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特区民泊セミナーAgenda

特区民泊セミナーのスライド発表
特区民泊セミナーのスライド発表風景。

本日、弊社朝礼の時間を利用して “特区民泊に関する消防用設備の設置と届出” というタイトルで簡単なセミナーを行いました。🎤(;´・ω・)💻

 

弊社社員の方々に時間を頂きまして、拝聴いただくとともに、こちらの問いかけに答えてもらいました。📣

また、スライド発表終了時にも、一人一つ質問を用意していただきまして、それに答えることでさらに有意義な場にすることができました。🎦(;´∀`)👌✨

 

セミナーの議事録を、スライド画像とともに記していきます…。

 ✍(´-`).。oO(大企業であれば、社外秘にしてもおかしくないような内容であるとイメージ…。。)🏢

スライドと解説


以下に、発表時に用いたスライドの画像に、実際にディスカッションされた事と解説を添えて記していきます…。✍(´・ω・`)📝

 

なお、発言者の敬称は略させていただきます、ご理解お願いいたします。💡(;´∀`)

(´-`).。oO(敬称どころか、苗字そのものも略してますが…。。笑)

特区民泊の消防設備セミナー表紙
特区民泊の消防設備セミナー表紙。

:おはようございます、予定しておりました特区民泊の消防設備についてセミナーを始めます。よろしくお願いいたします。

 

:まず初めに、なぜこのセミナーを行うと思いますか。では、玉置さんお答えいただけますか。

 

:営業担当だけでは、民泊案件をさばききれないからでしょうか…。

 

:確かに先週、社長より注意及びお叱りを受けましたが…。簡潔に言いますと、“これからも民泊の増加とともに、合法民泊に関する仕事が増えていくと予想される為” です。

 

:違法でやった場合の罰則などはあるのでしょうか。

 

:あります、最近法改正で罰則が強化されたところです。


 

【補足】

2017年3月に旅館業法が改正され、無許可民泊の罰金が3万円から100万円へと大幅に引き上げられました。

参考:毎日新聞

特区民泊の消防設備セミナースライド2枚目
特区民泊の消防設備セミナースライド2枚目。

:では次に質問ですが、お客様はなぜ消防用設備点検をすると思いますか。花岡さんお答えいただけますでしょうか。

 

:うーん……、消防法を守る為。

 

:そうですね、どちらかと言えば、建物の利用者の安全を守りたい!という方よりも、消防法だから仕方なく…という気持ちが強いかなと、日ごろの業務を通じても感じますね。

 

消防設備の点検と同様に、民泊を“合法でやりたい”というニーズが急浮上していおり、そこに携わることが弊社の今後や消防設備士という業態の発展につながるのではないかと思います。

 

既存のお客様や担当する仕事を大切にしつつ、このような機会でノウハウを学んで、新しいことにも挑戦したいですね。


 

【補足】

防火対象物消防用設備点検は、以下の周期で点検及び所轄消防署に点検結果を報告する義務があります。

  • 機器点検・・・半年に一回、点検結果報告書は作成しますが所轄消防署への提出はなし。
  • 総合点検・・・特定防火対象物の場合は一年に一回、非特定防火対象物の場合は三年に一回、点検するとともに所轄消防署に報告書を提出。

参考:消防用設備の点検

特区民泊の消防設備セミナースライド3枚目
特区民泊の消防設備セミナースライド3枚目。

特区民泊の仕事が急増した背景に、大阪市の宿泊日数が二泊三日になるなどの規制緩和が一つ挙げられます。

 

:一泊二日ではダメなんですか?

 

:現時点ではNGですが、今後さらなる緩和もあるかもしれませんね。ホテルなど既存の宿泊施設への配慮などもあると思いますが…。

 

:もともとAirbnbなどがブームとなり、世界各国の民泊関連のニュースを聞いていました。日本にも流れが来ると考えてはいましたが、楽天トラベルやBOOKING.comでは“合法民泊しか掲載できない”こともあり、消防法上(5)項イの防火対象物に分類される民泊への消防用設備の最適設置が予想以上に急務となりました。

参考:日本経済新聞


特区民泊の消防設備セミナースライド4枚目
特区民泊の消防設備セミナースライド4枚目。

補助金による発注ラッシュは7月末で一段落つきますが、今後もしばらくは特区民泊をされる方は増加の一途ですし、継続的に消防用設備施工の需要は続くと考えられます。

 

:今まで非合法で民泊をされていた方々は、合法化する際に特区民泊による申請のパターンのみなのでしょうか。

 

:(´-`).。oO(これはいい質問だ…。。)

簡易宿泊所などの許可を取ることに比べると、圧倒的に特区民泊の許可を取る方が楽であるそうです。

また、最近可決した “民泊新法” では、届出のみで旅館業法の許認可がなくても180日以内であれば民泊をしてもいいことが謳われています。

ここで気になる消防用設備の設置義務云々ですが、消防法上180日でも(5)項イなことには変わりないのかなと個人的には思っております。

(´-`).。oO(つまり消防用設備の設置が必要かと…。。)


 

【補足①】

世界最大のネット民泊仲介サービス会社“Airbnb(えあーびーあんどびー)”が発表した『2016年に訪れるべき世界の16地域』というランキングで、1位であったのは何と“大阪市の中央区”です。

 

同時に、対前年比の成長率が示してあったのですが、2位はタイ・バンコクのバンランブー市場で、1230%増加でした。

(´-`).。oO(これだけでも物凄いと感じます…。。)

 

しかし、栄えある第1位の大阪市中央区の対前年比成長率は、なんと7000%増加というデータが!!( ゚Д゚)🌎✨

大阪城などの歴史的な建造物に加えて、商店街や市場などが人気の理由なようです。🏯

(´-`).。oO(Airbnbの利用者の方に、日本の“BOSAI”についても拾っていただければ…。。)

