消防設備士甲種特類の問題と解答 in 2017/3/5@大阪

大阪大学の正門にある石板
大阪大学の正門にある石板

2017年3月5日に大阪大学で “特類” という甲種消防設備士試験を受験してきました。

 

特類は他の設備と異なる、“その他” のような扱いの消防設備士資格です。

例えば、大きい体育館の天井にスプリンクラーを設置する代わりに、放水銃のような設備が設置されているケースがあります。

 

どの類にも該当しないような設備を点検するには、独自の決まり事などがあるため、特類のような資格が作られました。

 

以下に出題された問題・解答を記していきます。……

消防設備士甲種特類の試験問題と解説


消防設備士の試験問題は、会場外に持ち出せません

 

その為、私が記憶している範疇での試験問題と解答となります。

 

しかし、今回私は試験問題を解く倍の時間をかけて、試験問題を暗記してまいりました。(;´Д`)👌

 

とても長い記事になってしまいましたが、今後特類を受験される方だけでなく、多くの方にとってためになる内容もあります。

 

(´-`).。oO(私が合格しているかは、全く別問題です……。)

 

どうぞ最後までお付き合いいただければ嬉しく思います。


1. 講習の時期について


Q. 消防設備士免状交付後の講習受講時期として正しいものはどれか。

 

A. 消防設備士免状の交付を受けた日以後における最初の4月1日から2年以内に受講し、それ以降は消防設備士講習を受けた日以後における最初の4月1日から5年以内に受講する。

 

選択肢には “交付後2年以内” などがありました。

交付後・受講後も、“4月の一日から” ということを覚えておきましょう!

 

消防設備士講習体験談 もご覧ください。

2. 用途変更後の技術基準の遡及


Q. 事業所の用途を変更した際に、技術上の基準に適合させる設備として誤っているものはどれか。(変更後の用途は特定防火対象物でないとする。)

  1. 消火器
  2. 漏電火災警報器
  3. 屋内消火栓
  4. 誘導灯

A. 屋内消火栓

 

◇ 消防用設備の種類による技術基準への適合

以下の消防設備は、防火対象物の用途を問わず現行の基準法令に適合させることとされています。

(´-`).。oO(フフッ、さっそく間違えたぜ……。泣)

3. 消防用設備の設置・維持命令


(´-`).。oO(すみません、さっそくうろ覚えです…。)

 

Q. 【 】内に当てはまる語句として、正しいものはどれか

 

A. 【消防長又は消防署長】が【設備等技術基準】に基づいて消防用設備を運用するように【権威を有するもの】に指導を行う。

 

選択肢には

× 都道府県知事 や、×消防設備士などがあった気がします。


4. 防火管理者の設置義務


Q. 次の用途と収容人数で防火管理者を定めなくてよいものはどれか。

  1. 老人福祉施設で、収容人数10人もの
  2. 共同住宅で、収容人数50人もの
  3. 百貨店で、収容人数30人のもの
  4. 事務所で、収容人数45人のもの

 

A. 事務所で、収容人数45人のもの

 

甲種防火対象物の中でも (6)項 ロ老人福祉施設は、10人以上防火管理者を定めなければなりません。

 

その他の特定防火対象物30人以上非特定防火対象物50人以上とざっくり覚えておいてもいいかもしれません。

 


5. 特殊消防用設備の手続き等


Q. 特殊消防用設備などに関する総務大臣の認定制度に関して、誤っているものは?

  1. 総務大臣は、認定をした特殊消防用設備等について、偽りその他不正な手段により当該認定又は当該認定に係る変更の承認を受けたことが判明したとき、又は設備等設置維持計画に従って設置・維持されていないと認めるときにあっては、当該認定の効力を失わせることができる。
  2. 特殊消防用設備等に係る認定を受けたものは、当該認定に係る特殊消防用設備等または設備等設置維持計画を変更しようとするときは、総務大臣の承認を受けなければならない。
  3. 認定を受けようとする者は、あらかじめ、日本消防検定協会又は登録検定機関が行う性能評価を受けなければならない。
  4. 特殊消防用設備等に係る認定を受けた者は、当該認定に係る特殊消防用設備等又は設備等設置維持計画に係る軽微な変更をしたときは、その旨を市町村長に届けなければならない。

 

A. (4) が誤り

 

