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【非火災報】熱感知器の初期不具合が原因となる誤作動【一部製品】

熱感知器(サーミスタ式)の一部製品にて不具合が報告
熱感知器(サーミスタ式)の一部製品にて不具合が報告

消防用設備等の施工・メンテナンス業者は自動火災報知設備の誤作動(非火災報)の対応も業務の一つとなっており、未だに多く消防設備士・お客様を悩ませています。

 

あらゆる要因で非火災報は発生しますが、その中で一部「2009年~2015年に製造されたサーミスタ式の熱感知器」の不具合(※リコールで無い)により誤作動が起こることが報告されています。

 

諸々の事情によりメーカー名は公言しませんが、機器の初期不具合由来で熱感知器が誤作動することがあることは施工業者だけでなく建物関係者様も知っておいた方がいいと強く思います。

 

対象製品は無償で交換してもらえます、ご確認下さいませ。

◎ 熱感知器(サーミスタ式)誤作動の詳細


サーミスタ(熱電対)式の感知器外観
例:サーミスタ(熱電対)式の感知器外観

非火災報(誤報)が各所で報告されており、メーカーによる交換対象となっている熱感知器はサーミスタという半導体を用いた熱感知機構の製品のみです。

 

不具合のあった熱感知器の詳細は、以下の通りです。

  • ☑ ICチップ製造工程が原因
  • 2009年~2015年の機器のみが対象
  • ☑ 全ての製品に不具合があるわけではない

※現行品は熱感知器の製造工程が変更されており、機器由来の誤作動は起こりません。


◎ リコールの対象ではありません(※現在)


ICチップ内に水分が残っていた可能性
ICチップ内に水分が残っていた可能性

リコール対象となるのは、下記の様な現象が確認された場合のみとなっているとのことです。

  • ☑ 発報しない(熱感知器が作動しない)
  • ☑ 発火する☜(※本件は該当していません)

よって、本件は誤作動を引き起こすものの上述したリコールの項目には該当しない“不具合” という扱いになっています。

 

現在は、不具合の報告されている製造年月の熱感知器であれば「メーカー負担で無償交換」もしくは「施工業者で交換後にメーカーへ請求」という二種類の措置が取られています。


◎ お客様に施工業者がすべき不具合対応


誤作動が多発すると物件の価値が下がる
誤作動が多発すると物件の価値が下がる

実際に弊社が施工・メンテナンスを行っている最重要お客様より頂いた、お叱りの言葉を紹介させて頂きます。

  • ☑ 『不具合が確認された製品があるなら、いち早く事前に報告して欲しかった。
  • ☑ 『福祉施設誤作動が起こると、入居者の方々がパニックになり最悪の場合は退所も起こり得る。
  • ☑ 『昼夜盆正月関係なく非火災報の対応に迫られるので、本当に迷惑。

施工業者にとっても重大な信用問題に繋がる熱感知器の不具合、しっかり調べて誠実に適切な対応を心がけていきましょう。


◎ まとめ


  • ☑ 一部「2009年~2015年に製造されたサーミスタ式の熱感知器」の不具合(※リコールで無い)により誤作動が起こることが報告されていた。
  • ☑ リコールの項目には該当しない為 “不具合” という扱いになっており、不具合の報告されている製造年月の熱感知器であれば「メーカー負担で無償交換」もしくは「施工業者で交換後にメーカーへ請求」という二種類の措置が取られていた。
  • ☑ 施工業者にとっても重大な信用問題に繋がる熱感知器の不具合、しっかり調べて誠実に適切な対応を心がけたかった。