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自動火災報知設備の配線工事方法~総合盤編~

総合盤の端子台シミュレーション図
総合盤の端子台シミュレーション図。 ※クリックで拡大

前ブログ “自動火災報知設備の配線工事方法~感知器編~” が狙い通り好評ですから、調子に乗って “総合盤編” と題した記事を書いていきます。💪(´∀`*)ウフフ♪

 

皆さんお馴染み “総合盤” は、発信機・表示灯・ベルは一体になり機器収容箱に収まっているアレですね。🚨

 

総合盤の配線は受信機から各階へ幹線を引っ張ってくるのですが、その幹線のカラフルさにパッと見で “複雑ぅ!” と思考停止される方も中にはいるようなのですが、何も難しい事は無く寧ろカラフルな方が分かりやすいからそうしてあるだけです。⚡

 

🌈(´-`).。oO(以下の図解を見れば…、、一目瞭然…!!)

実際の総合盤の配線写真


✍(´-`).。oO(まず実際の総合盤の中身を見て…、、想像を膨らませましょう…。。)

 

新しいリング表示灯の総合盤の中身
新しいリング表示灯の総合盤の中身。
端子台はベル裏に隠れています
端子台はベル裏に隠れています。
結線する前はこんな感じでワーッ
結線する前はこんな感じでワーッと。

この階の幹線と上階に送る分の2本
この階の幹線と上階に送る分の2本が…。
歴史のある総合盤
歴史のある総合盤だとこんな感じ…。
自火報端子台の結線
端子台の結線はこれの方が見やすいですね。

電気は受信機から


上述した総合盤の幹線には電気がのっていますが、その電気は自動火災報知設備の “受信機” から来ています。🔌

 

✍(´-`).。oO(画像左に…、、カラフルな線が見えますね…。。)

 

受信機の電源は交流100Vですが、その受信機内で変圧して例えば感知器用の直流24Vを作って配電しています。🌀

 

この受信機から幹線をスタートさせる際に「各役割に対して、どの色の線を割り当てるか。」を決定します。🎨

 

では、どのように誰が決定しているのかというと「分かりやすいように、現場の消防設備士が決定している。」と言えます。💡

 

以下に、各配線色に対する役割決定例を記していきます。🚀


カラフルな線の役割表


以下の “表” をご覧くださいませ。🔍👀

 

📞(´-`).。oO(7階建ての建物に…、、P型1級8回線の受信機を設置することを想定します…。。

 

扱う幹線によっても色が違うので、あくまで一例でして、これも特にこだわり無く色を割り振ってます。📝♪笑

 

例:各色の配線に対する役割表
例:各色の配線に対する役割表。 ※クリックで拡大

幹線は “ペア” になっており、大体各色と “白” が対になって少し捻られて封入されています。👥✨

 

合計16本の電線ですから、この建物には “8ペア” の幹線が必要だなと分かります。

 

この画像では、長い線で描いた方が繋がっている線で、その下に短く描いてある線は、その線とペアになっている線を指すこととします。🐈

 

この場合ですと、例えば “電話T” 線は “緑・白” のペアの “緑” と呼んだりします。🍃

 

✍(´-`).。oO(1階の “L1” 線だと…、、“緑・白” のペアの “白” ですね…。。)

 


 

 

また、共通線C(コモン)ですが、消防設備士4類の試験で御馴染み、電圧線L(ライン)が7本に対して1本というルールがある為、今回C1とC2の計2本となっています。⚡

 

🌈(´-`).。oO(電線の色は他にも “紫” とか “黒” とか…、、“透明” で中の銅線が見えているものなど多種あります…。。)

 

なお、5回線以下の場合に設置するP型2級の受信機では、電話はありませんからT線も不要です。

各階の総合盤へ


各階の総合盤端子台のシミュレーション図
各階の総合盤端子台のシミュレーション図。

上記の幹線内電線役割分担を元に、総合盤内の端子台に結線すると画像のようになります。📡

 

仮にこの総合盤が2階のものだったとすれば、電圧線L(ライン)に繋がっている白い線は “赤・白” の “白” ということになります。🚥

 

また、送られてきたC・Lの電源は、総合盤から最初の感知器へ送られます。📦

 

弊社では通常 “白” をCに、“赤” をLにしますが、シミュレーションですから、まあこっから+と-の2本が感知器へ送られることだけわかればいいかなと、修正せずに妥協することとしました。🖍

 

感知器配線は前ブログ “~感知器編~” をご覧くださいませ。


画像を見て「あれ、表と比べて白の線が少ねえじゃん。」となるかと思いますが、その通りでして各階に1本しかラインL線はいらないんですよね。🚩

 

その為、上階に行く毎に幹線の中に必要となる電線の本数を減らすことができます。🏢(;´Д`)👌✨

 

例えば今回のケースですと、初めは16本の計8ペア必要でしたが、3階になると “1階・2階のラインLが不要” になるため計7ペアの幹線でOKということになります。🎳♪

 

この理屈で、5階だと “3階・4階のラインLが不要” になり計6ペア、最終的に7階だと “1~6階のラインLが不要” になり、最初と比べて計6本の電線が必要無くなる為、16-6=10本、つまり5ペアで足りることとなります。🎱❕

 

✍(´-`).。oO(分かんねえ!!…って方は一度深呼吸してから再度読んでみて下さい…。。笑)

これが所謂 “発信機終端” ってやつ


発信機終端の説明
幹線から最初に感知器へ繋いでやれば…。

こちらは上記の補足ですが、総合盤内に終端抵抗を持ってきて “発信機終端” にする配線方法もあります。👷♪

 

要は下から持ってきた幹線のラインLとコモンCを総合盤に入れる前に一番最初の感知器に突っ込み、ぐるっと一筆書きで全ての感知器に電気を送った後に返ってきた2本を総合盤内の端子台に繋いで、余った2つの端子台に終端抵抗をつけているという具合になっています。💡

 

例えば4心回しで配線したい場合、送って・返ってで一か所にジョイントが集まりますから発信機終端にすると都合が良いです。🚇

 

また、各階のどこに終端があるか探すのが面倒だという思想の強い業者さんなんかは全部発信機終端でまとめてたりしますね。🌐


 

✍(´-`).。oO(そして、この画像も厳密に言うと下から持ってきたラインLとコモンCに、2もしくは4心を繋いでから最後に総合盤内に配線しますから、白とグレーの電線では無くなっている確率が99.9%ですが、分かればいいので修正せず妥協することとしました。)

終端抵抗に纏わるツイート



甲種 “消防設備士4類” 資格取得のススメ


以上、自動火災報知設備の総合盤配線についてザックザクに紹介させて頂きましたが如何でしたか?💭

 

上記の配線工事は消防設備士の独占業務になっていますし、受信機へのAC100Vでの電源引込工事は電気工事士の免状が必要です。🔨👷‼

 

そしてこれらの内容については、モロに消防設備士4類という資格試験の内容でして、甲種の消防設備士4類では実際に上記で簡潔に書いたような図面が “製図” という実技の科目で試験に出ます。💯✨

 

ご興味のある方は、是非一度消防設備士4類の資格試験に挑戦してみてはいかがでしょうか。🗻

 

📖(´-`).。oO(ここに自分で出版した消防設備士の参考書リンクを貼るのが目標です…。。)


まとめ


  • 受信機から幹線をスタートさせる際に「各役割に対して、どの色の線を割り当てるか。」を決定した。✅
  • 総合盤内に終端抵抗を持ってきて “発信機終端” にする配線方法もあった。✅