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「忙しさ」について

新築工事現場の床に描いていった図面記号
新築工事現場の床に描いていった図面記号…。

とある新設の工事現場にて、石崎部長より『これ部屋の掃除してからな、感知器の電線が仕込んである位置の真下に “差動のマーク(図面記号)” 書いてって欲しいねん。』と指示を承りまして、二つ返事で『ヘイッ!』と作業を始める事となりました。🎨♪

 

その際に『(世間と弊社を賑わせている「忙しさ」の正体って何なんやろう‥)』と頭と手を動かしていた所、思いの外まとまって分かり易く説明できる状態に仕上がったので社内向けに限定して発信しておりました。🥕(´∀`*)ウフフ💭

 

この度、内輪でに留めていた “多くの方々にとって参考になるっぽい話” を加筆・修正して公開させて頂きますので、皆さん奮ってご覧下さいませ。💻✨

「忙しさ」の式


作業をしていた際に、「忙しさ」を式で表すと “①全業務 ー (②投入時間 × ③遂行能力) ” という表せると思い巡って辿り着きました。💡

 

“変数素数は顔見知り”なタマスケ広報課長(4)
“変数素数は顔見知り”なタマスケ広報課長(4)。

この時、

  • ①全業務 ー (②投入時間 × ③遂行能力) ≧ 0 の時、“忙しい” になり残業が生じる。
  • ①全業務 ー (②投入時間 × ③遂行能力) ≦ 0 の時、“忙しくない” となり定時退社が可能になる。

この時、条件に「残業時間ゼロ」を加えるとすれば、②の投入時間に “8(時間)” を定数として入れれば良いになります。⏰

 

そうすると、忙しさの式の中で触れる変数は “①の全業務” か “③の遂行能力” のどちらかになります。📊


続いて “忙しくない” つまり ①全業務 ー (②投入時間 × ③遂行能力) ≦ 0 にする為に、「忙しさ」の式の各構成要素を分解してみます。🧩

①全業務について


はじめに、忙しさの式 “①全業務 ー (②投入時間 × ③遂行能力) ” の①の全業務について、以下の2つに分類してみます。📁

  • ⑴ルーティーン業務…期間が予め決まっている工事・定期点検など
  • ⑵イレギュラー業務…お客さんからのTEL・緊急対応、工程が不確かな現場など

例えば業務の一部を協力会社さんに依頼するという対策だと、上記の⑴ルーティーン業務を減らして ≦ 0 を狙う方法になっています。💡

 

気合いのハチマキを締めたタマスケ広報課長(4)
気合いのハチマキを締めたタマスケ広報課長(4)。

⑴ルーティーン業務は可視化し易い為、比較的コントロールを効かせられる業務になります。🚢💨

 

一方⑵イレギュラー業務ですが、こちらはまず意識的に把握・共有しないと割合すら知ることが出来ない厄介さがあります。💔

 

この見えていない “お化け” の様な⑵イレギュラー業務を、まず可視化して管理しようとしなければ、 “忙しさ” を構成する①の全業務を効果的に減らす事はできません。🔍(´・ω・`)💦

 

つまり逆に可視化して管理すれば、もしかしたら “お化け” は怖くない又は居ないかもしれない…という事が分かり得ます。👻❕


 

よって、まず俗に言う「見える化」というのは “忙しさ” の構成要素である数字を一つ減らす事に寄与している為、至って理にかなった取り組みであると分かります。📖✨

③遂行能力について


次に、忙しさの式 “①全業務 ー (②投入時間 × ③遂行能力) ” の③の遂行能力ですが、コチラは以下の2つに分けてみます。💪

  • ⑴スキル
  • ⑵精神

ここでも “忙しくない” つまり ①全業務 ー (②投入時間 × ③遂行能力) ≦ 0 にする為、各値を最大化する方法について考えてみます。📈

 