参考:幻冬舎

 

【補足②】

民泊新法の可決・成立で、より一般の方が住んでいる家に不特定多数の人を泊めやすくなると言えます。

民泊は以下の2つに分けることができます。

  1. 『家主居住型』・・・住宅提供者が居住しながら、一部を貸し出すもの。
  2. 『家主不在型』・・・民泊施設提供日に、持ち主・管理者が泊まっていないもの。

このうち、民泊新法は1.を支援する法律であると言えます。

(´-`).。oO(180日のみでは、事業用で貸し出しても元がとれる確率が低いためです…。。)

参考:毎日新聞

民泊の消防設備に関する実務


特区民泊の消防設備セミナースライド5枚目
特区民泊の消防設備セミナースライド5枚目。
特区民泊の消防設備セミナースライド6枚目
特区民泊の消防設備セミナースライド6枚目。

特区民泊の消防設備セミナースライド7枚目
特区民泊の消防設備セミナースライド7枚目。

:消防設備の設置工事自体は、通常の防火対象物と大差はありません。

ただ、一戸建てを民泊にするケースでは2階建てか3階建てで大きく値段が変わることや、漏電火災警報設備が必要になるケースがあることを、お客様にしっかり提案していきましょう。

 

:また、先日石崎さんから朝礼にて呼びかけありました通り、所轄消防署によっては誘導灯設置予定箇所に、誘導標識の設置のみで良いなどと対応していただける場合があります。着工届出時に予防担当の方と相談することで、最終的な消防設備を決定できますね。

 

:先日、担当した現場で行政書士の方に “避難経路図” を渡したことがありました。行政書士さんのほうで出す書類にも、消防関係のものがあるので、どちらがどこまで担当するか、その線引きも重要ですね。


特区民泊の消防設備セミナースライド8枚目
特区民泊の消防設備セミナースライド8枚目。

消防法令適合通知書交付申請を、弊社で行うか、お客様若しくは行政書士さんのほうで行うかも見積りの段階で決めておく必要があります。

ただ、必要資料さえ揃えば、設置届や使用開始届を提出時に、同時に所轄消防署に提出できますので、こちらでやった方が効率がいいと言えることもご提案させていただきましょう。

また、適合通知書交付申請書と設置・使用開始届の両方が出ていないと、消防検査の日程を取れないこともあり、やはり同時に提出した方が手間が省けますね。

 

:以前お客様から、スマホで入退室が確認できるインターホンも施工できないか?と依頼を受けたことがありました。

弊社は、インターホンも火災報知設備であることより、施工技術・実績があります。

このように消防設備民泊にあったら便利な設備、ダブルで最適なご提案ができれば、より素敵ではないでしょうか。


特区民泊の消防設備セミナースライド“総括”
特区民泊の消防設備セミナースライド“総括”

民泊の案件は全部で何件くらい動いてるんですか?

 

:完了したものを含めて、大体30件ほどではないでしょうか。

補助金申請書類のお手伝いもさせていただきまして、それらが採択された後にまた工事が決まってくると思います。👷

 

民泊を営業するに当たって、消防用設備にかかる費用が問題視されることで、地味で誰もやりたがらない仕事をする消防設備士が注目されることとなりました。

この特需を通して、お客様・社会に貢献していくことで、弊社消防設備士の今後の発展に繋げることができればという思いです。

 

社内で仕事の仕方、マニュアルを共有していきましょう。

 

社内はもちろんのこと、ホームページ上に公開しますのでまたご確認よろしくお願いします。


終わりに


パンチドランカー
ここまでご覧いただきましてありがとうございました。 ※クリックで拡大

特区民泊の仕事は、偶然ページを作っていたことがきっかけで、ホームページ経由のお問い合わせにて、多くご依頼いただくことができました。大変ありがたいことであると感じております。🎀

 

一方で、営業担当勝手に民泊の仕事をジャンジャン持ってきて振ってきやがる!!という現場反発や、さばききれないなら断れという社長注意までございました。(;´∀`)💦

 

しかし、小生はこの民泊に関する仕事に、今後も消防設備士として携わらさせていただきたい所存です。🚒

 

営業担当として、多くの方と接し、お会いできたことも非常に喜ばしく感じておりまして…。憧れていた民泊業界の有名な方とまでも繋がることができました。🌈(´;ω;`)👌✨

 

今後も継続していくために、皆様への説明責任を果たし、ご協力いただければと思っています。📝(;´∀`)


まとめ


今回書記を担当していただきましたパートのSMDさんが提出してくれました “本日のまとめ” が抜群に良いものだと感じましたので、スクショして貼っときます。

(´-`).。oO(決して、まとめを書くことをサボったわけではありませんよ!!)💡

本日の民泊消防設備セミナーまとめ
本日の民泊消防設備セミナーまとめ ※クリックで拡大
ダウンロード
民泊消防設備セミナー議事録まとめ
2017/7/31に行われた民泊消防設備セミナーの議事録ファイルです。
民泊セミナー.docx
Microsoft Word 17.5 KB

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コメント: 2
  • #1

    R! (月曜日, 31 7月 2017 21:09)

    とても見やすくてわかりやすい記事でした!
    中央区が『2016年に訪れるべき世界の16地域』で1位なのがビックリです!!

  • #2

    管理人 (火曜日, 01 8月 2017 08:51)

    >R!さん
    コメントありがとうございます!(・ω・)ノ✨
    びっくりですよね!!�しかもダントツ1位…�
    これからの大阪市に期待です\(゜ロ\)(/ロ゜)/♬