圧力スイッチとオートドリップの交換

流水検知装置の圧力スイッチとオートドリップ
流水検知装置の圧力スイッチとオートドリップを交換しました。

スプリンクラー設備は、作動すると “アラーム” が鳴るようにしてあります。

 

その警報は、配管内の流水による圧力変化を “流水検知装置” というもので感知し、電気信号として送られます。

 

今回の工事では、その “流水検知装置” を構成する一部のパーツである “圧力スイッチ” と “オートドリップ” を交換しました。

 

なぜなら、スプリンクラー設備のアラームが誤作動によって鳴り響いてしまうということがあったためです。

その原因と、改修時の模様を写真と共に続きに記します。……

流水検知装置を構成する部品について


消防設備士甲種1類の資格試験にも、流水検知装置を構成する部品についての詳細までは言及されません。

 

流水検知装置には、非火災時の誤報防止のための “リターティングチャンバー” と呼ばれる部分があります。

 

正確に言うと、今回は、そのリターティングチャンバー圧力スイッチオートドリップを交換しました。

 

以下の、圧力スイッチオートドリップについて簡潔に知っておくだけでも、アラームの作動機構について考えることができると思います。

(´-`).。oO(ご覧ください…。。)

圧力スイッチ


圧力スイッチに記載された作動圧力等の情報
圧力スイッチに記載された作動圧力等の情報。

圧力スイッチは、配管内の圧力変化に伴って作動し、アラーム等の受信部に電気信号を送るための部分です。

 

(´-`).。oO(…のはずですが、誤報していたため取替ました。。)

 

スプリンクラー設備の配管内は、湿式の場合、消火用水で満たされており、常に一定の圧力がかかっています。

 

放水などによって、一定以上の圧力差(常圧と比較して)が生じると、流水検知装置内のスイング型逆止弁が開来ます。

 

それと同時に、流水検知装置から圧力スイッチに繋がった細い配管に水が流れ込み、電気信号として検出・送信されます。

 

(´-`).。oO(圧力スイッチ本体の不良の可能性を考え、交換。。)


オートドリップ


ADr(オートドリップ)
ADr(オートドリップ)の箇所です。

オートドリップは、検知用の細い配管内に圧送されてきた水を、一定圧力内であれば流水検知装置に返すという役割のパーツです。

 

配管内は常に圧力がかかっていますが、その圧力は若干上下しています。

その誤差が一定範囲内であれば、圧力スイッチが作動しないようにオートドリップから水が逃げるようになっています。

 

(´-`).。oO(つまり、非火災報防止の要を担っています。。)

 

このオートドリップが、配管工事時の鉄くずや、配管内のサビやゴミなどで詰まってしまうと、誤差ともいえる配管圧上昇でも圧力スイッチが作動してしまい、アラームが鳴ってしまいます。

 

(´-`).。oO(実際にゴミが詰まっていたようです。。)


交換工事の模様


写真と共に、圧力スイッチとオートドリップの交換工事の模様を記していきます。(・ω・)ノ📷✨

流水検知装置の弁を“閉”
流水検知装置から水が来ないように弁を“閉”に。
オートドリップはすぐ外せます
オートドリップは掃除できるようにすぐ外せます。
オートドリップの中身と外側
オートドリップの中身と外側。

オートドリップに入る前にゴミ取り金網も
オートドリップに入る前にゴミ取り金網も。
圧力スイッチ結合部にはパッキン
圧力スイッチ結合部にはパッキンがあります。
オートドリップを替える
オートドリップを替えるために一通り解体。

解体した継手と圧力スイッチ
解体した継手と圧力スイッチ。
配管内にもゴミ
写りませんでしたが、配管内にもゴミが…。

まとめ


  • アラーム弁の非火災報が原因で、圧力スイッチオートドリップの交換工事を行うこととなった。
  • 流水検知装置には、リターティングチャンバーという非火災報防止の為の部分があり、そのパーツが圧力スイッチオートドリップであった。
  • 配管内のゴミやサビなどが流れて、オートドリップのが詰まってしまうと、誤差範囲内の圧力による水圧上昇も検知し、警報を発してしまう原因となった。

(´-`).。oO(本現場に関しては、施工は青木防災でしたが、メンテナンスは他社さんでした。。)

 

(´-`).。oO(定期点検時に、軽く掃除してやれれば…。。)