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ホーチキ製の無線感知器取付工事について

無線感知器受信機はP型
無線式感知器もP型受信機を使用。

現在設置されている自動火災報知設備の殆どは、感知器まで配線工事が必要な “有線タイプ” です。🔋

 

無線式の場合は、受信機から電力を供給する為に感知器まで電線を引っ張らなくてもよいので、工事にかかる労力を削減することができます。(・ω・)ノ🔧

 

今回の工事では、ホーチキ社製の “無線式自動火災報知設備” である “製品名:エア・シリーズ” を設置しました。👷♪

 

✍(´-`).。oO(その特徴と施工方法ついて、、次回も同じことができる様に記事に起こしておきたいと思います…。。)💡

無線式感知器の特徴


http://www.hochiki.co.jp/business/kahou/kahou07.php

今回設置した無線式感知器は “MAG-DSAA-2RLY” という型番の無線式感知器差動式スポット型感知器(2種・非防水型)です。

 

また、受信用中継器の型番は “MAG-CPAB” です。

火災受信機はP型10回線のホーチキ製のものを使用しました。


中継器までは“有線”です!


中継器の端子
中継器の端子はVS, C, Lの3本。

ここで言いたいことが2つあります。✌(´・ω・`)‼

  • ①無線式とは言っても、中継器までは有線で配線しなければならない。
  • 中継器用にVSという役割の線を受信機から持ってくる必要がある。

この2点は注意が必要です。( ゚Д゚)⚠

 

有線の感知器と、無線の感知器は併用することができます。

電波が届きにくい箇所などは本工事でも有線で施工しました。🗼

 

ただ、通常のC線(共通線)とL線(電圧線)で回している回路に無線を導入しようと考えた際は、1本増えた計3心の配線工事が受信機から中継器の位置まで生じます。

 

以上の点が、特定小規模施設用の無線式感知器などと大きく異なります。


無線式感知器のヘッド本体


✍(´-`).。oO(感知器は、、完全に無線式です…。。)

 

住警器と同様に10年周期で電池交換の時期がやってきます。🔋

感知器ベースと本体
有線の感知器ヘッド本体とベース。
無線感知器の外観
無線式感知器の確認灯LEDは2つ。
無線感知器の裏側
無線式感知器の裏側には電池が。

感知器ベースの違い


感知器ヘッドを取り付けるために、天井に固定する “ベース” の部分も有線と無線では大きく異なります。💡

 

無線式は本体に電池を取り付けて動作する為、有線式のベースのような端子や電気的接点がありません。⚡

 

以下の画像をご参照ください。👀❕

 

有線感知器用ベース
通常の有線感知器用ベース。
無線感知器用ベース
端子がなく平べったい無線感知器用ベース。

中継器の操作


✍(´-`).。oO(実際に行った中継器の操作概要を、、以下に記します…。。)

 

中継器1台につき、8個まで無線感知器を登録できます。

 

もし8個以上感知器が必要な場合は、以下のように渡り線を使用して、もう一台中継器を接続しなければなりません。⚡

 

そうすれば合計で16個まで登録できます。(;´・ω・)👌✨

 

従って警戒区域によっては、中継器が2台必要になることも覚えておきたいところです。📝


感知器の登録


✍(´-`).。oO(以下に中継器に感知器を登録していく際の様子を丁寧に…。。)

 

電波中継器
電波中継器の外観、渡り線で2台使用。
ボタン3つ
“選択” “登録” “表示・更新” のボタン3つで操作。

“登録” を1回押す
“登録” を1回押すと現在感知器が登録されている番号が点灯する。
“選択” ボタン
“選択” ボタンを押して、感知器を登録する番号を選ぶ。

[登録]の黄色が点滅
選択後 “登録” を長押しすると上部の[登録]の黄色が点滅し、1番が点滅します。
Mマークに磁石
[登録] が点滅中に感知器のMマークに磁石をつけると、火災信号が送られます。

