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間仕切り新設時の感知器・SPヘッド増設省略法

間仕切り増設で感知器やSPヘッドを追加
間仕切り増設で感知器やSPヘッドを追加することも。

新しい間仕切りを作ると “感知器” や “スプリンクラーヘッド” がない部屋や、SPヘッドの散水面積外のスペースができてしまうことがあります。🏠(´・ω・`)❕

 

その場合、新たに間仕切り作成によってできた部屋に感知器やSPヘッドを増設しなければならなくなります。💸(;´∀`)💔

 

もちろん費用が発生しますし、特にSPヘッドの増設は大掛かりな工事になり、高額になる可能性も十分に考えられます。👷💦

 

そこで、消防法に則った増設工事を回避するための対策を、紹介させていただきます。✍(´-`).。oO✨

※所轄消防署により “条例” や “指導方法”など異なる場合がありますので、注意してください。⚠

①スプリンクラーヘッド増設省略法


✍(´-`).。oO(もし可能であれば、以下のように間仕切り作成すると、SPヘッド増設費用を削減できます…。。💰✨)

 

新しい間仕切りの上部をすべて450 ㎜開ける。


間仕切りの上部450㎜全てを開ける
間仕切り上部450㎜全てを開けてSPヘッド増設省略。

写真のように、新しい間仕切りの上部450 ㎜全てを開けることでスプリンクラーヘッドの増設を省略することが可能です。📷(;´∀`)👌

 

根拠とする関係法令として「消防法施行規則 第十三条の二の4のハ」が挙げられます。📚(オレンジの消防関係法令集をお持ちの方は、399ページです。)

  • スプリンクラーヘッドのデフレクタから下方0.45m以内で、かつ水平方向0.3m以内には、何も設けられ、又は置かないこと。

つまり、上記内容に触れた補足としてスプリンクラーヘッドのある天井面の30cm以内には何も設けてはなりません。💡

 

以前、消防検査の前に店舗に入ると “ポップ” が天井に取り付けられており慌てて外してもらう…ような事がありました。🚩💦


散水障害にならないことの証明書類


以前、既設のスプリンクラーヘッドの位置が悪く、弊社が入ったときにそちらも併せて是正するように指導を受けたことがあります。👮

 

弊社が工事に関わった箇所ではなかったのですが、使用開始届が受理されないとお客様に迷惑がかかってしまう為、引き受けました。💡

 

その際、業務用の空調(平べったい正方形のエアコン)や、換気扇が散水障害にならないことを証明する書類を提出してくれと予防担当の方に言われましたので、下記のような書類を作りました。📝💦

エアコンがSPヘッドの散水障害
エアコンがSPヘッドの散水障害にならない証明。 ※クリックで拡大
換気扇がSPヘッドの散水障害
換気扇がSPヘッドの散水障害にならない証明。 ※クリックで拡大

既設でも“現状で”消防検査


業務用エアコン
天井面に埋め込んで設置された業務用エアコン。

エアコンと換気扇はいずれも天井面から、殆ど突き出ておらず散水障害にならない事は理解できる状態でした。👀❕

 

しかし、例え既設であっても “現状でスプリンクラーヘッドから30cm以内の箇所にモノ(天井埋込を含む)があることは宜しく無いため、このような例外的措置が取られたという事です。🚒💦

 

✍(´-`).。oO(ご参考までに…。。)

 

もちろん、天井面から出っ張っているモノをSPヘッドから30cm以内に設置しては、散水障害云々の前に完全にNGですから覚えておいて下さいね。💡

 

このように “既設” の消防用設備も、テナント内の管理権限者変更に伴って消防検査を受ける場合は、指摘を受ける可能性がありますので注意が必要です。⚠


空調(エアコン)の連動停止も


連動停止用のリレー
空調(エアコン)連動停止用のリレー。

ちなみに、この時は自動火災報知設備が発報すると “エアコン連動停止” がされるという措置も行いました。⚡

 

業務用空調(エアコン)の風が、スプリンクラーの散水に影響を及ぼすと考えられたからです。

 