特殊消防用設備等の軽微な変更をしたときは、その旨を “消防長または消防署長” に届けなければなりません。

 

着工届・使用開始届は “大阪市消防長” 宛で、設置届・点検報告書は “大阪市○○消防署長” 宛です。

こちらもご覧ください ⇒ 着工届・設置届及び使用開始届について

 

(´-`).。oO(“市町村等” が出てくるのは消防本部がないようなところの手続きなどのイメージです。)

参考:市町村の消防組織


6. 特殊消防用設備の認定制度


Q. 第17条第3項に規定する総務大臣の認定を受けた特殊消防用設備等に関して謝っているものは?

  1. 総務大臣の認定を受けるには、日本消防検定協会又は法人であって総務大臣の登録を受けた者が行う性能評価が必要である。
  2. 第17条第3項に規定する総務大臣の認定を受けた特殊消防用設備等について失効することはない。
  3. 設備等設置維持計画に従って設置し、及び維持するものとして総務大臣の認定を受けた特殊消防用設備を用いる場合は、当該部分における消防法第17条第1項及び第2項の規定は適用されないこととされている。
  4. 性能評価とは、設備等設置維持計画に従って設置し、及び維持する場合における特殊消防用設備等の性能に関する評価をいう。

 

A. (2)

 

法第17条第3項による総務大臣の認定を受けた特殊消防用設備等については、以下の場合に認定の失効ができることとされています。

①偽りその他不正な手段により当該認定が判明したとき

②設備等設置維持計画にしたがって設置・維持されていないと認められるとき

 

また、消防法第17条に関して条文は以下の通りです。

 

 

  •  第17条第1項 学校、病院、工場、事業場、興行場、百貨店、旅館、飲食店、地下街、複合用途防火対象物その他の防火対象物で政令で定めるものの関係者は、政令で定める消防の用に供する設備、消防用水及び消火活動上必要な施設(以下「消防用設備等」という。)について消火、避難その他の消防の活動のために必要とされる性能を有するように、政令で定める技術上の基準に従って、設置し、及び維持しなければならない。

(´-`).。oO(通常用いられる消防用設備等のことです。)

 

  • 第17条第2項 市町村は、その地方の気候又は風土の特殊性により、前項の消防用設備等の技術上の基準に関する政令又はこれに基づく命令の規定のみによつては防火の目的を充分に達し難いと認めるときは、条例で、同項の消防用設備等の技術上の基準に関して、当該政令又はこれに基づく命令の規定と異なる規定を設けることができる。

(´-`).。oO(条例で定められているパターン、けっこうあります。)

 

  • 第17条第3項 第一項の防火対象物の関係者が、同項の政令若しくはこれに基づく命令又は前項の規定に基づく条例で定める技術上の基準に従つて設置し、及び維持しなければならない消防用設備等に代えて、特殊の消防用設備等その他の設備等(以下「特殊消防用設備等」という。)であつて、当該消防用設備等と同等以上の性能を有し、かつ、当該関係者が総務省令で定めるところにより作成する特殊消防用設備等の設置及び維持に関する計画(以下「設備等設置維持計画」という。)に従つて設置し、及び維持するものとして、総務大臣の認定を受けたものを用いる場合には、当該消防用設備等(それに代えて当該認定を受けた特殊消防用設備等が用いられるものに限る。)については、前二項の規定は、適用しない。

(´-`).。oO(“その他” 扱いです。)

 


7. 連結送水管の設置基準


Q. 連結送水管の設置義務について、誤っているものはどれか。

  1. 地階を除く階数が7の共同住宅
  2. 地階を除く階数が4以上で、延べ面積が6000㎡以上の共同住宅
  3. 地階を除く階数が5以上で、延べ面積が8000㎡以上の共同住宅
  4. 地下街で延べ面積が1000㎡以上のもの

 

A. (2)

 

地階を除く階数が5以上防火対象物で、延べ面積が6000㎡以上のものが設置対象です。

 

 (´-`).。oO(こんな感じ、でした。笑)

 

以下のページもご参照ください。

☆ 連結送水管

消防活動上必要な施設


8. 通路誘導灯の設置基準


Q. 通路誘導灯を設置すべき距離として、誤っているものはどれか。

  1. 避難方向を示すシンボルのない避難口B級誘導灯から30 mの箇所
  2. 避難方向を示すシンボルのない避難口C級誘導灯から20 mの箇所
  3. 通路B級誘導灯から30 mの箇所
  4. 通路C級誘導灯から20 mの箇所

