防火区画とは


防火区画は、火災が発生した場合に、その火災を局部的な部分に止めて火災の拡大を防止するとともに、建物内にいる人の避難を容易にするものです。

 

区画すべき目的によって、以下のように区分されています。

(参考:福岡市予防課資料)

  1. 面積区画…耐火建築物または準耐火建築物などを一定の面積以下ごとに区画するもの。
  2. 堅穴区画…火災の拡大しやすい垂直方向の堅穴部分と他の部分とを区画するもの。
  3. 異種用途区画…火災の発生の危険性の高い用途部分と他の用途部分とを区画するもの。

◆ 防火区画の構成


防火区画は、一定の性能を有する耐火構造または準耐火構造の壁・床および開口部(防火設備・ダンパーなど)で構成することとされています。

そして、給水管または風道などが防火区画を貫通する場合には、原則として貫通部または近接する部分防火ダンパーを設けることとされています。

 

また、面積区画・堅穴区画・異種用途区画に用いられる一般的な防火設備の基準は、次のように定められています。

(参考:日本シャッター・ドア協会)

 

①常時閉鎖式防火設備

  • 面積は、3㎡以内とすること。
  • 常時閉鎖状態を保持すること。
  • 直接手で開けられること。
  • 自動的に閉鎖すること。

②随時閉鎖式防火設備

  • 随時閉鎖できること。
  • 煙感知または熱感知により自動的に閉鎖すること。
  • 避難経路にあるもので、常時閉鎖式防火設備が接近して設けられていない場合には、直接手で開くことができ、自動閉鎖する部分(自動閉鎖部分の幅・高さが75×180 cm以上、下端の床面からの高さは、15 cm以下)を有すること。

③面積区画に関連する防火設備の感知

  • 面積区画を構成する防火設備は、煙感知または熱感知により、自動閉鎖すること(煙感知自動閉鎖防火設備・熱感知自動閉鎖防火設備)

④堅穴区画・異種用途区画に関連する防火設備の感知

  • 階段の部分・昇降機の昇降路部分・廊下などの避難経路・堅穴区画および異種用途区画を構成する防火設備は、煙感知器により自動閉鎖するとともに、遮煙性能があること(煙感知遮断性能防火設備)。

◆ 煙感知または熱感知により自動閉鎖する防火設備


①煙感知自動閉鎖防火設備

  • 煙感知器(熱煙複合式を含む)・連動制御器・自動閉鎖装置及び予備電源を有すること。

②熱感知自動閉鎖防火設備

  • 熱感知器により自動閉鎖するもの(熱感知器・連動制御器・自動閉鎖装置及び予備電源)と、温度ヒューズと連動して自動閉鎖するもの(温度ヒューズ・連動閉鎖装置及びこれらの取付部分)がある。

③煙感知遮煙性能防火設備

  • 煙感知器(熱煙複合式を含む)・連動制御器・自動閉鎖装置及び予備電源を有すること。
  • 遮煙性能は、通常の防火設備であること。

(´-`).。oO(3種の煙感知器だけじゃないんですね…。)

(´-`).。oO(防火シャッターの点検記事も併せてどうぞ…。)