別記2 発電機出力係数(RG)の算出方法


1 定常負荷出力係数(RG₁)


RG₁=1.47D・Sf 

D :負荷の需要率 

Sf:不平衡負荷による線電流の増加係数 

Sf:不平衡負荷による線電流の増加係数

ΔP:単相負荷不平衡分合計出力値(kW) 

三相各線間に単相負荷A、B及びC出力値(kW)があり、A≧B≧C の場合、 

ΔP=A+B-2C 

K:負荷の出力合計(kW) 

注:この式を使用する場合は、ΔP/K≦0.3であること 

ΔP/K>0.3の場合は、別記3によりSfを求めること 

 

2 許容電圧降下出力係数(RG₂)


ΔE :発電機端許容電圧降下(PU(自己容量ベース)) 

Xd’g:負荷投入時における電圧降下を評価したインピーダンス 

Ks  :負荷の始動方式による係数 

Z’m:負荷の始動時インピーダンス(PU) 

M2 :始動時の電圧降下が最大となる負荷機器の出力(kW)

全ての始動入力{(ks/Z’m)・mi }の値を計算して、その値が最大となるmiをM₂とする。

K:負荷の出力合計(kW) 

 

3 短時間過電流耐力出力係数(RG₃)


fv1  :瞬時周波数低下、電圧降下による負荷投入減少係数(別記6.1.(2)による。 )

KG₃:発電機の短時間(15秒)過電流耐力(PU) (別記6.2による。 )

d    :別記6.1.(2)によるベ-ス負荷の需要率 

Ks   :負荷の始動方式による係数 

Z’m :負荷の始動時インピ-ダンス(PU) 

M₃   :短時間過電流耐力を最大とする負荷機器の出力(kW) 

全ての(始動入力(kVA)-定格入力(kVA))の値が最大となる負荷の出力(kW) 

 

を計算して、その値が最大となるmiをM₃とする。 


K :負荷の出力合計(kW)

 

4 許容逆相電流出力係数(RG₄)


許容逆相電流出力係数(RG4)

K:負荷の出力合計(kW) 

H:高調波電力合計値(kVA) 

高調波電力合計値(kVA)

R  :整流機器の合計値(kW) 

R6 :6相全波整流機器の定格出力合計値(kW) 

R3 :3相及び単相全波整流機器の定格出力合計値(kW) 

hph :移相補正係数

移相補正係数 自家発電設備

RA  :基準相電源の整流器負荷合計値(kW) 

RB  :30度移相電源の整流器負荷合計値(kW) 

RAF:アクティブフィルタ効果容量(kVA)

 

RAF:アクティブフィルタ効果容量 自家発電設備

ACF:アクティブフィルタ定格容量(kVA) 

A:A相単相負荷出力値(kW) 

B:B相単相負荷出力値(kW) 

C:C相単相負荷出力値(kW) 

 

u:単相負荷不平衡係数

u:単相負荷不平衡係数 自家発電設備

ΔP:単相負荷不平衡分合計出力値(kW) 

A≧B≧Cの場合 

ΔP=A+B-2C

 

5 発電機出力係数RGの決定


RGは、RG₁、RG₂、RG₃及びRG₄の値の最大のものとする。 

RG=max.(RG₁、RG₂、RG₃、RG₄)

 

6 RGの値の調整


5で求めたRGの値が、1.47Dの値に比べて著しく大きい場合には、対象負荷とバランスのとれたRG値を選定するようにし、その値が1.47Dに近づくよう調整すること 

 

この場合における調整は、次により行うこと 

  • (1) RGの値の実用上望ましい範囲 

1.47D≦RG≦2.2 

  • (2) RG2又はRG3により過大なRGの値が算出されている場合 

始動方式の変更を行い(1)の範囲を満足するようにする。 

  • (3) RG4が要因で過大なRGの値が算出されている場合 

特別な発電機を選定し、(1)の範囲を満足するようにする。 

  • (4) 昇降機が要因でRGの値が過大になっている場合 

昇降機の制御方式の変更が有効であり、かつ、可能であれば、それを行い、RGの値がより小になるように努める。 

 

7 発電機の出力


選定する発電機定格出力は、RG×K(kVA)以上とする。ただし、RG×K(kVA)の値の95%以上の標準定格値のものがある場合は、それを選ぶことができるものであること 

 

8 発電機出力係数(RG)の算出手順


発電機出力係数(RG)の算出方法は、前述のとおりであるが、その具体的算出に当たっては、様式3に示す計算シートを用いるものであること 

なお、計算シートを用いた算出の手順は、次によることとし、各算出式に用いる係数等については、別記6の諸元表によること 

  • (1) 発電機出力の算出 

負荷表の集計結果に基づいて、様式3「自家発電設備出力計算シート(発電機)」(以下「発電機出力計算シート」という。)の所定の欄に当該数値を記入し、発電機出力を算出する。 

  • (2) RG₁=1.47D・Sf
発電機出力係数の算出

㊶:D   別記6.1.(2)より求め記入する。 

㊷:Sf  下記の計算結果より求め記入する。 

㊸:RG₁  上記の計算結果をRG₁とする。 

発電機出力の算出
不平衡負荷による線電流の増加係数

㉜:ΔP 下記の計算結果より求め記入する。 

⑧:K  負荷表の⑧の値を記入する。 

㊷:Sf 上記の計算結果をSfとする。

単相負荷不平衡分合計出力値(kW)

㉙:A 負荷表のA㉙の値を記入する。 

㉚:B  負荷表のB㉚の値を記入する。 

㉛:C  負荷表のC㉛の値を記入する。 

㉜:ΔP 上記の計算結果をΔPとする。 

 

㊹:ΔE  別記6.2より求め記入する。 

㊺:xd’g  別記6.2より求め記入する。 

㊻:ks/Z'm 負荷表の⑫M₂における⑩ks/Z'mの値を記入する。

⑫M₂ 負荷表の⑫M2の値を記入する。

㊼:RG₂ 上記の計算結果をRG₂とする。 

 

発電機出力の算出

⑮:M₃  負荷表の⑮M3の値を記入する。 

㊱ :fv1  昇降機がある場合は1.0、昇降機がない場合は別記6.2-1より 求め記入する。 

㊲ :KG₃  別記6.2より求め記入する。 

㊽:d   別記6.1.(2)より求め記入する。 

㊾:ks/Z'm 負荷表の⑮M₃における⑩ks/Z'mの値を記入する。

㊿:RG₃ 上記の計算結果をRG₃とする。 

 

発電機出力の算定
RAF アクティブフィルタ効果容量(kVA)、 H   高調波電力合成値(kVA)
u 2     単相負荷不平衡係数
計算結果を発電機計算出力 自家発電設備
自家発電設備出力計算シート(発電機)