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斜降式救助袋の改修工事&降下試験

設置した斜降式救助袋を展張した後
設置した斜降式救助袋を展張した際の様子…。

弊社は施工・メンテナンスを行っている所謂 “消防用設備等” の中に勿論避難器具もあるわけでして、今回はその中でも比較的珍しい “斜降式救助袋” の交換工事について記事にします。👷✨

 

✍(´-`).。oO(一発で “斜降” って予測変換で出ませんから…、、一回 “斜行” って打ってから “行” を消して “斜降りる” って入力してから “斜降” ってするのがスゲー面倒ですわ…。。)

 

現場は大阪市外の(7)項 中学校だったのですが、例のごとく入札で落としたものの自前でできない業者さんがインターネットで調べ、弊社にたどり着くという流れでした。(;・∀・)💻

同じような問題に直面されている方いらっしゃいましたらお気軽に “” フォームにご記入下さいませ(宣伝)。✎📃

既設撤去が超大変なんです…。


🐛(´-`).。oO(古い救助袋を運んでいる際…、、中からムシが出てくるわ出てくるわ…。。)

 

ボロボロの既設救助袋
ボロボロの既設救助袋が見えます…。
固定 救助袋
頑強に固定されているので一苦労…。
新しい固定用穴を振動ドリル
新しい固定用穴を振動ドリルで開けます…。

新しい救助袋の登場です…!


✍(´-`).。oO(今回の現場は垂直式救助袋が設置できなかったので…、、やむを得ず斜降式救助袋になってました…。。)

 

新しい救助袋は綺麗
新しい救助袋は綺麗ですわ…。
現地調査して作成された特注品
現地調査して作成された特注品…。
救助袋の骨組み
校庭を見る救助袋の骨組み…。

では固定していきましょう…!


🔧(´-`).。oO(アンカーボルトのトルク締め付け設計強度があるって話は…、、消防設備士甲種5類でも習いましたよね…。。)

 

設置場所にアンカーボルトで頑強に固定 救助袋
設置場所にアンカーボルトで頑強に固定。
救助袋本体と固定金具を頑強に固定
救助袋本体と固定金具を頑強に固定…。
救助袋のワイヤー
救助袋のワイヤー:(ビッシーッ!)

降下試験をする為に展張…!


👥(´-`).。oO(斜降式救助袋は展張するのに地上にも人が必要なので…、、2人以上でしか使用できないのがネックなんです…。。)

 

固定環の中が砂だらけ
固定環の中が砂だらけ!(オイ点検業者…)
砂を掻き出してフックを固定
何とか砂を掻き出してフックを固定…。
展張用ロープ 救助袋
展張用ロープをグイーッ引っ張って…。

斜降式救助袋の降下試験…!


🎬(´-`).。oO(YouTubeに “斜降式救助袋の降下試験” 動画をアップロードしていますから…、、ご覧下さいませ…。。)

 

展張時に投げていた“砂袋” 救助袋
展張時に投げていた“砂袋”がコチラ…。
咲き誇る 救助袋の 凛々しさよ
咲き誇る 救助袋の 凛々しさよ
石崎社員も思わずVサイン…!笑
石崎社員も思わずVサイン…!笑

斜降式救助袋の“お片付け”


💔(´-`).。oO(この救助袋の片づけがまた‥、、結構コツが要って大変なんですよね…。。)

 

救助袋 しまい方
ハイでは元に戻しましょう…。
折りたたんで紐でギュー 収納 救助袋
折りたたんで紐でギューって…。
斜降式救助袋の砂袋は分かりやすい位置
斜降式救助袋の砂袋は分かりやすい位置に…!

