消火ポンプ停止できない制御盤の交換工事

消火ポンプ制御盤
“消火ポンプ制御盤” 工事時の写真。 左:Before 右:After

消火ポンプ制御盤” は、屋内消火栓屋外消火栓のポンプ “起動”“停止” を行う為の装置です。⚡(;´∀`)‼

 

消火栓には “遠隔起動ボタン” が付いており、各消火栓のある位置から消火ポンプを起動して放水活動に移ることができます。🚒

 

しかしポンプ停止は、消火ポンプ制御盤によってしか行うことができないよう消防法令上で定められています。📝|д゚)

 

✍(´∞`).。oO(なぜ遠隔“停止”はできないようになったと思いますか…??)

予備知識と工事の模様を、併せて続きに記していきます。…

消火ポンプ制御盤の概要


消火ポンプと制御盤が一体の機種
消火ポンプと制御盤が一体の機種もある。

消火ポンプが起動することで、消火水槽内の水を加圧して消火栓まで送り出すことができます。🅿(;´∀`)👌💦

 

その “起動”“停止” を行うのが主な消火ポンプ制御盤の役目ですが、加えて、消火水槽の水位上昇・減少を知らせる諸警報の表示も備えられていることが殆どです。🚥✨

消火水槽“満水”“減水”、補給水槽“満水”“減水”
左から消火水槽“満水”“減水”、補給水槽“満水”“減水”

これらの消火・補給水槽における水位の状態は、“電極棒” という3本の鉄の棒から成るセンサで感知し、電気信号として受けています。⚡(;´・ω・)❕


電極棒の水位検知部と端子台
電極棒の水位検知部と端子台(黒い部分)。
“過電流”や呼水槽“満水”“減水”
他にも“過電流”や呼水槽“満水”“減水”

遠隔起動ボタンと消火ポンプ制御盤


“遠隔起動ボタン”
黄色い矢印が指している“遠隔起動ボタン”

消火栓点検の際には、遠隔起動ボタンを押して回ります。💡

✍(´-`).。oO(遠隔起動ボタンが機能しているかどうかのチェックです…。。)

 

消火栓のある場所に設けられたボタンを押すことで、遠く離れた消火ポンプ室内のポンプを起動させることができます。🚥

 

しかし、遠隔“起動”は各消火栓のある位置から可能でも、遠隔“停止”はすることができません。

 

その為、ポンプ停止を行う為に消火ポンプ制御盤について、起動確認後に停止する役割をする人が必要になります。💔(´・ω・`)

 

では、なぜ各消火栓のある場所から消火ポンプの “遠隔停止” はできないのでしょうか?(´∞`).。oO⚠


なぜ消火ポンプ制御盤にしか停止スイッチが無いのか


消火ポンプ制御盤のみ“停止”
“停止”は消火ポンプ制御盤のみ。

消防法令施行規則にも、以下のような条文があります。

加圧送水装置は、直接操作によってのみ停止されるものであること。

参考:第十二条 屋内消火栓設備に関する基準の細目 七―ト

 

これが定められた理由として “消火活動中に間違ってポンプが停止しないように” という事があります。✅(;´∀`)❕

 

つまり遠隔起動→放水をしている消火栓の存在に気づかず、誤報と勘違いして他の消火栓で遠隔停止しないようにするため、というのが消火ポンプ制御盤にのみ停止ボタンがついている理由と言えそうです。🚒💦

✍(´∞`).。oO(過去にそういう事例があったのかな…。。)

 

大昔の“ON”“OFF”が備わっている遠隔起動ボタンを見たことがあり、点検時に便利だなと思っていましたがダメでしたね。💔


大昔の遠隔ボタンには“切”
大昔の遠隔ボタンには“切”があった。
現在は遠隔“停止”できない
現在は遠隔“停止”できない仕様のものを施工。

遠隔起動ボタンの設置工事


“消火栓始動押釦”
製品の名称は“消火栓始動押釦”です。
耐熱電線・耐熱の圧着スリーブ及びコネクタで結線
耐熱電線・耐熱の圧着スリーブ及びコネクタで結線。

割り板に小さい穴を作って点検
割り板に小さい穴を作って点検しやすいように…。

現行品は “消火栓始動押釦” という製品で、ボタンは一つです。🔘

 

消火栓の電気配線工事は、表示灯の配線工事だけでなく遠隔起動ボタン用のものも発生してきます。🔨(;´∀`)⚡

 

✍(´∞`).。oO(この時、いずれも “耐熱電線” による施工になります…。。)

 

また、透明の割り板中心に小さい穴を作っておくことで、点検時に遠隔起動を回る際いちいち蓋を取ったりする手間が省けるので非常に便利です。

 

✍(´∞`).。oO(剥いたVAの電線等で、突っついてやります…。。)

ただ、割り板はもろいので、穴をあける際は誤って割ってしまわないよう十分注意してください。(;´∀`)💔💦


消火ポンプ制御盤の交換工事


✍(´∞`).。oO(以下に工事写真と共に、簡単な解説を記していきます…。。)📷✨

旧消火ポンプ制御盤は停止ボタン劣化
旧消火ポンプ制御盤は停止ボタンが利かなかった。
線を外した。
200Vブレーカーを落としてから線を外していった。

旧制御盤を取り除いた壁面
旧制御盤を取り除いた壁面の様子。
新しい消火ポンプ制御盤の中身
新しい消火ポンプ制御盤の中身。

新消火ポンプ制御盤の外観
新消火ポンプ制御盤の外観。
枠を固定した後、電線を中に
枠を固定した後、電線を中に入れた。

各電線を端子台に固定
各電線を端子台に固定していった。
新消火ポンプ制御盤の交換工事完了
新消火ポンプ制御盤の交換工事完了。

まとめ


  • 消火ポンプ制御盤” は、屋内消火栓屋外消火栓のポンプの “起動”“停止” を行う為の装置であった。✅
  • 消火栓には “遠隔起動ボタン” が付いているが、消火活動中に誤報と間違って使用中の消火栓以外で停止されることを防ぐため、遠隔停止ボタンは設けてはならなかった。👷❕
  • 消火ポンプ制御盤の交換工事は、弊社石崎社員を中心に安全に完了することができた。🔨(;´∀`)👌✨