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自家用発電設備専門技術者の試験に出た問題とその解答

画像は無料写真素材のphotoACさんで取りました
この画像は無料写真素材のphotoACさんで取りました…。

弊社のホームページでよく見てもらっているのが、消防設備士の実技で出題された問題と解答のシリーズです。📝(´∀`*)ウフフ✨

 

理由としては、問題すら会場外に持ち出せないルールとなっているので参考書以外でなかなか情報が取れないからだと思っています。👽💦

 

今回受講した自家用発電設備専門技術者の資格講習でも最後に試験が行われたのですが、この情報も全くと言っていいほどネット上に落ちていません。💔(;´Д`)

 

その為、いつものように数問覚えてきてネット上に載せようという試みをここで実行させて頂きますからご参照くださいませ。💡

“暗記” にまつわる余談


脳内のバケツに一杯注ぎ込んで暗記
脳内のバケツに一杯注ぎ込んで暗記するには…。

昔よく見ていたテレビ番組『伊藤家の食卓』でお馴染みの伊東四朗さんは東京大学出身の役者さんですが、なんと “円周率を全部覚えている” そうです。((((;゚Д゚))))💯

 

なんでも、役者のお仕事をする上で覚えなければならないセリフが膨大にあったので、何かに紐づけて覚えたら楽なのでは?と思い立ち、円周率を全て暗記するに至ったそうです。👌💦

 

管理人は円周率なんて3.14までしか覚えられていませんが、令別表1の防火対象物は番号と共にその建物の種類を全て暗記しています。🏢✨

そして、これが暗記するときの “箱” に使えて大変便利なので超オススメです。(・ω・)ノ📦♪


自家発専門技術者の試験問題&解答


✍(´-`).。oO(だいたいこんな感じの問題で…、、解答は管理人が調べたものです…!!)

 

非常用自家発電設備の試運転の始動前点検について


Q. 自家発の試運転の始動前点検で、設備が運転待機状態にあることの確認に関する記述として、正しいものは次のうちのどれか。

  1. 原動機の運転ハンドルが「停止」の位置にあり、自動始動盤のスイッチが「自動」側にあること。
  2. 制御電源スイッチ及び補機電源スイッチが「切」になっていること。
  3. 即時形で始動補助装置を設けてある場合は、始動補助装置が停止状態にあること。
  4. 機械換気装置の操作回路が自家発電設備の運転と連動した「自動運転」側になっていること。

A. 4

 

【解説】

試運転の始動試験前の点検要領に “運転待機状態” の確認方法が以下の通り定められています。

  • 原動機の運転・停止ハンドルが「始動」又は「運転」の位置にあり、自動始動盤のスイッチが「自動」側にあることを確認する。
  • [制御電源スイッチ]及び[補機電源スイッチ]が「入」になっていること。
  • 即時型で始動補助装置を設けてある場合は、始動補助装置が作動していること。
  • 機械換気装置の操作回路が自家発電設備の運転側と連動した「自動運転」側になっていること。

✍(´-`).。oO(授業中に先生が “出ます!” って言ったところ…、、そっくりそのままですわ…。。笑)

ガスタービンの部品劣化の主要な原因について


Q. ガスタービンの定期点検の主要な目的は、部品の劣化や損傷状況の把握と劣化損傷部品や寿命到達部品の修理、交換などであるが、この部品劣化の主要な原因に関する記述として、誤っているものは次のうちどれか。

  1.  部品の疲労寿命は、毎日「起動ー停止」を行う方が、昼夜連続運転を行う場合より過酷となる。
  2. 一軸形ガスタービンの場合の機械適応力の変動は、「負荷投入ー遮断」サイクル時に最大となり、「起動ー停止」サイクル時にはほとんど生じない。
  3. 運転中のガスタービンの構成部品に加わる遠心力や圧力による機械的な応力は、発電機駆動用のものは一定であるため、概ね運転時間に比例して部品は劣化する。
  4. 部品寿命に影響を及ぼす因子には、熱疲労のようなサイクル依存形の他に、クリープなどの時間依存形因子があり、高温下で顕著となるものが多い。

A. 2

 

【解説】

運転中のガスタービンに加わる機械的な応力(遠心力や圧力)、「起動-停止」時に発生する機械的な応力と熱的な圧力、高付加中の熱的な圧力が部品の劣化を判断する要素となります。

  • 「起動-停止」時には熱応力の変動が生じ、冷態起動時にはその変動も大きくなり熱衝撃となって作用する。従って部品の疲労寿命の点では毎日「起動-停止」を行う場合の方が、昼夜連続運転の場合より過酷となる。
  • 「起動-停止」時に発生する機械的な応力・熱的な応力は発電用に適した一軸型ガスタービンの場合には、機械的応力の変動は「負荷投入-遮断」サイクル時には殆ど生じない。
  • 運転中のガスタービンの構成部品に加わる遠心力や圧力による機械的な応力は、発電機駆動用のものは一定であるため、概ね運転時間に比例して部品は劣化する。
  • 部品寿命に影響を及ぼす因子には、熱疲労のようなサイクル依存形の他に、クリープなどの時間依存形因子があり、高温下で顕著となるものが多い。

絶縁抵抗測定に関する記述として、正しいものは次のうちどれか。


  1.  耐電圧試験を行う場合は、その前と後に絶縁抵抗を測定する。
  2. 絶縁抵抗測定は、設置された電気機器及び母線等の導通状態の良否を判定する一つの手段として実施するものである。
  3. 高圧機器及び回路の絶縁抵抗測定には、500V 用の絶縁抵抗計を使用する。
  4. 使用される絶縁抵抗計は、発電機(手動)式がほとんどである。

A. 1

 

【解説】

  • 耐電圧試験(絶縁耐力試験)には予備試験要素があるので、その前と後に絶縁抵抗測定を実施します。
  • 絶縁抵抗測定は、設置された電気機器及び母線等の絶縁状態の良否を判定する一つの手段として実施するものです。
  • 高圧機器及び回路の絶縁抵抗測定には、1000V 用の絶縁抵抗計を、低圧機器には、500V 用の絶縁抵抗計を使用します。
  • 絶縁抵抗計の種類は、発電機(手動)と式と電池式(自動式)とに大別され、電池式が多用されています

(;´Д`)

 

まあ、大体こんな感じの内容が出題されていまして、先生が言った箇所をメモして覚えて試験に臨み解答する形となります。

いざ答えを作ってみると結構間違えていましたので、次に受講される方はこちらの記事も参考にして覚えられてみては如何でしょうか。

まとめ


  • 受講した自家用発電設備専門技術者の資格講習でも最後に試験が行われたのですが、この情報も全くと言っていいほどネット上に落ちていないので、いつものように数問覚えてきてネット上に載せた。✅
  • 『伊藤家の食卓』でお馴染みの伊東四朗さんは東京大学出身の役者さんですが、なんと “円周率を全部覚えている” そうだった。✅
  • いざ答えを作ってみると結構間違えていましたので、次に受講される方はこちらの記事も参考にしたほうが良かった。✅