたりで、防災屋消防設備士も色々思うところがあります。🗼(´・ω・`)‼

 

そんな中、またコソッと民泊消防法が改正されました。💡

 

今回も “特定小規模施設” の定義が変わったりと、結構な影響がでると予想されるものでしたので、続きをご確認ください。📝💦

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TOKYO国際消防防災展2018レポート【前編】

TOKYO BIG SIGHTは"東京デカい場所"
TOKYO BIG SIGHTは"東京デカい場所"と直訳できる。

先週の6月2日(土)~3日(日)にて、東京ビックサイトで開催されました "東京国際消防防災展2018" に行ってきました。🚄💨

 

約2年前、IFCAA2016 OSAKAという同様の催し物に馳せ参じさせて頂きましたが、それよりも規模が大きいという噂を聞いていましたので、マニアである管理人の心は踊っていました。💃♪

 

最新の消防用設備インスタ映えする物品が多数展示されていた他、ここ2年の間に大きな動きがあった物事(例えば、"加煙試験器" のノンフロン化)などの情報にも触れることができ、大変有意義な機会となりました。🌎✨

 

✍(´-`).。oO(ネタが多く…、、【後編】にも続きます…。。)

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消防署への申請


所轄消防署へ消防設備施工を申請
所轄消防署へ消防設備施工を申請する。

スプリンクラー設備の工事を行う際に、管轄消防署へ書類を申請します。

主な書類は、甲種消防設備士が工事着工の10日前までに提出する “着工届 と、設置工事終了後4日以内に提出する “設置届” があります。

 

また、スプリンクラー設備の配管工事が終了し、天井を塞ぐ前に消防署の予防担当者と日程を調整して “中間検査” を受けなければなりません。

 

それから最終の消防検査に合格すれば、検査済証をもらうことができ、防火対象物の使用を開始することができます。

スプリンクラー設備の工事は、“防災屋” と “消防署” との連携が欠かせません。


スプリンクラー設備の “着工届”


甲種1類消防設備士が着工届を作成
甲種1類消防設備士が着工届を作成。

前述しました通り、スプリンクラー設備の工事を行うに際して、甲種1類消防設備士が工事着工の10日前までに “着工届” を提出しなければなりません。

 

スプリンクラー設備には、専用の水源があり、そこからポンプで給水して各ヘッドから水が撒かれる仕組みです(水道直結のものもある)。

その規模や間仕切りよって、ヘッドの個数や配管長をを算定して書類に記載します。

また水源の容量や、ポンプのパワーも計算をもとに決める必要があります。

その際の図面の書き方や、計算方法を簡潔に紹介させていただきます。


スプリンクラーヘッドのプロット


厨房の◎は98℃のヘッド
厨房の◎は98℃のヘッドを表している。

スプリンクラーヘッドの散水半径は決まっており、その包含円に隙間ができないように図面上で位置を設定します。

(´-`).。oO(高感度型であれば半径2.6 mです。。)

 

また、作動温度は通常の場所であれば60℃~75℃(通常72℃程度)のヘッドでいいのですが、厨房などの周囲温度の高い場所は75℃~121℃(通常98℃程度)の標示温度が高いスプリンクラーヘッドを選定する必要があります。

そして配管径によって設置できるヘッドの個数も定められています

(32 Aの配管径では3つまで・40 Aの配管径では5つまで、等です。)

 

それらの情報を図面上にヘッドは〇と◎で、配管は実線で表記します。


スプリンクラー設備の “アイソメ図”


アイソメ図によって配管図を3次元的に
アイソメ図によって配管図を3次元的に表す。

アイソメとは、アイソメトリック (isometric) の略で、等角投影図法のことを示します。

 

配管経路を図面で表そうとすると、X軸(ヨコ)・Y軸(タテ)・Z軸(高さ)の3つの方向要素を反映しなければなりません。

そこで、あらかじめ角度と方向を設定した実線によって、3次元的に配管経路を図面上に記します。

このアイソメ図があれば、配管経路が一目でわかります。

そのため、着工届にはアイソメ図を添付することが不可欠です。

 

また、作成したアイソメ図をもとに、その配管経路で生じる “摩擦損失” を計算して着工届に添付します。


消火ポンプの表記。
消火ポンプの表記。
最遠のヘッド。
最遠のヘッド。
補助散水栓までのアイソメ図。
補助散水栓までのアイソメ図。
送水口の表記。
送水口の表記。

圧力損失計算書


配管径によって流量が決まっている
配管径によって流量が決まっている。

圧力損失計算書は、配管に水が流れる際にどれくらいの摩擦が生じて勢いがなくなるかを計算したものです。

 

作成したアイソメ図より、配管の径・長さ・継手類が分かるので、それらの情報をもとに摩擦損失を計算します。

また、配管の摩擦による損失の他に、実揚程やアラーム弁損失などを加えたポンプ揚程算出後、ポンプの仕様を選定します。

 

この圧力損失計算書は4つ必要で、①ポンプから最遠ヘッドまで、②ポンプから補助散水栓まで、③送水口から最遠ヘッドまで、④送水口から補助散水栓まで、をそれぞれ計算して着工届に添付します。


配管径と流量別の摩擦損失水頭表。
配管径と流量別の摩擦損失水頭表。
継手類を直管当りで計算した摩擦損失水頭表。
継手類を直管当りで計算した摩擦損失水頭表。
ポンプ仕様を最終的に算出する。
ポンプ仕様を最終的に算出する。