これに関しては、閉鎖式のスプリンクラーヘッドの放水がエアコンの “そよ風” に影響を受けるとは考えにくいですが、実験したわけではないので致し方ありません。🌊(;´Д`)💦

 

受信機から2心をブレーカー手前に設置したリレーに接続し、空調のブレーカーを落とすといった具合です。🚥

 

✍(´-`).。oO(自火報試験の際に…、、エアコンの入り切りが何度も行われたので古いエアコンの調子が悪くなるというトラブルもありましたね…。。)


スプリンクラーヘッドの“増設”が現実的でないケース


スプリンクラーの配管径でヘッド個数
スプリンクラーの配管径でヘッド個数は決まっている。

SPヘッドが増設が “困難” な場合もあります。((((;゚Д゚))))⚡

 

SPヘッドが設置できる個数は、配管径の大きさによって決まっています。📖

  • 25Aの配管は2個まで✅
  • 32Aの配管は3個まで✅

もし主管(太い配管)から分岐してきている25Aの配管に対して、すでに2個SPヘッドが取られている場合は、それ以上の増設は不可能です。✖(´・ω・`)📝

 

✍(´-`).。oO(SPヘッド1個当たりの “散水圧” が下がってしまうため‥。。)💦

 

その為、離れた箇所にある太い配管から分岐してこなければならないという “手間(コスト)” のかかる現象が起こってしまいます。👷


②煙感知器増設省略方法


縦200㎜×横1800㎜以上の開口部を設ける。


間仕切り増設時の煙感知器省略方法
間仕切り増設時の煙感知器省略方法。 ※クリックで拡大

上図をご参照ください。✍(´-`).。oO✨

 

SPヘッド省略の規定とは異なり、煙感知器省略の場合は “縦200 ㎜ × 横1800 ㎜の開口部のみ” で省略可能となります。❕|д゚)✨

 

 

つまり、新しい間仕切りの一部のみに開口部を設けることで、その感知区域を同一にすることが可能であるということです。✅

もしくは縦200㎜×横300㎜の開口部から300㎜以内に、煙感知器を設ける。


間仕切り増設時の煙感知器省略方法
間仕切り増設時の煙感知器省略方法。 ※クリックで拡大

 

 

また、縦200 ㎜ × 横300 ㎜の煙感知器用の“小さい開口部を設けて、そこから300㎜以内に煙感知器を設けることでもその省略が可能です。(・ω・)ノ🎦

 

この場合は開口部の300 ㎜以内に煙感知器を移設する必要があるので、若干の費用が発生してしまいます。💸(´・ω・`)💦

消防設備士4類免状取得のススメ


上記の事柄は、お客様にとっては “豆知識” ですが、実は弊社のような消防設備士防災屋の人間は誰でも知っているような事であったりします。🚒💨

 

そしてこれらの情報源に触れるタイミングとなるのは、“現場” と “資格試験の勉強” の2点です。📝✨

 

消防設備士の資格試験は、乙種であれば誰でも受験可能ですし、乙種を一つでも取ってしまえば甲種の受験資格も得られます。🌸(´∀`*)ウフフ

 

また、電気工事士の免状をもっていたり、工業系の学部を出ていればイキナリ甲種も受験できます。🏫♪

 

少しでもご興味のある方は、参考書などを入手してパラッと読めば、もしかしたら受験意欲が倍増するかもしれません。🌱

 

弊社ブログを見たことがきっかけとなり、未来の消防設備士として活躍される方が一人でも増えれば本望で御座います。📖(^^)/♪


まとめ


  • 新しい間仕切りの上部450 ㎜全てを開けることでスプリンクラーヘッドの増設を省略することが可能であった。(;´∀`)👌
  • 25Aの配管に対し、すでに2個SPヘッドがある場合、それ以上増設不可能なため450 ㎜の空間を開けざるを得なかった。💔
  • 煙感知器省略の場合は “縦200 ㎜ × 横1800 ㎜の開口部のみ” で省略可能であった。💰✨
  • 縦200 ㎜ × 横300 ㎜の煙感知器用の“小さい開口部を設けてそこから300㎜以内に煙感知器を設けてもよかった。✅