 

A. (2)

 

避難方向を示すシンボルのない避難口C級誘導灯からは、15 m以内に通路誘導灯を設けなければなりません。

 

こちらの記事を参照ください⇒誘導灯の設置基準


9. 無線通信補助設備について


Q. 無線通信補助設備について、誤っているものはどれか。

  1. 点検に便利で、火災の被害を受けるおそれがない箇所に設けること
  2. 消防隊専用とすること
  3. (16の3)項の防火対象物に設けること
  4. 非常電源として30分以上動作できる容量の蓄電池を設けること

 

A. (3)

 

無線通信補助設備は、(16の2)項・地下街のうち延べ面積が1000㎡以上ののものに設けます。

 

(´-`).。oO(バッテリーについては知らなかったので消去法でした…。)

参考:横浜市

 

以下のページもご参照ください。

無線通信補助設備

 


10. スプリンクラー設備の設置基準


複合用途防火対象物
複合用途防火対象物の図。

Q. 図の複合用途防火対象物にスプリンクラー設備を設置する場合、正しいものはどれか。

  1. すべての階
  2. 地階・1階及び2階
  3. 地階・1階・2階及び3階
  4. 地階のみ

 

A. (3)

 

複合用途防火対象物(雑居ビル)で特定用途部分の床面積の合計が3,000 ㎡以上ある場合には、特定用途のある階にスプリンクラー設備を設置します。

 

(´-`).。oO(4. とめっちゃ迷いました…。)

 

以下のページもご参照ください。

スプリンクラー設備の設置基準について


11. 閉鎖式スプリンクラーヘッドの作動時間


 

Q.  スプリンクラー設備に関して、誤っているものはどれか

  1. 閉鎖式スプリンクラーヘッドを用いるスプリンクラー設備は、当該ヘッドが作動した場合に直ちに放水することが求められている。
  2. 流水検知装置は、閉鎖型ヘッドが作動した場合、水の流れを検知して加圧起動装置を自動的に起動させるとともに、警報装置に信号を発する。
  3. 予作動式スプリンクラー設備は、配管の凍結防止やヘッドの事故などによる不時放水防止を図るものであり、ヘッドが開放後1分以内に放水を開始するものである。
  4. ラック式倉庫用スプリンクラー設備は、ラック式倉庫以外の倉庫には設置することができない。

A. (1)

 

閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いるスプリンクラー設備には、乾式・予作動式等の方式があり、ヘッド作動後一定の時間以内に作動すればよいとされています。

 

(´-`).。oO(こんな感じでした…、間違えた気がします。)

 


12. 補助散水栓について


 

Q.  補助散水栓に関して、正しいものはどれか

  1. 補助散水栓は防火対象物の各階ごとに、その階の各部分から1つのホース接続口までの水平距離が10m以下となるように設ける。
  2. 補助散水栓は防火対象物の各階ごとに、その階の各部分から1つのホース接続口までの水平距離が15m以下となるように設ける。
  3. 補助散水栓は防火対象物の各階ごとに、その階の各部分から1つのホース接続口までの水平距離が20m以下となるように設ける。
  4. 補助散水栓は防火対象物の各階ごとに、その階の各部分から1つのホース接続口までの水平距離が25m以下となるように設ける。

A. (2)

 

補助散水栓は防火対象物の各階ごとに、その階の各部分から1つのホース接続口までの水平距離が15m以下となるように設けます。

 

(´-`).。oO(SPの図面書いてて良かったー…。。)


13. 泡ヘッドの機構について


 

Q.  泡消火設備の泡ヘッドに関して、正しいものはどれか

  1. フォームヘッドは、デフューザーにより泡消火薬剤を発泡させる。
  2. フォームヘッドは、空気吸入口から泡消火薬剤を発泡させるための空気を取り入れる。
  3. フォームウォータースプリンクラーヘッドは、上向型と下向型とがある。
  4. フォームウォータースプリンクラーヘッドは、デフレクタにより泡消火薬剤を発泡させる。

A. (3)

 

フォームヘッドは、金網により泡消火薬剤を発泡させます。

空気吸入口はフォームウォータースプリンクラーヘッドにのみ実装されています。

フォームウォータースプリンクラーヘッドは、デフューザーにより泡消火薬剤を発泡させます。

 