収納ボックスと雨除けのカバー


🏠(´-`).。oO(できるだけムシたちの巣にならないことを祈っています…。。)

 

使用方法の貼ってある救助袋収納ボックス
使用方法の貼ってある救助袋収納ボックス…。
救助袋 箱
こんな感じで箱で覆われています…。
雨除けの救助袋用カバーをして仕舞い
雨除けの救助袋用カバーをして仕舞いです…。

まとめ


  • 古い救助袋を撤去して運ぶのが一番大変で、重いことに加えてムシの巣になっていたことからボトボトと虫を落としてしまい往生した。✅
  • 2人がかりで展張が完了する斜降式救助袋の設置、降下試験を無事終えた石崎社員が満面の笑みでピースサインをしていた。✅
  • 救助袋の“しまい方”にはコツがあり、上手く収納するのには“お片づけ”テクニックが必要になっていた。✅

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コメント: 3
  • #1

    へぼ担当 (水曜日, 06 3月 2019 19:44)

    >斜降式救助袋
     本当にお疲れ様です。以下、小学生の頃の避難訓練のお話しにて(間違いがあれば記憶間違いですのでご容赦を)。
     通っていた小学校で避難訓練があり、発案者は不明ですが
    「普段使ったことがないから、救助袋を一回使ってみよう」
    という事になりました。
     ただ、それで心配になった先生方が「公設消防(市)+消防団+防災業者さん」とガチガチに相談して、
    「防災業者さんや消防さん」が先に降りて「安全を確認した上」で、学校の先生や少数の生徒が降りる…という順序を組みました。

    そして、本番前、防災業者さんが地面部分のアンカー他ガチガチに点検していったのですが、
    「収納ボックス」は案の定、虫の巣(隠れていただけ?)となっており、その上で降ろしたときにゴミがチラホラ。
    【落ち葉とかの部類で、救助袋の劣化ではない】ことは「公設消防(市)+防災業者さん」が二重に確認したのですが、

    「こんな状態では事前に確認してくれないと(特に生徒には)怖くて使えません…」と学校の先生方が怒るのも無理なし。
    <もっとも「お馬鹿な男子」には「先生公認の大冒険」となったのですが。

  • #2

    へぼ担当 (水曜日, 06 3月 2019 19:59)

    ただ、最も厳しかったのは「お片付け」。
    どう考えても学校の先生では無理です(下手に弄って破ったり、引っかけたら大変)と言う事で、公設消防(市)さんの管理下で、防災業者さんが一生懸命作業されていたことを良く覚えています。

    その後ですが「斜降式救助袋はやはり大変(でも必要)」との判断。
    「降下試験の頻度義務」は私には分かりませんが、毎年違う小中学校で順次、状態点検と「消防+各学校の先生方代表」の勉強も兼ねて、現在でも行われているようです。
    (人づての話では、前日までの点検で不具合(要保修)が見つかり、急遽本番中止…もあったようですが)

    正直「緩降機」(青木防災様提供動画)
    https://www.youtube.com/watch?v=1qTbXE93jqI
    より見た目は怖くないため、今後も整備しながら使われるのでしょうが、本番が絶対に来ないことを願うばかりです。
    以上、小学生の頃の昔話にて。

  • #3

    管理人 (木曜日, 07 3月 2019 09:24)

    >へぼ担当さま
    コメントありがとうございます!(´∀`*)ウフフ

    小学校の時に降下訓練などで触れる機会があると、消防用設備等に対する理解も深まりやすくいいかと思います。しかし、アンカーが聞いているかをトルクレンチで確認する下りなど、よく覚えていらっしゃいますね!
    訓練時は皆様ヒヤヒヤしながらキャーキャー言いながら降りて行かれますので、立ち会っているものとしては楽しかったりします。笑

    そして、救助袋の片づけですが、これ実は我々も難儀することがあります。袋を一度全て引き上げてから、広いスペースに持っていき、丁寧に折りたたまないと入らないんですよね。クシャっとしちゃうと収納箱が閉じなくなり、結局やり直し…みたいなことも経験しました。
    Google検索でも『救助袋 収納』とか『救助袋 しまい方』とか検索ワードで関連づいて出てきますから、何か特別なやり方があるんじゃないか…、入らないじゃないか…と往生されている方が多くいらっしゃるのだと思っています。

    実際、斜降式救助袋を施工する際も『こんなんつけて、果たして有事の際にどれほどの方が使えるんだろうね…』とボヤいたりすることもありますから、このような記事が少しでも多くの方に見て頂ければ幸いなんですよね。

    今後ともよろしくお願いいたします!_(._.)_