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感熱開放継手を用いたスプリンクラーヘッドの設置

水系設備の話なので弊猫を温泉
水系設備の話なので弊猫を温泉に…!

皆様も、福祉施設等の用途や一定規模以上の建物で天井に目をやるとスプリンクラー設備のヘッドを見つける事ができます。🔍

 

火災発生時には天井に熱がこもる為、その付近に最も一般的なものは “閉鎖型ヘッド” という「熱を感知してヘッドが弾ける事で配管内の水が出る」という仕組みの機器を設置します。👷✨

 

ところが、例えば天井面からダクト等が突き出して設置されている場合は、それが散水障害となるのでスプリンクラーヘッドを下に降ろしてやる必要があります。⛲💦

 

✍(´-`).。oO(その際に用いた “感熱開放継手” という機器ついて‥、、記しましたので確認下さいませ‥!!)

“感熱開放継手”って…⁉


感熱開放継手とは、消防法施行令第12条で規定されているスプリンクラー設備を設置するに際して、“天井面下に障害物等がある場合” でも有効に火災を感知、及び消火することを目的とした機器を言います。🤖♪【写真1】

 

左:開放型ヘッド、右:感熱開放継手 スプリンクラー設備
【写真1】左:開放型ヘッド、右:感熱開放継手

一般的な閉鎖型スプリンクラーヘッドは、ヘッド本体に熱が加わり弾ける事で、配管内の水が放出されるという “感知” 及び “散水” という二つの役割を担う仕組みとなっています。⛲【写真2】

 

その閉鎖型ヘッドが有する “感知部” と “散水部” の機能を別々に分離する為に用いるのが感熱開放継手であり、天井付近にあるダクト等が散水障害となる場合に、“散水部” のみを下に下げる事が可能になります。💯(´∀`*)ウフフ

 

天井面下部に設けた感熱開放継手の熱感知部が火災による熱を感知して弾ける事によって通水し、二次側配管に接続される開放型ヘッドにより散水・消火が行われます。🎣💦【写真3】


SPヘッド自体が72℃で弾けて放水
【写真2】SPヘッド自体が72℃で弾けて放水…!
感熱部が弾けて開放型ヘッドから放水
【写真3】感熱部が弾けて開放型ヘッドから放水…!

感熱開放継手の設置方法


✍(´-`).。oO(感熱開放継手は…新技術等により消防用機器等として優れた機能等を有するが技術上の規格・基準等がないものについて一定以上の性能を持つものであると認められた「特定機器評価品」に該当する為…、、設置に際して所轄消防署の確認が必要です…!!)

 

感熱開放継手 設置基準
実際に現場へ設置すると見た目はこの様に…!

この様に散水される開放型ヘッドが下がれば、天井に設置されているダクト等が散水障害となる心配もありません。💮(;´Д`)👌✨

 

また、火災が発生した際は天井付近に熱がこもる事から、より効果的に熱を感知して放水開始される仕組みであるとも言えます。🔥

 

『こんな所にスプリンクラーヘッドがあると、調理中にアタマを打ちそうで怖いでしょ…!』と思う方がいらっしゃるかと…。💡

 

しかし以前は、天井から降ろしてきた閉鎖型ヘッドに「集熱板」という円盤が装着され、まるでエリマキトカゲの様になった “物体X” がダクト下にありましたから、まだマシなんです。🛸


感熱開放継手は天井付近に設置
感熱開放継手は天井付近に設置します…!
今回は“下向き取付け”で設置 感熱開放継手
今回は“下向き取付け”で設置しました。

「集熱板」は無意味なのに…⁉


平成10年に消防法施行規則第13条の5〔スプリンクラー設備の基準〕における「集熱板」の規定が削除され、「集熱板」は “他のヘッドからの被水を防止する為の措置” という完全に「集熱板」という名前と関係無い位置づけに改正されているのですが、未だに集熱効果を期待して設置されているケースがある様なのです。🚀

 

「集熱板」という円盤付きのスプリンクラーヘッド
「集熱板」という円盤付きのスプリンクラーヘッド…!

この「集熱板」問題ですが、業界紙である月刊フェスク2018年2月号のP40~45にかけて “集熱板の集熱効果に関する実験報告” が寄稿され、以下のような結論が説かれていました。📖✨

  • 「集熱板の集熱効果を確認することができず、むしろ集熱板を設けない方が作動の早い場合もある」

((((;゚Д゚))))💔

 

無い方が良い場合があるなんて‥まるで「集熱板」の存在を全否定するような残酷過ぎる報告でした。👼♪

 

お客様の費用を無駄遣いしない為にも周知されるべき話です。💸


天井面にある通常の閉鎖型スプリンクラーヘッド
天井面にある通常の閉鎖型スプリンクラーヘッド…!
集熱板を使用せずそのままスプリンクラーヘッドを下ろすケース
集熱板を使用せずダクト下へ降ろしても同じ!

海外のスプリンクラーヘッドも…。


✍(´-`).。oO(山田バイトがGUAMのホテルで見た“壁面”設置のスプリンクラーヘッドは…、、天井面へ散水しない為の工夫がされていました…!!)

 

天井部に散水しない為のデフレクター スプリンクラーヘッド
天井部に散水しない為のデフレクターが…!
物を掛けてヘッド弾けたらビシャビシャに
※物を掛けてヘッド弾けたらビシャビシャになります…!

まとめ


タマスケ 温泉 Part.2
🐈:『お読み下さり有難う御座います(ポロリ)‥!』
  • 天井面からダクト等が突き出して設置されている場合は、それが散水障害となるのでスプリンクラーヘッドを下に降ろしてやる必要があり、その際に “感熱開放継手” という機器を用いた。✅
  • 火災発生時には天井に熱がこもる為、その付近に最も一般的なものは “閉鎖型ヘッド” という「熱を感知してヘッドが弾ける事で配管内の水が出る」という仕組みの機器を設置した。✅
  • 月刊フェスクの “集熱板の集熱効果に関する実験報告” で「集熱板」は、むしろ無い方が良い場合が報告された。✅

参考資料


ダウンロード
感熱開放継手 NKTⅢ_取扱説明書.pdf
PDFファイル 2.3 MB
ダウンロード
閉鎖型スプリンクラーヘッド_消防機器早わかり講座.pdf
PDFファイル 361.2 KB

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コメント: 2
  • #1

    夕子 (木曜日, 24 10月 2019 14:52)

    青木防災さんのニュースをネットで拝見しました 我が家は動物好きで主人は消防士です 青木防災さんの社風がとても羨ましいです 福岡なのでなかなかご縁があることが少ないかと思いますが、いろんな宣伝に猫ちゃんが登場してクスっと癒されました。
    これからも人が羨むような会社でますますのご清栄お祈りいたします。

  • #2

    管理人 (木曜日, 24 10月 2019 17:38)

    >夕子 さん
    コメント有難う御座います!!�✨

    ネットニュースより弊社の事を知って頂き、大変嬉しく思います!!(´;ω;`)♪

    また、旦那様が消防士さんとのことで、弊社を含む消防機器業会が所轄消防署の予防課さんに平素より大変お世話になっております、誠に有難う御座います!…とお伝え下さいませ。�笑�

    今後共『クスッと』なって頂けてかつ役に立てるような広報をしますので、何卒宜しくお願い致します!!