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消火器の設置届作成法

お陰様で数多くの消火器を設置
お陰様で数多くの消火器を設置してきましたが…。

弊社は防災屋として防火対象物(建物)に消防用設備等を設置する業者ですから、勿論消火器も数多く “合法的に” 納入・設置してきております。(・ω・)ノ🎴♪

 

しかし、最近お問い合わせに多いのが『消火器は自分で買ったんだけど、設置届の出し方が分からないから教えてくれ!』という案件でして、こちら側としてはハッキリ言って時間ばかりが割かれて一文の得にもならないのでページを作成し『このURLをご参照下さいませ!』という対策をさせて頂く事としました。💻✨

 

ただ、消火器設置届について知ることは、消火器どのようなルールをもって配置されているかを知ることにも繋がるので、為にはなるかと思います、続きをご覧くださいませ。🎯❕

消火器設置届のレシピ


消火器は工事が発生しないので着工・設計届がありません。⛳

 

その為、着工届省略の時と同様に設置届に図面やら機器図やらを添付してやる必要があります。📎

 

書類は以下のもので構成されます。

  • 設置届の表紙(右上に防火対象物所有者の署名・捺印)
  • 付近見取図(建物の位置が分かる俯瞰で見た図面)
  • 平面図・立面図・断面図など(この平面図に消火器設置位置をプロットしてもOK!)
  • 消火器の試験結果(これがこの記事で言及したい書類)
  • 機器図

✍(´-`).。oO(まあ簡単なんで…、、気軽に読み進めて作っちまって下さいな…。。)

設置届の表紙


消火器具の設置届表紙
消火器具の設置届表紙。 ※クリックで拡大

まず表紙についてですが、ここで消防設備士にとって最大の難関が発生します。👷‼

 

なぜなら、紙面右上の “届出者” の欄への署名捺印は、行政書士以外は本人でなければ行うことができないからです。💮

 

✍(´-`).。oO(書類代行は行政書士さんの独占業務やけど…、、中身は作ってもええっちゅう話やねんて…。。)

 

その為、普段は大体消火器以外の着工・設計届を提出する他の消防用設備もあるので、それを提出したタイミング位でお客様にメールなどでこのデータを飛ばして2部印刷して、署名・捺印してもらって送り返してもらって、それを使っています。📁♪

 

そしてお客様にとって最大の難関は “消防設備士” の欄に消防設備士の免状の番号を記入しなければならないことでしょう。📝

 

消防設備士乙種6類の免状を取得している方はそれを記入すれば何ら問題はないのですが、殆どの方は持っていませんよね。🎫💦

 

ですから、届出類がかんでくる場合は弊社みたいな業者から消火器を購入した方が話が早い…うまいことなってますね…。🌐笑

 

ダウンロード
消火器具の試験結果表紙
参考画像に載せた消火器具の試験結果表紙と同じモノです。適宜修正してご使用下さいませ。
消火器試験結果.doc
Microsoft Word 63.0 KB

付近見取図


付近見取図 設置届
付近見取図 ※クリックで拡大

ちゃんとした図面類が揃っている現場なら付近見取図もあるんですが、既設で歴史のある建物や(5)項イ 民泊(6)項ハ デイサービスなんかで活用される一戸建てなんかはまず無いんで自分で作る必要があります。

 

そんな時にオススメなのがコレ! “Mapion” です!!🌎♪

 

🗾(´-`).。oO(いや別にグーグルマップとかYahoo!地図とかでもいいんですけとね…。。笑)

 

これがどういうときに使われるかと申しますと、所轄消防署予防担当者の方が消防検査の際にこの付近見取図をみてチャリを “えっちらおっちら” 漕いでくるってわけです。

 

要は分かればよくて、むしろこういう地図の方がええんです。💡

参考:Mapion


 