⑴スキル


まず “忙しさ” の構成要素となっている③遂行能力の一つ「⑴スキル」について、免状を持たずに消防設備士の独占業務に従事すれば “無免許運転” と同じである為、実際問題として消防法に抵触する “資格の取得は絶対” 不可欠なものでしょう。( `ー´)ノ🎫

 

「消防設備猫」の有資格者であるタマスケ広報課長(4)
「消防設備猫」の有資格者であるタマスケ広報課長(4)。

次に、一般的に多くの企業で取られている手段として「研修を受けてスキルを伸ばす」という事が挙げられます。🏫

 

現場での実務だけでなく、デスク上で効率よく業務を終わらせられる様な内容や、管理職であればマネジメントの研修などが該当してくるかと思います。💻(´∀`*)ウフフ♪

 

また、建設業界は業務を“やり切り”で消費している気がする為、もっと知見をマニュアル化して共有すべきだと思っています。🧬

 

例えば、IT業界であれば「GitHub」というサイトでプログラムがエンジニア間で共有されています(オープンソース)。💊

 


 

このマニュアル化により “脱・属人化” し、誰でも出来るようにする事で、出来る人が出来ないことに挑戦する土台が整い、業界も発展し易くなると思っています。🧠(;´Д`)👌✨

⑵精神


⑵の精神ですが、こちらは “目標” が無ければ高める事が難しいと思っています。🥕

 

 

例えば、管理人の目標は『第一想起ブランド人間になる』と決めていて、要は「消防設備士と言えば、管理人だよね。」と世間の大多数の方が一番最初に思い浮かべる人になる事を掲げていて、その為に発信しまくっていたりします。🌐(´∀`*)ウフフ♪

 

これが管理人の “個人の目標” です。💡

 

タマスケ広報課長(4) 魚
如何に「ニンジンをぶら下げる」かが大切‥!

そして最も大切であり、現時点で弊社に未だハッキリ定められていない概念が “会社の目標” です。🏢✨

 

漠然と、個々が、薄々、勝手に解釈して、見えている様な…というコチラも “お化け” になってしまっているのが現状です。 👻💔

 

例えば、最近ですとラグビー日本代表が超・強豪のアイルランドに奇跡的勝利を収めましたが、これは “ワールドカップ ベスト8” という明確な目標があり、選手の皆さんが血の滲むような努力をしたから実現した事でしょう。🏉

 

もし、目標が無ければ有り得なかった勝利だと思っています。🏆


 

つまり、ここまで “忙しさ” の式を分解して『目標がハッキリしていなかった事が “忙しさ” に繋がっていた』と発覚したんです!🧠

社長に会社の目標を聞いてみた


まず、会社の目標としてどのような内容を掲げれば良いかを弊社長に質問してみた所、以下のような回答がありました。🎩

  • 『売上2億円いったから、次は3億円。』
  • 『規模拡大の為に、平野区内(近く)に支社を作る。』

上記の事業拡大に関する目標は、法人の継続を志向する上で理にかなっていると思いますし目指し甲斐のある事柄だと思いました。💡

 

現時点で “いっぱいいっぱい” だと成長も期待しにくいでしょうから、上記を追う事で個人・会社双方にとって “一石二鳥” となる様な目標を掲げた上で「具体的に何をやらにゃならんのか」を明確にしていく必要があります。🥚🐣🐥🐓

 

よく言うスモールステップ化で、見えないから怖い “お化け” の正体を自ら確認してやれば、今まで『忙しくてできなかった』という設定になっていた日々の行動が少しずつ変化していくと思っています。👻🔍(´∀`*)ウフフ♪

 

例えばゲームをクリアしていく様に仕事
例えばゲームをクリアしていく様に仕事も‥。

ここで上述した通り大切なのが『個人の目標を追う事で、会社の目標も達成できる。』様な、業務を遂行するに際して “一石二鳥” が期待できるような項目に設定する事でしょう。🥇🥈

 