確認灯もつきます。
確認灯が点灯し、中継器を介して受信機にも火災信号がいきます。
中継器の[試験]のランプ
ただし、磁石で試験をした場合は中継器の[試験]のランプが点灯します。

“表示・更新” を長押し
“登録” 長押しで感知器登録を終了後、“表示・更新” を長押しします。
LEDの点灯や点滅がすべて消えて完了。
LEDの点灯や点滅がすべて消えて完了。

 

以上が、大まかな中継器への感知器登録の流れです。💡

 

無線式感知器は、磁力を用いて試験ができることも一つの特徴ではないでしょうか。(・∀・)👌✨

 

また、今回は登録の際に感知器から火災信号を出して中継器に入れましたが、感知器の電池が入っていない状態から電池を挿入することでも登録の信号を飛ばすこともできます。🔋

無線式感知器の設置場所


配線作業を省略
無線式感知器は配線を省略したい場合に有効。

無線式感知器は、通常時も受信用中継器と接続を保っています。

 

つまり、その電波による接続が切れた場合、有線と同様に “断線” の信号が受信機にいきます。

 

このような電波障害による断線を回避するため、電波強度が一定値以上確保されるような位置に設置しなければなりません。⚡

 

その電波の強度を測定する機器ですが、市販品はありません。💔

(´-`).。oO(施工当時の段階の話です…。。)

 

メーカーが施工する場合に使用するものしかないため、今回メーカー様にお借りして施工しました。💡

 

その測定器で電波が一定値以上確保されない場合、そこには無線式は設置できないため、無線と併用した有線での施工になります。


 

⚠:無線式感知器施工後に設置場所の荷物などのレイアウトが変わると、電波障害の可能性も生じてくるので注意が必要です。👷❕

まとめ


  • 受信用中継器までは、受信機から有線3心を引っ張ってくる必要があった。✅
  • 感知器に磁石を近づけると、火災信号を出すことができた。✅
  • 中継器と感知器の電波通信が、確実に行われる箇所のみに設置可能であった。✅

トラブル


無線式感知器設置・試験後、現場に行くと、受信機の障害のランプが点灯し、 “断線” の表示が出ていました。

 

中継器を確認したところ、[定期] のランプが点灯していました。

 

この[定期]のランプは、感知器からの信号が中継器に48時間届いていないことを示すとのことで現場を確認しました。


解決と今後の対策


すると、施工時に中継器の空き回線を設定した後に、新たにつけずに省いた無線式感知器があったことが発覚しました。

 

中継器は設置されていない無線式感知器の信号を待機していました。

結果、障害表示がされていました。

 

 

その後、無線式感知器が登録されていない番号を空き回線に設定しました。

受信機の表示も消え、中継器も復旧できました。


中継器の“定期”
中継器の“定期”の表示が点灯し、該当回線番号が示されている。
“定期”の表示
“定期”の表示は、感知器からの信号が48時間ない場合に点灯する。

今回のトラブルは、中継器を設定した管理人が、設置省略された感知器の分を空き回線にしていなかったために起こった。

 

改善方法として、ヘッドの下から見てもわかる位置に番号を記入した。

 

中継器にいくつ感知器が登録されているかもチェックすることで、今後は同様のトラブルを回避したい。

 

施工後レビュー


天井の配線を省略したい場合は、有効な手段となると思った。

(´-`).。oO(露出配線になってしまう場合などは特に…。。)

 

気になるのは、設置場所のモノのレイアウト(積荷など)が変わると、その影響で電波による通信が遮断されて断線になる恐れがあることでした。

 

前回施工・点検後数日してから、断線の表示が出たと連絡を受けました。

 

施工当初は電波状態が良好であった場所を再度測定すると、電波状態に変化がありました。

 

その場所の感知器は有線による施工に変更しましたが、これは要改善かと思いました。