危険物施設に設置する消火設備

貯蔵所に掲げられた標識類と専用の消火器
貯蔵所に掲げられた標識類と専用の消火器。

危険物のある施設に適用される消防法は、一般の防火対象物と異なります。(危険物の貯蔵・取扱の制限など:第十条

 

そのため、危険物施設のある点検先などでは設置されている消防用設備も、通常の法第十七条の規定に則っているわけではないため注意が必要です。

 

小職もまた甲種危険物取扱者を取得した消防設備士であります。

 

その資格取得時のことに加えて、現在の実務で役に立っている知識などを紹介できればと思います。

 

以下に続きを記していきます…。。✍(´-`).。oO☠

危険物施設の消火設備


危険物施設には消火設備の設置が義務付けられており、その消火設備には以下の5つがあります。✋(;´∀`)

 

【第1種】屋内消火栓設備・屋外消火栓設備


屋内消火栓設備
屋内消火栓設備の外観。
屋外消火栓の放水試験
屋外消火栓の放水試験時。

【第2種】スプリンクラー設備


スプリンクラー設備は天井面から放水
スプリンクラー設備は天井面から放水される。
スプリンクラーヘッドから放水可能
消防ポンプ車より送水し、スプリンクラーヘッドから放水可能。

【第3種】固定式消火設備


ハロゲン化物消火設備
ハロゲン化物消火設備が有効な危険物も。
移動式粉末消火設備
粉末消火設備ですが、写真は移動式です…。

【第4種】大型消火器


50型消火器には車輪
50型消火器には車輪がついています。

写真のような車載式の大型消火器は、なかなか普段お身にかかれない品物ではないでしょうか。(;´∀`)💡

 

それこそ危険物施設や、大型の機械が据え置いてある工場などには必ずといっていいほど設置してあります。☢

 

最近、朝礼にて中嶋社員から、50型消火器の“加圧式”と“蓄圧式”で使用方法が異なるという旨の報告がありました。( ゚Д゚)❕

 

簡潔に申し上げますと、加圧式は本体容器後ろにある加圧用ガス容器の押し金具を強く押してから、ノズルレバーを握って薬剤を噴射します。✍(´-`).。oO🚒

 

一方蓄圧式は10型の消火器のようなレバーが付いており、安全栓を抜き、レバーを握った後、ホース先端のコックを開けることで、消火薬剤が噴射されるという仕組みです。(;´∀`)👌💦


【第5種】小型消火器


粉末ABC消火器10型
最もポピュラーな粉末ABC消火器10型。
消火能力単位を満たすためラックにまとめて置く
消火能力単位を満たすためラックにまとめて置くことも。

各消火設備の設置基準


危険物施設は“消火困難性”により以下の通りに区分されており、それによって設置すべき消火設備も異なります。

  • 著しく消火困難な危険物施設‥‥第1種第2種第3種のうちいずれか1つ + 第4種 + 第5種 の消火設備を設置します。
  • 消火困難な危険物施設‥‥第4種 + 第5種 の消火設備を設置します。
  • その他の危険物製造所等‥‥第5種 の消火設備を設置します。

 

その他

①地下タンク貯蔵所の消火設備‥‥第5種消火設備を2個以上設置します。

 

②移動タンク貯蔵所の消火設備‥‥自動車用消火器(3.5kg以上の粉末消火器またはその他の消火器)を2個以上設置します。

 

③電気設備の消火設備‥‥(電気設備のある場所の)100㎡ごとに1個以上設置します。

 

④消火設備から防護対象物までの歩行距離‥‥第4種消火設備は30m以下、第5種消火設備は20m以下。

 

(´-`).。oO(この“歩行距離20m”という数字は、普段消防設備士として働くうえでも重要ですね…。。)

 

 

このように、危険物施設に設置すべき消火設備は消防法上で定められており、消防署に書類にて報告しています。🚒

 

その為、能力単位が足りているからといって、第4種の大型消火器1本の代わりに、第5種の小型消火器を3本置くようなことはできませんので注意してください!!|д゚)💡💦

 

(´-`).。oO(所轄消防署にいくと、ちゃんと50型消火器 × 1などと記載されている書類があります…。。)

危険物取扱者と消防設備士


危険物取扱者免状
危険物取扱者免状

高校生の時代に、ガソリンスタンドでアルバイトをしている友人がいました。💰

 

