救助袋


救助袋は、非常時に避難する際に窓から降下させて、布状の袋本体の内部を滑り降りる避難器具のことです。

 

救助袋は大きく2種類に分けることができます。

  • 垂直に滑り降りる “垂直降下式救助袋
  • ほぼ45度の角度で張り渡してその内部を斜めに滑り降りる “斜降式救助袋” 

“垂直式” は “斜降式” に比べ、場所を取らずに迅速に避難できます。

 

“斜降式” は、斜めに滑り降りるので連続降下が可能です。

しかし、降下空間や避難空地を多く取らなければならず、降下開始までに準備がかかるという欠点を持っています。


垂直式救助袋の点検


垂直式でも、らせん式という救助袋内をらせん状に滑り降りるものに関しては、連続降下が可能です。

 

 

垂直式はスピードが出すぎないよう、平均して毎秒4 m程度の速度で降りられるように工夫されています。

救助袋の使用方法が貼ってあるかを確認します。非常時に避難する際は、慌てずに使用方法通りに操作することが大切です。

アルミ製外箱を外すと、中に救助袋が収納されています。中央の平らなバンドで固定してあるので、それを外します。

救助袋の下段がこちら側にたおれてきます。この時、まだ外側に救助袋を放り出してはいけません。


“砂袋” という錘のついたロープがあります。

そのロープは “誘導網” といい、救助袋が降下場所に正しく落ちるようにするものです。

砂袋のついた誘導網が救助袋降下地点に落ちる様子。避難時に降下地点に人がいる場合は、注意して投下します。

救助袋本体を外側に起こします。この時、救助袋も下に降ろしますが、先端から徐々に降ろします。また、障害物等にも注意して下さい。


救助袋展開時の様子。

破れや、老朽化に伴う不良個所等がないか確認します。

降下試験を行います。

非常時は降りる恐怖よりも、火災などへの恐怖が上回ると思われます。

救助袋内を人が降りる様子。

救助袋中段の膨らみが青木防災社員です。


降下点検完了。

点検後は救助袋を復旧させます。

こちらの方が力が要りますので、大変な作業となります。また、高所作業はご安全に。

誘導網は、非常時に投げた時に絡まらないように丁寧に手繰り寄せて収納します。

救助袋は、人命を守る大切な命綱です。