
泡消火薬剤混合方式クイズ

泡と水を混ぜて、消火用の泡水溶液を作る混合方式は “4種類” に分類することができるという事については前ブログ記事 “甲種2類消防設備士不合格体験記” 内でも纏めていますが、本現場の泡消火薬剤混合方式は次のうちどれだと思いますか。💊
- プレッシャー・サイド・プロポーショナー方式
- プレッシャー・プロポーショナー方式(圧送式)
- プレッシャー・プロポーショナー方式(圧入式)
- ポンプ・プロポーショナー方式
- ライン・プロポーショナー方式
冒頭でお伝えしました通り、混合器だけでも判定できますが続きにポンプ周りの解説を記していきますので確認お願いします。🐄♪
消火ポンプ起動方式3つ
1.手動起動装置を開ける

2.感知用ヘッドが弾ける

3.消火ポンプ制御盤で起動

まず、1. は手動でコックを開け、泡消火配管系統内の圧力を下げることによりポンプ起動をさせる方式です。👍
防護区画ごとに色分けされているため、火災が発生しているエリアにある泡ヘッドがオレンジ色であれば、手動起動装置もオレンジ色のものを開放する必要があります。🍊
次に2. は、天井付近にこもった熱を感知して閉鎖式スプリンクラーヘッドが弾けることにより配管内の圧力が下がりポンプが起動する仕組みです。💣
スプリンクラー設備の場合とは異なり、泡消火設備の泡ヘッドはそれ自体が熱を感知して放射を開始することはありません。🚫
最後に3. ですが、消火ポンプ室内の制御盤の “起動” ボタンを押して直接起動することも可能です。
ただ、制御盤はどちらかというと試験やポンプ “停止” の際に触るものなので、基本的には1. か2. の機構での作動になります。💡
ポンプ起動後の流れ
✍(´-`).。oO(現場のポンプ室はスペースに制限があった為…、、配管がぐにゃぐにゃしていますね…。。)
また、ここでは色分けして配管内に何が入っているかを示していきます。
水色:ただの水
黄緑:泡消火薬剤原液
青:泡消火薬剤混合水溶液
消火用水の吸上げ・吐出し
混合器による泡消火薬剤水溶液の生成






✍(´-`).。oO(ここでクイズの答えが…、、上記より本現場の薬剤混合方式は『プレッシャー・プロポーショナー方式(圧入式)』だという事が自然と分かりますね…!!)
防護区画での泡消火薬剤混合水溶液の放射


消火ポンプの “性能試験”
👓(´-`).。oO(次は “泡消火設備の消防検査【後編】” にて…、、実際の泡放出試験の様子を見てみましょう…。。)
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