【補足 (当記事コメント欄より引用)】

付近見取図としてMapionで出した地図を利用される場合、著作権保護の観点からコンプライアンス重視の方は著作権侵害の無い使用許諾付きの地図を購入出来るサービスがあるので、そちらを利用された方が良いです。

参考:Mapionヘルプ(地図の著作権について)

平面図 ~消火器プロットを添えて~


消火器設置位置にスタンプ
消火器設置位置にスタンプを押しました…。

📞:『消火器どこに置くか分からなくて…、図面をFAXするから位置を教えてくれ…。』

 

…という類いのお電話を頂くことは結構ありまして、一度大手の建設会社で『消火器プロットをご協力頂きたいのですが…』というお問い合わせがあったのですが、フタを開けてみれば面倒で分からないから無料でやってくれ的な完全にナメた提案もありました。💔

 

消火器を置く場所として留意すべき点は2つです。✌

  1. 歩行距離20m毎に1本設置。
  2. 各階毎に必ず1本設置。

歩行距離20m毎は最も一般的な粉末ABC10型消火器の基準ですがハッキリ言って費用対効果が良いんでこれで考えましょう。💸

 

また、歩行距離は “階をまたげません” からそれも注意っす。⚠


消火器の試験結果


いよいよ本題です、コイツを作るのには幾つか知っておくべきことがありますから、ここで学んで下さい。🎩

 

消火器の試験結果
消火器の試験結果 ※クリックで拡大

まず “用途” の欄は令別表第一で定められている(5)項イ 民泊とか(6)項ハ デイサービスとかですね。🏢

 

そして “必要能力単位” の箇所は、用途と延べ面積の数字を用いてコチラで計算してやらなければなりません。🔢

 

例えば(5)項イ 民泊の場合、延べ面積150㎡以上で消火器の設置義務が生じますが、防火対象物耐火構造だと1単位当たり200㎡、耐火構造でなければ1単位当たり100㎡という数字を用いて以下の計算を行います。💡

 

Ex. 耐火構造でない場合で延べ面積151㎡だと

151㎡ ÷ 100 = 1.51

 

この計算結果1.51が必要能力単位です。💪

 

最も一般的な粉末ABC10型の消火器のA火災の能力単位は “3” なので、最低1本あれば必要能力単位を満たすことができます。🔥

 

✍(´-`).。oO(殆どの場合歩行距離20m各階設置をしていれば必要能力単位を満たすことができますが…、、一応計算結果を書く欄がありますのでせねばなりません…。。)

 

必要能力単位を計算するのに便利なツールが消火器メーカー各社のホームページにありますが、ヤマトプロテック社のものが一番分かりやすいかと。💻✨

参考:ヤマトプロテック株式会社


各階・用途毎の消火器設置本数と能力単位


民泊の消火器の試験結果
2階建ての民泊を想定した消火器の試験結果 ※クリックで拡大

次に、各階の消火器の設置本数と能力単位を記入します。🐻

 

✍(´-`).。oO(2階建ての民泊を想定しのを作ってみました…。)

 

まず、本数ですが紙面下部の備考3. にもある通り、a が粉末消火器でして殆どの場合 a に数字を入れることとなります。📁

 

1階・2階に粉末消火器ABC消火器10型をそれぞれ1本設置したとすれば、この通りです。🌽🌽

 

次に能力単位ですが、これも上記で説明した通り消火器によって能力単位が決まっており粉末ABC消火器10型だと「A火災⇒3、B火災⇒7、C火災は能力単位無し」と決まっているので、それを記入すればいいだけです。📝✨

 

例えば今回各階1本で設置していますが、これが2本になれば能力単位も「A火災は2×3=6、B火災は2×7=14」と本数分かけ算で増えていきます。🙈🙊🙉

 

ダウンロード
設置届 消火器試験結果
設置届の添付書類である消火器試験結果の用紙です。
完全に手入力のものなので、Excelなんかで簡単に数式加えたらもっと早く作業進みそうですね。今気づきました。
消火器試験結果.doc
Microsoft Word 63.0 KB