(´-`).。oO(デフューザー【diffuser】は “散布器” と訳すことができます。)

 

以下のページもご参照下さい。

甲種2類不合格体験記

甲種2類実技の問題と解答 in 2016/12/4@京都


14. 二酸化炭素消火設備の設置基準について


 

Q.  二酸化炭素消火設備の設置基準ついて、誤っているものはどれか

  1. 防火区画にに設ける出入口の扉は、当該防護区画の内側から外側に開放される構造とするとともに、ガス放出による室内圧の上昇により容易に開放しない自動閉鎖装置付きのものとすること。
  2. 防火区画の開口部に自動閉鎖装置を設けない場合は、当該開口部の床面からの高さが階高の3分の2を超える位置にあること。
  3. 自動閉鎖装置を設けない開口部の面積の合計値は、通信機器室又は指定可燃物の貯蔵・取扱所にあっては、囲壁面積の数値の1%以下であること。
  4. 自動閉鎖装置を設けない開口部の面積の合計値は、防火対象物 (通信機器室又は指定可燃物の貯蔵・取扱所を除く) の囲壁面積の数値のいずれか小さい方の数値の10 %以下であること。

A. (4)

 

自動閉鎖装置を設けない開口部の面積の合計値は、防火区画の体積の数値または囲壁面積の数値のいずれか小さい方の数値の10 %以下であることとされています。

 

(´-`).。oO(こんな感じの問題でしたが、多分間違えました……。)

参考1:消防庁

参考2:さいたま市


15. 充填比について


 

Q.  二酸化炭素消火設備の消火薬剤容器の充填比ついて、正しいものはどれか

  1. 消火薬剤容器の内容積を、充填する消火薬剤の質量で除したものを充填比という。
  2. 充填する消火薬剤の質量を、消火薬剤容器の内容積で除したものを充填比という。
  3. 消火薬剤容器の内部圧力を、充填する消火薬剤の質量で除したものを充填比という。
  4. 充填する消火薬剤の質量を、消火薬剤容器の内部圧力で除したものを充填比という。

A. (1)

 

消火薬剤容器の内容積を、充填する消火薬剤の質量で除したものを充填比といいます。

 

(´-`).。oO(“比” ということで単位が同じなのはわかりましたが…、どっちにしたかな…。)

 


16. 粉末消火設備について


 

Q.  粉末消火設備ついて、誤っているものはどれか

  1. 加圧用ガス容器は、防火区画内に設けること。
  2. 全域放出方式のものにあっては、起動装置の作動から放出までの時間が20秒以上となる遅延装置が設けられていること。
  3. 鋼管にあっては、JISH3300に適合し、調整圧力または最高使用圧力の1.5倍以上の圧力に耐えるものであること。
  4. 貯蔵容器などから、配管屈曲部までの距離は、当該管径の20倍以上であること(消火薬剤と加圧ガスが分離しない構造のものを除く)。

A. (1)

 

加圧用ガス容器の設置場所は、防火区画以外の場所であることと定められています。

 

 

(´-`).。oO(選択肢(3)の規格とか覚えていないので、まず正しいと思います(誤りだったら鬼問題すぎる)。)

参考:消防庁

参考:福岡市


17. 煙感知器の設置基準について


 

Q.  煙感知器の設置基準ついて、誤っているものはどれか

  1. 煙感知器は、天井と煙感知器の下方最頂部が0.6 m以内となるように設置する。
  2. 10 m以下の廊下又は廊下の各部分から1の階段に至るまでの歩行距離が10 m以下のものは当該部分に設ける煙感知器を省略できる。
  3. 階段部分には、2種の煙感知器であれば15 mごとに設ける。
  4. 廊下部分に3種の煙感知器を設ける場合は、歩行距離30 mごと1個以上設置する。

A. (4)

 

廊下部分に “3種” の煙感知器を設ける場合は、20 mごと1個以上設置する。

 

(´-`).。oO(2種の煙感知器であれば、歩行距離30 mごとに設置します。)

参考:京都市

 

こちらのページもご参照ください。

 

自動火災報知設備の設置基準について

 


19. 低圧電路の絶縁抵抗について


 

Q.  次の絶縁抵抗値について、正しいものはどれか

  1. 使用電圧が直流250 Vのとき、絶縁抵抗値は0.1 MΩ以上とする。
  2. 使用電圧が直流250 Vのとき、絶縁抵抗値は0.2 MΩ以上とする。
  3. 使用電圧が直流250 Vのとき、絶縁抵抗値は0.4 MΩ以上とする。
  4. 使用電圧が直流250 Vのとき、絶縁抵抗値は1.0 MΩ以上とする。

A. (1)

 

使用電圧が300 V以下のとき、絶縁抵抗値は0.1 MΩ以上とします。

 

(´-`).。oO(サービス問題ですね!)


