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水道局との事前協議

水道局との事前協議書
水道局との事前協議書を着工届と同時に所轄消防署へ提出。

水道直結型スプリンクラー設備を施工する際には、水道局との事前協議書を着工届に添付する必要があります。📎‼

 

⛆(´-`).。oO(給水にまつわる法律を遵守しつつ、、スプリンクラー設備に必要な水源・水圧を確保します…。。)🚒

 

水道屋さん(指定給水装置工事事業者)消防設備士が協力して設置する水道直結SPですが、今回は弊社にて水道局との事前協議を行い、スプリンクラー設備の施工を行うこととなりました。👥💭

 

今回の協議に際して、幾つか注意点があったので、そちらの広報と管理人が作った書類を併せて紹介させて頂きます。📚♪~

相談に行く“水道センター”


都島区にある“東部水道センター”
都島区にある“東部水道センター”のみ相談可能。

まず、これだけは間違えてはいけないという事があります。📣

それは、協議に伺うべきは “東部水道センター” であるという事です。🏢

 

管理人は初めに東住吉区にある南部水道センターに行ってしまいました。💔(;´・ω・)💦

 

しかし、ここ2年以内に大阪市の水道に関する相談は全て “東部水道センター” で受け付けることになったそうです。👀‼

 

🍭(´-`).。oO(弊社社長が前回行ったときは、まだ受け付けてくれたそうで‥。。)

 


“設計相談”の整理券
一番下“設計相談”の整理券を発行。
来客対応に特化
来客対応に特化された郵便局スタイル。
南部水道センター
間違えて伺い綺麗に撮れた南部水道センター

東部水道センターの場所


✍(´-`).。oO(管理人の対応をして下さった方は、とても親切でしたのでご安心を…。。)✨

 

水道局との事前協議書の作り方


特に決まった様式はないとのことで、管理人が作ったものを紹介させて頂きます。📝♪~

 

※(´-`).。oO(100%正しい保証はありませんので、ご利用の際は十分に注意ください…。。

 

以下の3枚を作成し、説明のち押印を頂きました。💮

  1. 大阪市 市長 様 宛の “水道直結式スプリンクラー設備設置条件承諾書” (表紙みたいなもん)✅
  2. アイソメ図(主管からSP末端まで)✅
  3. 給水管口径の決定に用いた計算書✅

✍(´-`).。oO(協議書例というしっかりしたものも、、大阪市のページで公表されています…。。)💻

参考:大阪市

水道直結式スプリンクラー設備設置条件承諾書
水道直結式スプリンクラー設備設置条件承諾書
SPアイソメ図
主管から末端までのSPアイソメ図
給水管口径の決定に用いた計算書
給水管口径の決定に用いた計算書
ダウンロード
給水管口径の計算書
とても簡単に作成した計算書です。数式が2つ程度しか入っていませんが、ご参考までにどうぞ。
水理計算_水道局協議書.xlsx
Microsoft Excel 13.9 KB

アイソメ図作成時の注意


所轄消防署に提出する “摩擦損失計算書” では水道メーターからSP末端までの数値が必要ですが、こちらのSPアイソメ図では主管からの計算になります。🌽

 

✍(´-`).。oO(主管から水道メーターまでの落差は1mとし、総落差に1を足した値を計算書にて用います…。。)

給水管口径の決定時の注意


今回はスプリンクラー設備着工届作成時に配管の “摩擦損失水頭” を計算した結果については、配管径は全て25Aでした。💡

 

✍(´-`).。oO(最大放水区画のヘッドが2個であったため、、これが3~4になると40Aの配管を使う可能性が…。。)

 

所轄消防署に提出した書類が、給水の面から見てもそれが理にかなったものであるかを証明します。👓✨

 

そのために本書類を作成し、水道局の方と協議してOKを頂く必要があります。📝‼

 

🔢(´-`).。oO(計算書のお手本は、大阪市の給水関係ページに…。。)

参考:大阪市

 

給水管口径の決定
給水管口径の決定について
流量に対する損失水頭(25mm)
流量に対する損失水頭(25mm)
水道メーターの損失水頭
水道メーターの損失水頭

流量60ℓ/minの水道メーター損失
例:青マーカー部が流量60ℓ/minの水道メーター損失。

参考:大阪市

給水管決定のファイルを上に挙げさせて頂きましたが、計算以外で幾つか値を出して入れる必要があります。📁💦

 