消火器の“機器図”


モリタ宮田工業㈱のアルテシモⅡ機器図
モリタ宮田工業㈱のアルテシモⅡ機器図 ※クリックで拡大

最後に、どんな消火器を置いたかを書面上で証明する為に “機器図” を添付します。🚏

 

ちゃんと型式適合検定を受けて消防法に則って設置することを認められた消火器を用いなければなりません。👠

 

例えば、『適当にその辺で買ってきました』という消火器が型式適合品で無かったり、家庭用であったりすれば法令に則っていないことになるので、それをこの機器図で判断したりします。🏁

 

✍(´-`).。oO(上記で言及していた “能力単位” とかが右上に載っているのが分かりますでしょうか…、、コイツなにやら正しい事を言っているなと思って頂ければ幸いです…。。笑)

 

なお、こちらの機器図は各メーカーさんのホームページで簡単にダウンロードすることができます。🎓

 

弊社はモリタ宮田工業㈱さまの代理店ですから、機器図のアルテシモⅡを現在取り扱っております。🏭

 

注意すべきは、消火器ちょくちょくモデルチェンジしており、機器図をダウンロードして毎度お馴染みと添付しているといつの間にか型番が変わっていることがあることでしょうか。📑

 

ここに現在、最新のアルテシモⅡの機器図を載せておきますが使用する際は確認して下さいね!👀

ダウンロード
アルテシモⅡ機器図
モリタ宮田工業㈱の蓄圧式粉末ABC消火器10型の機器図です。
H30.3消火器MEA10B機器図.pdf
PDFファイル 82.9 KB

“乙6”を取得して消防設備士になろう!


消防設備士の登竜門となる資格試験が、消火器具についての免状である “6類” です。🐉✨

 

✍(´-`).。oO(管理人を含む殆どの消防設備士が…、、まず初めに6類を取得しております…。。)

 

乙種6類の消防設備士免状を取得していれば、消火器具の “整備” に関する業務が可能になります。🔧

 

民泊福祉施設等の特需で業務の総量は増えているにも関わらず、まだまだ消防用設備に関する実務が行える人材は不足している状態にあります。💔(;´Д`)💦

 

皆様、一度消防設備士の試験を受験してみませんか?📝

弊社のホームページがきっかけで、未来の防災業界を担う消防設備士が一人でも増えれば本望です。🌎


まとめ


  • 消火器は工事が発生しないので着工・設計届が無く、着工届省略の時と同様に設置届に図面やら機器図やらを添付してやる必要があった。✅
  • 設置届表紙右上の “届出者” の欄への署名捺印は、行政書士以外は本人でなければ行うことができず、お客様にとって最大の難関は “消防設備士” の欄に消防設備士の免状の番号を記入しなければならないことであった。✅
  • 消火器試験結果の “必要能力単位” の箇所は、用途と延べ面積の数字を用いてコチラで計算する必要があった。✅

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コメント: 2
  • #1

    地図 (水曜日, 07 11月 2018 09:28)

    付近見取図(Mapionで出した地図でOK!)
    ・・・とありますが、著作権のからみがあるので注意されたほうが良いですよ。
    著作権侵害の無い使用許諾付きの地図を購入出来るサービスがあるので、コンプライアンス重視の方はそちらを利用された方が良いです。


    ~以下マピオンホームページより引用~
    マピオンが公開している地図及び内容等、一切の情報は著作権法等によって保護されています。
    私的使用の範囲を超えて、許可なく複製、改変、送信等、二次利用することは著作権の侵害となりますのでご注意ください。

  • #2

    管理人 (水曜日, 07 11月 2018 09:50)

    >地図 様

    コメントありがとうございます!!
    著作権の件、言及大変感謝です。私共も注意させて頂きます。

    また、上記の件を補足説明として追加させて頂きます!
    今後ともよろしくお願いいたします!!<(_ _)>