乙4を持っていると時給が良くなるので取得して一緒に働かないか、という誘われたことがきっかけで危険物取扱者を受験しました。✍(´-`).。oO✨

 

私はたまたま合格し、友人は不合格でしたのでガソスタバイトの話はなくなりました。(;´∀`)⛽笑💦

 

しかし、どうせなら乙種全部取ってみよう、と勉強したことがきっかけで、甲種までコツコツ取得していくことができました。💡


 

弊社のような“消防施設工事業”を営む企業は、消防署や消防法と密接な関係があります。🚒

(´-`).。oO(本当に密接です、コバンザメです…。。笑)

 

危険物取扱者の資格試験を勉強しているときは、どちらかというと“化学”を勉強している認識で、“消防法”に関して触れているという自覚はあまりありませんでした。💡

 

しかし、消防設備士としての実務に携わった際に、すでにABC消火器についてや、その他消火設備などについて学んだことがあったのは少々アドバンテージとなった気がしております。✍(´-`).。oO♬

 

おかげさまで、危険物が絡む現場に出くわすと、自分の得意分野であるという自信も持つことができております。🌈

 

当時はまさか、現在の実務で役に立つとは思いませんでした。⛽

 

危険物取扱者を受験されている皆さん、消防設備士として働きませんか❔(´-`).。oO✨笑

まとめ


  • 同じ消防法でも、危険物施設に適用される条項は異なっていた。
  • 危険物施設には、それぞれ消火設備の設置が義務付けられていた。
  • 消防設備士としての業務に携わるうえで、危険物取扱者の資格を活かすことができた。

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コメント: 4
  • #1

    りゅう (木曜日, 15 6月 2017 00:00)

    危険物懐かしいですね

    てか甲種の取得年度が
    一緒で驚きました
    平成26年の6月に石川県で取得しました
    化学が苦手で中学生の理科から
    やり直してました(笑)
    10月に保安講習行ってきます

    今年は10月に公害防止管理者が
    あるので(あと1科目)
    来年、電工1種と電験3種
    挑戦します(๑•̀ㅂ•́)و✧

    もし、今の会社クビになったら
    消防設備の仕事、検討しますw

    甲種危険物、消防設備士(甲種4類
    乙種6類7類)、電工2種は取得してます(・∀・)



  • #2

    管理人 (木曜日, 15 6月 2017 17:47)

    >りゅうさん
    いつもページの方ご覧いただきまして、ありがとうございます!(^^)/♬
    保安講習とは、バリバリ仕事で危険物を取り扱われるのですね…。☠✨
    小職は化学を得意としていたつもりでしたが、実は一度化学の科目を落としました…。笑�

    資格取得に対する意欲、見習わさせていただきます!!(;´・ω・)�
    ご活躍中のりゅうさんがクビになることはまずなさそうですが、消防設備業界に魅力的な方が来ることを願っております…。。(´-`).。oO�笑

  • #3

    りゅう (木曜日, 15 6月 2017 21:46)

    >管理人さま
    こちらこそ、いつも為になる記事
    楽しく拝見させて頂いてます
    感謝いたします

    危険物は石川工場の保安監督者に
    選任されてます・・・なので
    受講しないと、消防署から
    キツーイ御指導が((((;゚Д゚))))ガクガク

    資格取得に関しては昔よく
    「意味あるのか?努力して失敗したら
    イヤだなー」とか考えてました(・・;)

    そんな時、当時、小学生の女の子が
    「成功の反対は失敗ではありません
    挑戦しないことです」
    とスピーチしてました

    この言葉で逃げてる自分にハッとしました

    それに、やはり努力が知識が経験が
    血肉となり、巡り巡って業務に
    活きてくると思います!

    この言葉は今でも私の胸に刻まれてます

    管理人さまも、今年電験3種2科目
    受験されるんですよね?
    最後までベスト尽くしてほしいです




  • #4

    管理人 (金曜日, 16 6月 2017 09:55)

    消防署からのキツーイご指導、お察しします。笑(;´∀`)�

    資格試験を受けるために勉強することで、普段得ることのできないものや知識が身につくと思います!
    これからも、ずっと何かに興味を持っては、挑戦し続けていくのだと思います。(;´∀`)�

    そして、りゅうさんのおっしゃる通り、わたくし今年も電験を受験いたします…。。
    理論と電力、両方50点とあと一歩のところでした。詰めが甘かったです…。
    応援ありがとうございます、今年こそは合格したい所存です。

    お互い粘っていきましょう!!(;´∀`)✨