20. ガス漏れ火災警報設備の設置位置について


 

Q.  空気に対する比重が1未満のガスを扱う場合、検知器の設置位置として正しいものはどれか

  1. 換気口の空気の吹出し口から1.5 m以内の場所。
  2. ガス燃焼器の排ガスに触れやすい場所。
  3. ガス燃焼器及び当該機器が接続される末端のガス栓または貫通部から水平距離で8 m以内に設けること。
  4. ガス燃焼器及び当該機器が接続される末端のガス栓または貫通部から水平距離で12 m以内に設けること。

A. (3)

 

空気に対する比重が1未満のガスの場合には、ガス燃焼器及び当該機器が接続される末端のガス栓または貫通部から水平距離で8 m以内に設けること。

 

(´-`).。oO(自信ありませんでした、ウソの “3・5・8” といいますが、今回ばかりは8が正解です。笑)

参考:川崎市


21. 避難ハッチの設置位置について


 

Q.  避難ハッチの降下空間に関する記述として正しいものはどれか

  1. 器具を中心とした半径0.5 mの円柱形に含有される範囲以上。
  2. 器具を中心とした半径1 mの円柱形の範囲。
  3. 縦棒の中心線からそれぞれ外方向に0.2 m以上及び器具の前面から奥行0.65 m以上の角柱形の範囲。
  4. ハッチ開口部から降着面などまで当該ハッチの開口部の面積以上を有する角柱形の範囲。

A. (4)

 

ハッチに格納された避難はしご及び救助袋の降下空間は “ハッチ開口部から降着面などまで当該ハッチの開口部の面積以上を有する角柱形の範囲” と定められています。

 

(´-`).。oO(こんな感じの問題でしたが、多分間違えました…。)

参考:消防設備士講習用テキスト 避難設備消火器

 

こちらもご覧ください ⇒ 避難ハッチ について


22. 緩降機の設置位置について


 

Q.  緩降機に関する記述として正しいものはどれか

  1. 避難空地は、降下空間の水平投影面積以下の面積とする。
  2. 緩降機を吊りつける部分の開口部の大きさ及び操作面積については、一定の大きさを確保し、さらに当該開口部の下段については、床面から1.2メートル以下とする。
  3. 緩降機を取り付ける部分の開口部の床面からの高さが0.6 m以上の場合は、有効に避難できるようにステップなどを設けること。
  4. 降下空間と架空電線との間隔は1 m以上とするとともに、緩降機の上端と架空電線との間隔は2 m以上とすること。

A. (2)

 

避難空地は、降下空間の水平投影面積以上の面積とします。

緩降機を取り付ける部分の開口部の床面からの高さが0.5 m以上の場合は、有効に避難できるようにステップなどを設けます。

降下空間と架空電線との間隔は1.2 m以上とするとともに、緩降機の上端と架空電線との間隔は2 m以上とします。

 

(´-`).。oO(緩降機施工の際も必要な知識ですので、覚えておきたいところです。)

こちらの記事もご覧ください⇒やや埋まり緩降機

 

参考:消防設備士講習用テキスト 避難設備消火器


23. 着火について


 Q.  着火に関する定義として正しいものはどれか

  1. 加熱した容器に油を一滴落とし、油が蒸発し空気と混合した際に炎を生ずることを着火という。
  2. 油の温度を上げていき、小さい炎を近づけた際に炎を生じることを着火という。
  3. 燃焼が継続するのに必要な最低の液温のことを、着火点という。
  4. 空気中に点火源がなくても自ら発火する最低温度の事を、着火点という。

A. (1)

 

油の温度を上げていき、小さい炎を近づけた際に炎を生じることを引火という。
燃焼が継続するのに必要な最低の液温のことを、燃焼点という。

空気中に点火源がなくても自ら発火する最低温度の事を、発火点という。

 

