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消火器の使用方法パネルを見てみよう!

消火器ボックスの上に掲げられた消火器使用方法パネル
消火器ボックス上に掲げられた消火器使用方法パネル

皆様、消火器の近くに掲げてある “消火器の使用方法パネル” を見たことはありますでしょうか。🔍(´∀`*)ウフフ

 

消防法施行規則第九条第4号にて “消火器具を設置した箇所には、消火器にあっては「消火器」と表示した標識を見やすい位置に設けること と謳われています。📙✨

 

また、大阪市内では “使用方法” も記載したものを設置する事が規定されています。

 

✍(´-`).。oO(例えば…、、市外だと◯◯消防署の指導では使用方法は記載無しでも良かったとか云々あるんですよね…。。)

◎ 消火器使用方法の規定


大阪市における消火器具の標識
大阪市における消火器具の標識

大阪市では、消火器の標識について以下の通り規定されています。

 

  • 赤地に「消火器」の文字を白で表示
  • 白地に「使用方法」の文字を赤で表示(※消火器の使用法も記載)

使用方法の標識サイズが幅12 cm以上 × 長さ24 cm以上と決まっている為、掲げられている「消火器」の文字が付された使用方法パネルも、そのサイズ以上となっています。

 

ちなみに他府県の運用基準では、使用方法について掲げることが謳われていない場合もあります。


◎ 昔のものと今のものを比較!


 

また、イラストによる表記以外にも、屋外にて直射日光による “色褪せ” がしにくいように素材を工夫してある消火器使用法パネルまで登場しているのを見かけたことがあります。🕶(;・∀・)☀

また、上記はパネル自体もビスで固定してある為、そう易々と脱落する事もありませんから、長持ちすること間違いなし!です。🔩


◎ 蓄圧式の “圧力ゲージ” まで‥!


現在は文字ベースのものだと例えば外国の方だと読めませんから、多言語標示 + イラストの消火器使用方法が主流になってます。

 

 

消火器のシルエットを表現する際に、従来の加圧式消火器には無かった蓄圧式消火器の “圧力ゲージ(通称)” が描かれていますね。🎨

 

使用方法を観察していると、いつ頃のものか判別できるようになるかもしれません。⏰(´∀`*)ウフフ♪

🎮(´-`).。oO(“クリア” って…、、カッコいいですよね…。。)


◎ 消火器のピンを抜くタイミングは…?


✍(´-`).。oO(使用方法パネルは確認できましたが…、、では一体いつ安全ピンを抜けばいいのでしょうか…。。)

 

 

((((;゚Д゚))))🔫

 

 

💣(´-`).。oO(オカン様…、、物騒なモノを…。。笑)

 

あと、水消火器の消火訓練の際に最も多いミスが『ピンを抜いて直ぐに握ってしまい、地面に噴射する。です。⛲

 

ピンを抜いて『ヨシ!消したるで!』と早まらずに、次はノズルを火の根元(燃えているモノ)に向けて狙いを定めて下さいね。


◎ 消火器関連の“英語”に注目すると覚えやすい!


 

(´-`).。oO(すごい “P・A・S・S” って覚えやすいし…、、消火器使用する上で大事な “Sweep” の動作が自然と入ってくる…!!

 

英語で覚えると、英語も覚えられるので一石二鳥で勉強に!🐓♪


◎ ピクトグラムの活用


2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されるに際して、外国人来訪者や障害者にも伝わりやすい標識としてピクトグラムの活用が推進されました。

 

JIS Z 8210 消火器ピクトグラム
JIS Z 8210 消火器ピクトグラム

 (2) 規則第9条第4号に規定する消火器である旨の標識に加えて、JIS Z 8210 に規定する消火器の案内用図記号(以下「消火器ピクトグラム」という。別表第2参照。)の活用を図ること。

 

なお、消火器ピクトグラムの設置にあっては、次の事項に留意すること。

  • ア 消火器ピクトグラムの大きさは、9cm 角以上とすること。
  • イ 消火器ピクトグラムは、消火器付近の見やすい位置に設けること。なお、消火器が屋内消火栓等と近接して設置される場合には、屋内消火栓等の表示灯の高さに合わせる等、視認性の高い位置に設けること。
  • ウ 大規模空間に消火器ピクトグラムを設置する場合には、より大きいものを高い位置に設置する等、設置場所の空間特性に配慮した大きさ及び設置位置とすること。
  • エ 多数の者が立ち入り又は通行する場所に設ける消火器に対し、優先的に設置すること。
  • オ 消火器を直接視認することができる場合等、火災予防上支障が無いと認め られる場合は、消火器である旨の標識に代えて消火器ピクトグラムを設置することができること。

まとめ


  • 消防法施行規則第九条第4号にて “消火器具を設置した箇所には、消火器にあっては「消火器」と表示した標識を見やすい位置に設けること” と謳われており、大阪市内では “使用方法” も記載したものを設置する事が指導されていた。✅
  • 現在は文字ベースのものだと例えば外国の方だと読めませんから、多言語標示+イラストの消火器使用方法が主流になっていた。✅
  • “P・A・S・S” って覚えやすいし…、、消火器を使用する上で大事な “Sweep” の動作が自然と入ってくる、英語の語呂合わせで使用方法が覚えられた。✅

◎ 参考資料


ダウンロード
「外国人来訪者や障害者等が利用する施設における災害情報の伝達及び避難誘導に関する
PDFファイル 1.9 MB

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コメント: 1
  • #1

    aki (月曜日, 11 2月 2019 02:55)

    クリアの消火器標識って大丈夫なんですかね?
    赤地に白字の規制に引っかかるような、、、