補給水槽の逆止弁交換

補給水槽は屋上等に設置
補給水槽は屋上等に設けられている。

補給水槽は、消火用配管の中に水を満たしておくための設備です。

屋上など、建物の高い位置に設置され、その水にかかる重力によって、配管内に消火用水を行き渡らせることができます。

 

なぜ、屋上に設置されていると思いますか?|д゚)💡

(´-`).。oO(答えは以下にあります…。。)

 

この補給水槽に配管内の水が逆流するという現象が発生することがあります。

その場合、逆止弁を交換するほか、他の配管も交換し、水槽内をきれいに清掃する工事が必要となります。……

消火設備の補給水槽交換


補給水槽は、屋内消火栓・屋外消火栓や、スプリンクラー設備など、水系の消火設備の系統に備えられます。

 

最近は、屋上に補給水槽を置くのではなく、地上に配管内充水用のポンプを別で設けることも多いです。。

✍(´-`).。oO(充水用のポンプは、カワエースとか…。。)

 

補給水槽の逆止弁交換


補給水槽100ℓ
歴史のある補給水槽100ℓ

消火栓や、スプリンクラーなどが設置されている防火対象物の配管には、常時水が満たされている“湿式” と、普段は配管内が空の“乾式” とがあります。この“湿式” における配管内を水で満たす役目があります。

 

配管内に水があると、放水時にすぐに水が出てくる利点があります。

 

また、配管に高低差があると、水圧の差によって中に空洞が生じてしまいます。そのエアーは放水時に圧力を伴い障害となる他、ウォーターハンマーの原因となり配管にも衝撃をもたらします。

 

その負圧による空洞を解消するために、水にかかる重力をりようして、配管内に圧力をかけています。

そのため、補給水槽は屋上や建物の最上階に設けられることが多いです。

(´-`).。oO(全配管系統の上にないと、重力による水圧をかけらないので…。。)

 

最近のものはステンレス製ですが、旧来のものは鉄製などが多く、さびの被害を受けやすいです。

そして、水槽内に錆がたまり、流れることで配管内に錆が行き渡り様々な支障をきたします。

 

今回の逆止弁の不調も典型的なケースの一つです。

 

逆止弁はその名のとおり、逆流をとめる弁ですが、その弁がさび等によってうまく動作しなくなり、水が逆流してしまうことが起こります。


逆止弁交換工事の模様


奥の青い補給水槽の給水バルブを閉めます。

これで、ボールタップによる減水を感知した給水が止まります。

排水バルブを開いて、水槽内を空にします。

配管を外します。古い配管内は錆などがこびりついています。また、補給水槽が屋内にある場合は、さび水などを極力受け止めます。


 

同じ寸法の逆止弁と交換します。

また、配管も長さを計りとり、新しく作成します。

旋盤にて新規配管を作成します。

水槽内に溜まった錆を除去します。


元通りに新しい配管・逆止弁をつけます。

配管ねじ切り部分の白いテープは、漏水防止用です。

最後に、さび止めを塗って完成です。

逆止弁一つ交換する際にも、多くの作業を要します。青木防災では、消防設備士甲種1類取得の職人が工事を行っています。