斜行式救助袋について

斜行式救助袋を展張
斜行式救助袋を展張した際の写真。

救助袋は避難器具の一つで、“垂直式” と “斜行式” があります。

 

今回の防火対象物に “斜行式” が設置されたのには理由があります。

写真をご覧いただきますと分かる通り、2階と3階の窓が同じ列にあるため、垂直式だと同時に展開するスペースが確保できないためです。

 

(´-`).。oO(3階の窓から真下に降ろすと、2階の救助袋とぶつかってしまいます…。。)

 

以下に、斜行式救助袋に関することを記していきます。……

斜行式救助袋について


斜行式救助袋の使用方法


斜行式救助袋の操作方法
斜行式救助袋の操作方法 ※クリックで拡大

●操作方法

  1. ボックスの上蓋をとり、前板を外す
  2. “砂袋” を目標方向になげ、締めてあるバンドを引く
  3. 袋を先端より徐々に降ろす
  4. 取付け枠を回転させる
  5. 地上の合図で足先より降下

●地上の固定方法

  1. ロープを引っ張る
  2. ロープを確実にとめる
  3. 受布を持つ

砂袋には回数とロープの長さ
砂袋には回数とロープの長さが記載されています。
“3”と印がしてある箇所に金具取付部分
“3”と印がしてある箇所に金具取付部分があります。
ロープは確実に留めて
ロープは確実に留めて下さい…。。

斜行式救助袋の特徴


斜行式救助袋を展張
斜行式救助袋を展張するには広い空間も必要。

以下に、斜行式救助袋の “長所” と “短所” を挙げます。

●長所

  • 次々と滑り降りることができるため、避難を円滑に行うことができる。

●短所

  • 地上での固定作業が必要であるため、一人で使用できない

(´-`).。oO(特に短所が致命的だと私は思います…。。)

 

避難階での救助袋セット完了時
避難階での救助袋セット完了時

斜行式救助袋の降下試験


消防検査時の降下の様子です。

 

救助袋は、緩降機や、避難はしごに比べると、高所から避難する際の恐怖心が軽減されるのではないでしょうか。(;´Д`)👌

 

また、垂直式救助袋は、使用する際に身体全体が本体布に接触する可能性があり、摩擦で“手”などが熱くなることがあります。🔥

 

しかし斜行式救助袋は、主にお尻付近の接触のみで済むので避難時に摩擦熱により皮膚にダメージを受ける可能性はほぼゼロでしょう。(・ω・)ノ✨


まとめ


  • 防火対象物の窓の位置などの関係で、斜行式救助袋が取り付けられる。✅
  • 斜行式救助袋は、地上で固定する作業が必要となるため、一人では使用できない。
  • 動画にて、実際に滑り降りる様子を見ることで、有事の際に自分が避難することをイメージできる。🎦

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コメント: 2
  • #1

    りゅう (木曜日, 13 4月 2017 00:43)

    お〜これは5類の消防設備ですね

    甲種5類受験しようかと思ったのですが
    甲種1類を先にやることにしました

    あ、甲種4類は無事に合格しておりました
    これで甲種4類、乙種6類7類取得済と
    なりました
    (乙1〜乙5は受験予定なし)

    青木防災さんのHPは非常に
    参考になりますm(_ _)m

  • #2

    管理人 (木曜日, 13 4月 2017 15:26)

    >りゅうさん
    いつもご覧いただき、ありがとうございます。
    そして…甲4合格おめでとうございます!!\(゜ロ\)(/ロ゜)/✨
    自火報の工事ができるということは、消防設備士としてかなり有利であると思います!
    共に、防災業界を担う存在になりましょう!!

    次の受験もお考えとは、向上心をお持ちで何よりです(・ω・)ノ♪
    確かに、次に1を受けるか5を受けるかは、迷うところですね�
    私個人も1を受験したかと記憶しております。
    1は実技の単元が合否を分けると思います。
    弊社のページが少しでもお役に立てれば幸いです!