(´-`).。oO(引火とか発火はわかっていたのですが…着火の定義は知りませんでした、特類の印象的な問題です。)

 

参考:法化学鑑定研究所燃焼の化学

 

こちらもご参照ください。⇒ 燃焼・爆発について


24. 燃焼について


 Q.  ろうそくの反応体について、正しいものはどれか

  1. 炎の頂上部で、すすが出ている箇所。
  2. 炎の中央部で、橙色の箇所。
  3. 炎下部の、青色の箇所
  4. 炎とろうそくの間の箇所。

A. (4)

 

※これに関しては正解かどうか、あやしいです。模範解答あれば教えていただきたいです。

 

まず “反応体” の定義について調べてみました。

【化学反応】より

1種または2種以上の物質がそれ自身かあるい相互間で原子の組換えを行い、もとと異なる物質を生成する変化で、化学変化と同じ意味で使われることが多いが、特に変化の過程を化学反応という。

反応し合う物質を反応体(反応物)、反応によって生じる物質を生成体(生成物)という。

 

ここで、熱で気化したろうそくのろう(ワックス)と、空気中の酸素が出会っている場所(反応体)がどこかというと……。

  • 炎とろうそくの間の箇所。

化学反応の定義でいうと、炎の部分はすでにろうと酸素が燃焼反応をおこしているため、生成体に分類されると考えられます。

 

(´-`).。oO(これはキビシイ! (27才・男性)

 

参考:燃焼工学の基礎知識コトバンク(反応体)


25. 有毒ガスついて


 Q.  燃焼により発生する有毒ガスについて、誤っているものはどれか

  1. アクロレインはガソリン及びタバコの不完全燃焼により発生し、毒性が強く反応性に富む無色から黄色の液体である。
  2. シアン化水素はアクリルやポリウレタンなど窒素を含む材料から発生し、その無色で特異臭の不燃性ガスは呼吸困難を起こさせる。
  3. 一酸化炭素は不完全燃焼によって発生し、酸素の約250倍も赤血球中のヘモグロビンと結合しやすく中毒症状を引き起こす。
  4. 窒素酸化物は主に石炭などが燃焼した場合に、空気中の窒素と酸素が反応して発生する。

A. (4)

 

窒素酸化物が生成する機構は2種類あります。

①高温・高圧で燃焼することで本来反応しにくい空気中の窒素と酸素が反応して窒素酸化物になる場合(サーマルNOx)

②石炭などが燃焼した場合に、石炭中の窒素化合物と空気中の酸素が反応して発生する場合。

 

 

 

(´-`).。oO(ふぅー…、アクロレインはやりすぎでは…。。)

 

参考:wikipedia/アクロレインwikipedia/窒素酸化物


26. 煙の充満機構ついて


 Q.  建物内に充満する煙の性状ついて、誤っているものはどれか

  1. 煙の流動は、発熱に伴う空気層の密度差による浮力、圧力差により起きる。
  2. 廊下等を水平方向に伝播する煙層は、温度による密度差から二層流となる。
  3. 堅穴区画を垂直方向に伝播する煙は、煙突効果により最上階から煙が充満する。
  4. 発煙量の濃度は、重量密度・個数密度・透過率・減光係数などにより評価される。

A. (3)

 

 

堅穴区画では、煙突効果により  “下層階” から順番に煙が充満していきます。

 

(´-`).。oO(普通に考えればそうだろうけど、自信はありません。)

 

参考:地下施設火災における煙対策に関する研究

 

こちらもご覧ください。⇒ 煙の性状について


27. 火災による建物の変化ついて


 Q.  RC造の建物で火災が発生した場合の熱応力ついて、誤っているものはどれか

  1. 両端に拘束を受けた部材の熱応力は、加熱時間の経過とともに増加する。
  2. 加熱初期の温度及び急激な熱応力の変化により、大きな亀裂が生じることがある。
  3. 出火階の天井は、熱応力を受けて上に凸の状態になる。
  4. 出火階の床は、熱応力を受けて下に凹の状態となる。

A. (4)

 

火災によるコンクリート・鉄筋の温度変化によって熱応力が発生します。

それに対応して熱膨張・ひずみが発生し、熱源に近い表面から凸の方向に湾曲します。

 

(´-`).。oO(加熱に伴って反りあがるんですね…。)

 

