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消防用設備はどこにある?part.2

消防設備業(正式には“消防施設工事業”)
消防設備業(正式には“消防施設工事業”)で扱うものは?

弊社は “消防用設備” の施工メンテナンスを生業していますが、実際のところ『どこでなにしてんの??』という疑問を持つ方も少なくないようです。(;´∀`)🚒💦

 

日常的に消防用設備に触れる機会が少ないために、なかなか表に出てくることが難しいというのも一つでしょう。🌳🌳🌳

 

前回 “アニメにも描かれている消防設備” というページを作成していました。(´-`).。oO(これをpart.1とします…。。)💡

 

普段目にしているはずの消防用設備について少しでも紹介でき、それを通して興味を持っていただけると嬉しいです。🎀

 

今回は画像中に写っている消防設備を見つけてもらい、知ってもらおうという試み第二弾です。(;´・ω・)👌

 

風景に溶け込む消防用設備について記します。…✍(´-`).。oO✨

写真中の消防設備を数えて下さい!


風景に溶け込む消防設備
風景に溶け込む消防設備たち ※クリックで拡大

消防用設備点検中に、消防用設備が密集しているエリアがあったので思わず写真を撮りました。(;´∀`)📷✨

 

写真にはいくつ消防用設備があると思いますか??(。´・ω・)?

 

もちろん数え方にもよりまして…、以下の設備が写真中にございます。

  • 消火器(使用方法パネルを含む)

細かく分けると、この画像中だけで計9つの設備が弊社が取り扱います消防用のものというわけです。( ゚Д゚)❕

 

詳細を続きに解説させていただきます。✍(´-`).。oO✨


消火器と避難はしご


消火器と避難はしご
消火器と避難はしご

一番親しみのある “消火器” の横に、実はオレンジ色の金属製ケースに入った “避難はしご” が設置されていました。

 

この中には “吊り下げはしご” といって、ベランダの手すり等に固定して使用するものが入っています。

 

(´-`).。oO(点検時などで使用する際は、手すり等を傷つける恐れがあるので、段ボールや毛布を固定金具の間に挟みます…。。)

 

また、写真をみると分かる通り、避難はしごの使用法が割れています。(;´・ω・)💦

 

まだ見ることが可能であるため、不備としては挙げませんでした。

 

しかし、真っ二つに割れていたり、色褪せて見えないものは改修見積り後、交換させていただいております。💡


吊り下げ避難はしごの使用方法
吊り下げ避難はしごの使用方法
“避難器具設置室”の標識
掲げられていた“避難器具設置室”の標識

ベル


6型ベル
1982年製と歴史のある6型ベル。

回路試験機


導通を確かめる“回路試験機”
感知器の導通を確かめる“回路試験機”

表示灯


表示灯の電球は35V
表示灯の電球は35Vがほとんど。

発信機


火災報知機は“発信機”
火災報知機と記されているが厳密には“発信機”

非常放送設備


非常放送用スピーカー
火災時に緊急放送が流れるスピーカー。
非常放送設備の本体
非常放送設備の本体。

避難器具用の非常照明と誘導灯


避難器具用の非常照明
誘導灯の後ろに隠れた避難器具用の非常照明

避難器具設置場所は、停電時にも避難器具を使用するのに支障のない明るさを確保することが定められています。

 

照明装置は次のいずれかです。

  1. 非常用の照明装置
  2. 避難ロープ、すべり棒又は避難はしご(3階以下の階に限る。)を設ける場合で基準に適合する電池式照明装置

参考:大阪市

 

上の写真中では球切れをしていたので、点灯していませんでした。

 

蛍光灯・グロー球を交換後、改めて写真を撮りましたので以下をご覧ください。📷✨

(´-`).。oO(非常時につけば常時消灯でもOKです…。。)💡


認定の標示とバッテリー試験の紐が特徴
認定の標示とバッテリー試験の紐が特徴的。
避難器具用の非常照明点灯時
避難器具用の非常照明点灯時の様子。

補足:総合盤について


総合盤は“ベル”“表示灯”“発信機”で構成
総合盤は“ベル”“表示灯”“発信機”で構成される。

上記の “ベル” “表示灯” “発信機” を一つの機器収納箱に収めたものを “総合盤” といいます。

 

現行のものは、ほとんどこの総合盤の形で設置されています。

 

この“ベル” “表示灯” “発信機”に用いる電線は受信機と繋がっている幹線からすべて電力供給するため、同じような位置にあった方が施工性が良いといえます。

 

また、設置階の各部分から

  • ベル(地区音響)は25m以下
  • 発信機が歩行距離50m以下

となるように設置することが定められており、条件次第ですがおおよそ同じような位置にあっても差し支えないでしょう。

 

ベルが足らない場合は、増設することもしばしばです。🔔♬

(´-`).。oO(通称:“増ベル”です。。)


まとめ


  • 避難器具設置場所に、停電時にも避難器具を使用するのに支障のない明るさを確保するため、非常照明が設置されていた。💡
  •  “ベル” “表示灯” “発信機” を一つの機器収納箱に収めたものを “総合盤” といった。✍(´-`).。oO🌈