逆の『会社の目標を追う事で、個人の目標も達成できる。』も然りで、上述した通り管理人の目標は『第一想起ブランド人間になる』でしたから、実務に基づいた発信は理にかなっているのです。📡

 

別の例だと「目標達成する事で、報酬が上がる」等は事を志向すれば「報酬をあげる為の、個人の目標設定」をすべきだと分かり、例えば、自分の “労働投入時間 対 費用効果” をあげる、つまり単価の高い仕事の出来る人材になると言う様な事が挙げられます。💪✨


 

これらの “お化け” の正体を見破って行く事で、冒頭の式で定義した通り、最終的に「忙しさ」は無くなっていくと証明できる訳です。📃

まとめ


タマスケゼウス
  • 「忙しさ」を式で表すと “①全業務 ー (②投入時間 × ③遂行能力) ” という表せると、とある新設の工事現場にて石崎部長より指示を承った作業中に気付いた。
  • ①の全業務について⑴ルーティーン業務と⑵イレギュラー業務に分類でき、見えていない “お化け” の様な⑵イレギュラー業務を、まず可視化して管理すれば、もしかしたら “お化け” は怖くない又は居ないかもしれない…という事が分かった。
  • ③の遂行能力について⑴スキルと⑵精神に分けられ、⑵の精神は “目標” が無ければ高める事が難しく『目標がハッキリしていなかった事が “忙しさ” に繋がっていた』と発覚した。✅

参考資料


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「3つの心構え」と「10 の実践」~仕事を効率化して、めりはりワークを実現しよう
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コメント: 4
  • #1

    たけ (木曜日, 17 10月 2019 17:16)

    ラグビーはエディ時代から8年間えぐい練習に耐えてここまで…凄いです。

    WebのPV増やしたい ← Twitterをバズらせたい ← …

    ピコーン!! 「弊猫、タマスケ(課長)を担ぎ出せ!」

    ← 絶賛、目標に近づき中。(ブログも拝読しております!)

  • #2

    TMHR (金曜日, 18 10月 2019 13:03)

    建設業のやり切り消費はほんとにそうだと思います。自チーム内ですらオープンソース化、フォーマット化できておりません。法が変わり、同様業務でも「全業務」が増えていくなどの対応に追われてばかりです。

    個人の遂行能力が上がっても、人が替わったらまたイチから、、、みたいなことがないよう、組織としての遂行能力を上げていく必要があるなと感じました。

  • #3

    管理人 (土曜日, 19 10月 2019 08:44)

    >たけ 様
    毎度ご覧下さいまして、誠に有難う御座います!!\(^o^)/✨

    勝利のインタビュー時に選手の皆様が軒並み “犠牲” という単語を口にしていたのが印象的に残っており、本当に命を削ってやってこられたのだなと思っていました。

    タマスケ広報課長の敏腕っぷりには驚かされます…、今後共宜しくお願い致します!!�♪

  • #4

    管理人 (土曜日, 19 10月 2019 08:56)

    >TMHR 様
    コメント有難う御座います、今回はペンネームが大文字ですね!!笑

    余裕がある組織から、スマートグラス等のIoT機器を導入する等の手段を用いて現場作業のマニュアル化や改善点の洗い出しをしていたりする印象です。大企業ほど、その様な消費では無く“投資寄り”の活動にリソースを割けるので有利そうです。しかし、我々の様な小規模の老舗にも長年蓄積されてきた信頼という資本があるので、どうにか活用して太刀打ちしていきたい所存です。

    組織内の人の入れ替わりもそうですが、人は死んでしまうと今の所その能力を引き継げないのが問題だなと私も思っています。ですから、仕事を通して得た知見をインターネット上に残す事にこだわっていますし、これからはブロックチェーンの様な技術によって、より無駄がなくバトンを繋いでいけるのではないかと思っています。

    今後共、宜しくお願い致します!!�(´∀`*)ウフフ