別紙3-2 <事務所の会議室②>


1 放送区域の概要及びスピーカーの仕様


放送区域の用途 事務所の会議室
内装仕様 

天井:ロックウール化粧吸音板

床:塩化ビニルタイル

壁:コンクリート、ガラス

放送区域の寸法 間口16m、奥行き16m、高さ3m

放送区域の壁、床の面積の合計

704㎡

放送区域の体積 768㎥
放送区域の平均吸音率 0.17(500㎐)、0.31(2k㎐)
スピーカーの音響パワーレベル 97dB
スピーカーの指向係数 指向特性区分W

2 残響時間


T=0.161× { 768 / (704×0.17) }=1.03(秒)

 

3 スピーカーの配置


○1つのスピーカーで10mを超える範囲を包含する場合であって、残響時間が1秒以上であるときには、明瞭度の確保を図ることが望ましい。

したがって、スピーカーは次式で求めるrの値以下の距離となるように設置することになる。 

1つのスピーカーで10mを超える範囲を包含する場合 非常放送設備
角度(° ) 0°~15°未満 15°以上30°未満 30°以上60°未満 60°以上90°未満
0.8
r(m) 16.8 16.8 13.0 6.7

 

○スピーカーの配置図(壁掛型スピーカーを使用する)

壁掛型スピーカーを使用するスピーカーの配置 非常放送設備
壁掛型スピーカーを使用するスピーカーの配置 非常放送設備

 

○ rの地点での音圧レベル

ホーン型コーンスピーカーを使用するスピーカーの配置rの地点での音圧レベル

となり、r以内のエリアでは75dBを満足する。

 

4 メリット


○ rの距離内に受聴点を配置することから、明瞭度が確保される。