自家発の負荷試験


負荷100 %で原動機及び発電機の温度が飽和状態になるまで(約3時間)運転し、飽和時点までの温度計測を行います。

なお、自立運転において実負荷を用いて負荷試験を行う場合は、できる限り100%に近い出力で負荷試験を行います。

温度計測箇所は、負荷試験データを参照します。 

疑似負荷の種類


負荷試験における負荷は、擬似負荷(模擬負荷)として負荷抵抗器を用いることが多いです。

負荷抵抗器には乾式抵抗器、水抵抗器などがありますが、近年は乾式抵抗器を用いることが多いです。

 

乾式抵抗器


乾式抵抗器は自家用発電設備で発生させた電気をヒーターに供給し熱に変えた後、ファンを回してその熱を外へ逃すという仕組みです。

 

乾式抵抗器の概要
図. 乾式抵抗器の概要 ※クリックで拡大

 

ヒーターは運搬に便利な為、自家発電設備が設置されて室内や屋上で試験をする際に採用しやすいです。

ある程度の容量の負荷まではヒーターの個数を増やすことで必要な負荷容量を達成することができます。

 

湿式抵抗器 (水抵抗器)


水槽に水を張り、そこに電熱線を入れることで水を温めてエネルギーを放出します。

沸騰しないように中の水を連続的に供給します。

 

『水抵抗器の取扱い』

①給水 タンク内に排水口からオーバーフローするまで給水し、運転中は適量の水量を連続的に給水します。

②食塩(低圧の場合) 極板が約半分漬った状態で、 100 %負荷がかかるよう食塩の量で調整します。

③負荷変動調整 水温が上昇した場合、負荷が自然に増加するから極板の水漬部面積を減少させ調整します。

(注)低圧の場合、運転中、水槽内の水が沸騰しないように連続的に給水しますが、余り沸騰しないようであれば、給水量を減少して差し支えありません。食塩は1時間ごと位で少量補給していきますが、普通は給排水量に従って行います。