参考:火災加熱を受けるコンクリートの変形挙動変化高温時におけるコンクリートの内部応力解析


29. 防災センターついて


 Q.  防災センターついて、最も不適当なものはどれか

  1. 防災センターの設置階は、必ずしも1階である必要はない。
  2. 常用の照明が消えた場合でも、有効な照度を確保できる設備を設けること。
  3. サブ防災センターを設ける場合は、相互に通信できる専用の電話を設けること。
  4. 防災センターの換気・暖房・冷房設備は専用の設備であること。

A. (3)

 

サブ防災センターの設置する場合は、防災センターとの連携が重要となることから、情報伝達システムを充実し、相互の監視・操作を可能とする設備とする、という法令上の文言があります。

よって、“相互に通信する専用の電話” である必要はありません。

 

 

(´-`).。oO(これは勉強してないと知りませんよね…。)

 

参考:防災センターについて


30. 加圧防排煙設備ついて


 Q.  加圧防排煙設備ついて、最も不適当なものはどれか

  1. 加圧防排煙設備は、水平距離50 mで防火対象物の各部分を包含するように配置する。
  2. 給気用の風道には、自動閉鎖装置を設けたダンパーを使用すること。
  3. 排煙口の起動装置には、手動および自動のものが認められている。
  4. 空気逃し口は、給気口の開放に伴い開放するように設けること。

A. (2)

 

給気用の風道には、自動閉鎖装置を設けたダンパーを設置しないこと、と定められています。

 

 

(´-`).。oO(水平距離50 mも覚えておきましょう…。)

 

参考:川崎市


その他


甲種特類の試験は合計で45問あるため、上記30問の他にあと15問あることとなります。

 

しかし、私の脳みそにデータを保存して、復元できるものにも限度がありました…。(;´Д`)

 

他に、確かこんな感じの問題でたかな…というものを以下に箇条書きにしていきますので、ご参考までにどうぞ。

 

(´-`).。oO(あともう少しではあったんですが…。)

 

私が使っている暗記方法については、次に “令別表第一の覚え方” という記事で紹介させていただきます。

最後に


甲種特類は他の試験とは異なり、消防設備の “設備” についてだけでなく、それらが対処すべき火災に伴う “” や “” の性状、防火対象物の構造や、建築基準法に係る部分にまで幅広く言及し、出題されます。

 

消防設備試験の甲種に特有な、筆記(実技試験)という項目がなく、すべてマークシートで回答ができます。

そのため、合格率や難易度はまだ他の類と大幅な変化は無いですが、内容的にはマニアックで “ラスボス” 感があります。

 

 

これからの都市化に伴い、消防設備に求められる役割も変化するでしょう。

そして技術面ではIoTの機器がますます発展していくと考えられます。

新しい消防設備が必要とされる未来のために、勉強しておいて損はないと思います。

 

 

この記事が、特類の受験者・受験予定者のお役に立てれば幸いです。

 

 

(´-`).。oO(内容に誤りがありましたら、すいません。So sorry...)

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コメント: 5
  • #1

    はじめ (水曜日, 17 5月 2017 22:58)

    大変!役に立つ記事ありがとうございます。 教材は何を使用して学習し受験に望みましたか? おすすめの教材があればご紹介願います。

  • #2

    管理人 (木曜日, 18 5月 2017 09:36)

    >はじめさん
    コメントありがとうございます!(・ω・)ノ✨

    教材はテキストに関しては“甲種特類消防設備士 試験突破テキスト”と“甲種特類消防設備士 特選問題集”を買いました!
    (´-`).。oO(ブログにリンク張っておきますね…。。)

    あと、NBS社様の社長殿が受験した際の問題を、本ブログ同様に暗記してネット上にアップされてありましたので、その内容を確認していた覚えがあります!
    http://www.nbse.jp/company/diary/kousyu.html

  • #3

    はじめ (木曜日, 18 5月 2017 22:03)

    貴重な情報ありがとうございます。参考にさせて頂きます。

  • #4

    RX (水曜日, 23 8月 2017 15:12)

    あなたのわかりやすい資料を参考に勉強させていただきました。
    そのおかげで特類に合格する事ができました。
    本当にありがとうございました。

  • #5

    管理人 (水曜日, 23 8月 2017 17:00)

    >RXさん
    お力になれて幸いです!
    コメントありがとうございます!
    大変励みになります!