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耐震性に問題のあるブロック塀の改修を提案しよう!

身近にあるブロック塀の構造
身近にあるブロック塀の構造は適切ですか?

2018年6月18日に最大震度6弱が観測された大阪府北部地震が発生し、大阪府内で6名もの死者が犠牲となってしまいました。📺

 

その死因の一つに建築基準法違反のブロック塀が倒れて、登校中の小学生が下敷きになり絶命したという悲惨な事故によるものがありました。💥

 

しかし、管理人の愛娘と息子が通う保育園の駐車場も建築基準法違反のブロック塀であった様に、まだ残念ながら身近に危険なブロック塀がある可能性があります。⛔(;´Д`)💦

 

二度と同じ悲劇を起こしてはならないと強く思います、大切な人の命を守る為の行動をしていきましょう。💪

◎ 身近に⁉建築基準法違反のブロック塀


控え壁の無いブロック塀が身近
控え壁の無いブロック塀が身近に‥。

参考:Google Mapストリートビュー

大阪府北部地震の事故後に、全国の小学校・中学校については敷地内のブロック塀の緊急点検が要請されていました。❕(;´Д`)📣

 

その対象外であった、管理人の子ども達が通っている保育園の駐車場横にあるブロック塀もまた、建築基準法違反のものでした。💔

 

ブロック塀の構造は細かく規定されており、3.7m毎に「控え壁」というブロック塀に対して垂直に組まれた “支え” を付けなければなりませんが、それがありませんでした。🚫

 

多くの園児たちが近づく可能性のあるブロック塀が、この状態だと大変危険であると容易に想像できます。👥💭


◎ 保護者としての提案


以下の国土交通省より作成された「ブロック塀等の点検チェックポイント」を印刷して保育園の先生にお渡しし、園児が遊ぶ庭と保護者も利用する駐車場横にあるブロック塀が建築基準法違反であり危険なことをお伝えさせて頂きました。📃(;´Д`)💦

 

参考:ブロック塀等の点検のチェックポイント

◎ そして改修へ‥


ブロック塀が建築基準法違反であり危険である旨をお伝えさせて頂きました数か月後、早急に改修工事を行って頂けました。👷✨

 

撤去されたブロック塀
撤去されたブロック塀‥。
見通しも良い金属製の柵に更新 ブロック塀
見通しも良い金属製の柵に更新されました‥!

早急な対応をして下さった保育園の先生及び理事の皆様には本当に感謝しておりますし、安心して我が子を預けられると思いました。🌸

 

皆さまが日常的に利用される道や場所にも建築基準法違反のブロック塀がある可能性がありますので、注視されて下さいませ。🕵💦

◎ 忘れられないこと


管理人が中学3年だった頃「女の子が殺害され、その犯人を女の子の父親が殺害した」という悲惨な事件が起こり、世間がそのニュース一色になったことがありました。

 

40歳位の社会の先生が授業が始まる前に、そのニュースについて『自分だって娘殺されたら、その犯人絶対殺すからね…!』と、目を充血させ、歯を食いしばって身体を小刻みに震わせながら怒りに耐える様子で言及したのです。

 

その時、自分事として想像してキレている先生に対して恐ろしさを感じたと共に「この人は、自分の愛する人の為に自分の人生を台無しに出来るんだ。」と思った記憶が今でも鮮明にあります。

 

だから「愛する人がいるというのは、自分の人生すら揺るがしてしまう危うい事なのではないか。」とも思い、それも怖いと、当時15才であった中学3年の管理人は思っていました。

 

あの時は、先生の気持ちが理解できなかったのです。

 

そして今、当時の倍の年齢となった管理人には二人の愛する我が子がおり、彼らには自分の命に代えてでも生きて欲しい、幸せになって欲しいと心から願ってしまう状況になりました。

 

中学3年の時の社会の先生や、今の自分と同じく、世の中には自分の人生・命以上に大切だという存在があり得ます。

 

災害というのは、そんな誰かにとって自分より大切だった人の命を奪う、極めて悲惨な現象です。

 

だから防災に努めて、被害を軽減しなければならないのです。


大阪府北部地震があった翌日、お客様と会話していた際にその方が『もし、自分の娘がブロック塀の下敷きになったと考えたら、悲しくて耐えられない。』と仰っていました。

 

二度と同じ悲劇を起こしてはならないと強く思います、大切な人の命を守る為の行動をしていきましょう。

◎ まとめ


  • 大阪府北部地震が発生した際に建築基準法違反のブロック塀が倒れて、登校中の小学生が下敷きになり絶命したという悲惨な事故によるものがあった。✅
  • 管理人の愛娘と息子が通う保育園の駐車場も建築基準法違反のブロック塀があり、身近に危険なブロック塀がある可能性があった。✅
  • 災害というのは、誰かにとって自分より大切だった人の命を奪う、極めて悲惨な現象であり、二度と同じ悲劇を起こさない為に大切な人の命を守る為の行動である防災に努めて、被害を軽減しなければならなかった。✅

◎ 参考資料


ダウンロード
ブロック塀等の点検のチェックポイント_国土交通省.pdf
PDFファイル 188.9 KB

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コメント: 2
  • #1

    ミニクロ (水曜日, 13 5月 2020 07:35)

    実家の駐車場のブロック塀を、補助金を申請して、軽量アルミ塀に回収しました♪
    祖父の時代からあるブロック塀だったらしく、
    ちゃんと控え壁も鉄筋も入っていたのですが、築年数を考えての改修です。
    日頃から、どこかのタイミングで改修しないと、と思っていたところ、
    地震で補助金の話が出て、「これはもう改修しなさい」というタイミングだ!
    と奮起しました。
    ブロック塀の危険については、宮城県沖地震 (1978年)で、すでに問題視されていたけれど、
    西日本では、東日本での話と、あまり話題にならなかったのかな?
    やはり、人柱が立たないと、人間危機感を感じないのかもしれません。
    ともあれ、危険なブロック塀は、平時のうちに改修されることを望みます。
    そうそう、補助金は役所仕事としては、割と早く支給されました。

  • #2

    管理人 (水曜日, 13 5月 2020 13:19)

    >ミニクロ 様
    毎度お世話になっております、コメント有難う御座います!�

    建築基準法上は問題無い箇所について、補助金申請で改修されたという素晴らしい事例の報告有難う御座います!!�✨

    私が近所をふらっと散歩しただけでも、控え壁の無いブロック塀が散見されます。
    もっと、関心を持って頂ければ有難いです、同じ事故が二度と起きないことを切に願っています。
    お役所様も、危機感持たれていたのだろうと察します。

    今後共、何卒宜しくお願い致します!