“排煙口”のオペレーターについて

排煙口が開いているとき
天井に設けられた排煙口が開き、煙が排煙風道を通って外に出される。

排煙口とは、火災時に煙を逃がすための排出口を指します。

 

よく、“煙の方が怖い”と言われていたりするのですが聞いたことないでしょうか。

 

それは、火災による死亡原因の多くは、火炎に包まれ火傷を負うことではありません。

煙を吸い込んでしまったことによる一酸化炭素中毒などであるため、煙は怖いのです。💀

 

✍(´-`).。oO(一酸化炭素が血中のヘモグロビンと結合することで体内の酸素が減少して呼吸困難になり、死に至ります。)

 

 

排煙口の作動方法


以下に、この火災時の危険なを逃がすための排煙設備が、どのように作動するのかを記させていただきます。……

 


排煙口
天井に設けられた排煙口は、普段は閉じている。

排煙口を開放させるには、いくつか手段があります。

ここでは、写真と共にその動作について記します。


排煙口のラッチ
①自火報と電気的に連動している、排煙口のラッチ。

自動火災報知設備との連動による作動。

(自動火災報知設備のことを、自火報と略します。)

 

自火報の感知器が熱や煙を感知し、火災信号を受信機に送ると、電気的に接続されている各防排煙設備が連動して作動します。


開放用ボタン
②見つけにくいが、排煙口に設けられた開放用ボタン。

②排煙口に丸いボタンが設けられており、それを押すことでも動作させることが可能。(ただし天井にあるので脚立か巨人が必要)


開放用ボタンワイヤー
③開放用ボタン内部には、ワイヤーがあるのが分かる。

③排煙用ボタンを押すことによるワイヤが解放で排煙口が開放。

排煙口ボタン
③排煙口開放用のボタン

また、①の自火報の受信機による連動ではなく、防排煙設備が独立した操作盤で管理されている場合もあります。

その場合、防排煙用の“3種の煙感知器” 火災を感知して、作動します。

 

自火報と3種の煙感知器が併設されている場合、3種の煙感知器が作動しても火災信号はでません。

防排煙用設備連動操作盤
Panasonic社の防排煙用設備連動操作盤
3種の煙感知器は防排煙用
3種の煙感知器は防排煙用で、中央に赤い〇の印が付いている。

まとめ


排煙口ラッチに接続されたワイヤーと電線
排煙口ラッチに接続されたワイヤーと電線

・ 排煙口は、火災の際に死因となる危険な煙を外に出す重要な設備。💀

 

・ 排煙口の作動方法は、連動や手動によるものがある。

 

 

また、“加圧防排煙設備” なるものもあります。

防煙区画に設けられた旧機構より加圧給気することで、排煙口に煙が押し出されてぐんぐん抜けていくような仕組みです。

 

火災で煙が発生した場合は口を布で塞いで直ちに逃げることが一番大事であることを覚えておきましょう。(;´Д`)💦



参考URL


Panasonic社 防排煙連動操作盤

http://www2.panasonic.biz/es/densetsu/ha/bousai_net/products/20_list.html

ニッタン社 排煙口機器 手動操作ボックス

http://www.nittan.com/houjin/product/product.php?type=4&scd=SK050LC2400940&pid=20635