順を追って、箇条書きにしていきます。(・ω・)ノ🎨

 

  1. アイソメ図より、当該配管区間の口径及び長さを入力。(今回は末端まで25Aなので区間は分けていません。)✅
  2. 流量(ℓ/min)に対する損失水頭を図より確認して入力。(25Aで最大区画のヘッド数2個なので60ℓ/min)で計算。)✅
  3. 水道メーターの損失も、流量60ℓ/minで25Aの値を図より確認して入力。✅
  4. 動水勾配(‰)をウエストン公式の流量図より求める。(流量の単位が(ℓ/s)であることに注意。)✅
  5. 配水管から給水栓までの高さは、総落差+1m(地面からメーターまでの高さ)の値を入力。✅
  6. 合計の損失水頭(m)が20mより小さい値であれば、仮定通りの口径で適切であると判断できる。✅

 


【補足】

  • 今回給水栓の損失は0mで計算しています。🔢
  • 内装制限が無い為、ヘッド1個当たりの流量を30ℓ/minで計算しています(難燃以上の場合、1個当たり15ℓ/minでOK)。👌
  • 25Aの配管で認められる最大流量は66ℓ/minです。※最大放水区画のヘッド個数が3個以上になった場合は25Aの水道メーターでは施工できません。💔(;´Д`)💦
  • 25Aから40Aでの膨らまし配管は原則禁止です(大阪市の場合)。🚫
  • 水道メーターの変更工事が必要になった場合は、指定給水装置工事事業者に依頼します。👷‼

 

✍(´-`).。oO(こんな感じですが、、なんのこっちゃですかね…。。笑)


ウエストン公式と動水勾配


ウエストン公式
ウエストン公式=カンタンな公式

給水管口径の計算に “動水勾配(‰)” という単位長さ当たりの摩擦損失の値を用います。🚲♪~

 

この動水勾配‰を求める際に “ウエストン公式” という図を用います。💡

📚(´-`).。oO(水系の資格の参考書などに載ってます…。。)

 

流量が60ℓ/minであれば、1ℓ/minの箇所の横線をみます。👀

 

🔢(´-`).。oO(分→秒に直すために60で割りました…。。)

 

その横線と、25Aの斜線が交わる箇所が動水勾配‰の値になります。☔

 

Ex. 1ℓ/minで25Aであれば、大体230‰くらいですね。🐙

参考:米子市

 


管理人は、この “ウエストン公式” という名前が良くないと思います。💔(´・ω・`)💨

 

何か難しそうに聞こえますよね。👂

 

ですから、おいしい牛乳” という製品名から学びを受けまして、“カンタンな公式” と呼んでやりましょう。🍼

 

そうなんです、 “カンタンな公式” より、値をとって入れるだけです。

 

本当に全然難しくないです。⚠(・ω・)ノ💯

 

真剣な事ほどまずは馬鹿馬鹿しく捉えて、親しみを持つことが大切だと思います。🐴♪~

 

“さくら剛” さんが書かれた “感じる科学” という本はオススメです。📚

✍(´-`).。oO(ちなみに、この本の著者は浜松北高校出身です…。。)

 

 

余談


管理人の経験談ですと、“シュレディンガーの波動方程式” とか聞いただけで壁を感じました。🌊(´;ω;`)

 ✍(´-`).。oO(こちらに歩み寄る姿勢を全く感じられませんよね…。。👣)

 

量子化学なんてただでさえ意味不明なのに、もっとキャッチ―なタイトルにして欲しいですよね。

 

ここで、 “量子化学の授業で、シュレディンガーの波動方程式を学ぶ。” というフレーズを以下のようにすることを提案します。🏫‼

  • つぶつぶの授業で、あの長めの方程式を学ぶ” 

✍(´-`).。oO(ただ、長めの式がもう一つ出てきた場合、、 “part.2” とかつけて工夫する必要が…。。)


まとめ


  • 大阪市の水道に関する相談は全て “東部水道センター” で受け付けていた。✅
  • 特に決まった様式はないとのことで、管理人が作った協議書類をアップロードした。✅