パッケージ型消火設備の施工

パッケージ型消火設備のタンクに消火薬剤を充填
パッケージ型消火設備のタンクに消火薬剤を充填する様子。

パッケージ型消火設備とは、屋内消火栓の代替設備のことです。

屋内消火栓と異なり、消火ポンプや水槽、配管の工事が不要である画期的な設備です。

 

そのため、施工時の労力を大幅に抑えることができるほか、コスト面でも有利な設備という位置づけです。

(´-`).。oO(ただし、設置できる条件も決まっています。)

 

また、設置工事を行った際に気づいた事がいくつかありましたので、ここで報告させていただきます!✍(´-`).。oO

 

今後、パッケージ型消火設備の導入を検討されるお客様や、施工される業者のお役に立てる記事を目指します。……✨

パッケージ型消火設備の設置基準


パッケージ型消火設備の設置基準
パッケージ型消火設備の設置基準 ※クリックで拡大

パッケージ型消火設備屋内消火栓の代替設備とする際には、設置基準を満たすために次の項目を確認して下さい。

  • 用途(駐車場・倉庫及び危険物貯蔵所は設置不可)
  • 耐火 or 準耐火・非耐火
  • 階数と延べ面積

また、Ⅰ型のパッケージ型消火設備を例にしますと、設置階の各部分からホース接続口まで水平距離20 m以下となるように(屋内消火栓は25 m)設ける必要があります。

 

(´-`).。oO(若干ですが、屋内消火栓よりも厳しい基準です。)

参考:川崎市


パッケージ型消火設備の施工


パッケージ型消火設備の設置工事はシンプルです。

以下に施工概要を載せますのでご覧ください!|д゚)✨

パッケージ型消火設備の運搬


正方形の消火薬剤一箱が20㌔以上ある他、パッケージ型消火設備本体も非常に重たいです。

運搬の際は、どうかご安全にお願いします!

 

(´-`).。oO(エレベーターがなかったら号泣していたところです…。。)

大型トラックにて本体と薬剤を搬入
大型トラックにて本体と薬剤を搬入。
パッケージ型消火設備運搬
台車とエレベータにて設置階へ。
消火薬剤はパッケージ1台につき4箱
消火薬剤はパッケージ1台につき4箱。

パッケージ型消火設備の固定


パッケージ型消火設備のケガキ表示
梱包されていた段ボールにあったケガキ表示…。

パッケージ型消火設備が動いたり、倒れないように固定します。

 

固定には主に、カットした寸切りボルト・ナットを用いました。

 

また、固定する場所はハンマドリルにてコンクリに穴をあけて、金属製アンカーを打ち込みました。

 

工事後に気づいたのですが、画像の通り梱包されていた段ボールにケガキ表示が記されています。

これを利用すれば、重たいパッケージ本体を、設置場所にわざわざ一度置き、穴をあける位置に印をするという作業を省くことができるというわけです。

 

(´-`).。oO(工事後、段ボール箱を壊しているときに気づき、愕然としました…。。)


パッケージ型消火設備の表示灯用配線


消防用耐熱電線0.9mm
消防用耐熱電線0.9mm

パッケージ型消火設備を施工するに当たって、唯一発生する電気工事が “表示灯” の配線工事です。

 

(´-`).。oO(屋内消火栓の場合 “ポンプ起動・停止” や “満水・減水と過電流” その他諸々の配線工事が生じてきます…。。)

 

また、表示灯用の配線で使用する電線は “耐熱” 以上の性能を有するものでなければなりません。

(´-`).。oO(電線は2本必要となりますので、2ペア以上のものを用意しましょう…。。)

 

そして、その回路はパッケージ型消火設備専用” の回路とする必要があります。

(´-`).。oO(施工前にブレーカーの空きがあるか確認しましょう…。。)


消火薬剤の充填


パッケージ型消火設備本体機器と、薬剤20L×4を合計すると300㌔近くになりますので。

そのため別々に搬入し、現地にて消火薬剤を充填します。

 

消火薬剤は、浸透剤などが入った “水” です。

手につくと、最初はつるっと滑る感じですが、後からべたついてくる感じがありました。

(´-`).。oO(まるで、花粉症の時の涙や鼻水のようでした…。。)

消火薬剤一箱は20リットル
消火薬剤一箱は20リットル。
消火薬剤注ぎ口
注ぎ口が付いています。
注ぎ口を開ける
注ぎ口を開けるとこんな感じ。

消火薬剤注入。
付属のホースを用いて消火薬剤注入。
消火薬剤ダブルで注入
消火薬剤ダブルで注入。
パッケージ型消火設備施工後
7台ありましたので、結構ハードでした。

パッケージ型消火設備の使用方法


パッケージ型消火設備の使用方法
パッケージ型消火設備の使用方法。

パッケージ型消火設備は、使用方法もとてもシンプルです。

  1. 加圧ボンベのバルブを全開にします。
  2. ホースを火元の方へ持っていき、レバーを開けます。

この2動作のみです。

蛇口をひねってレバーを開ければ消火が可能という “庭の水やり” くらい簡単なことですね!(・∀・)♪

 

非常時に焦っていたとしても、これくらい簡潔であれば使えそうかなと思います。

(´-`).。oO(消火栓の場合はポンプ起動ボタンを押すことを忘れずに…。。)


まとめ


  • 施工工事には、“本体固定” “表示灯用配線” “消火薬剤充填” などの工程があった。