あ行


アヴァランシェ降伏

アヴァランシェホトダイオードで利用
アヴァランシェホトダイオードで利用。

アヴァランシェ降伏は、自由電子が電界で加速され衝突電離を引き起こす過程が、繰り返し発生することで、大電流が流れる現象である。絶縁体や半導体材料の両者で発生する。電子が雪崩(アヴァランシェ)的に増倍していく現象から名づけられた。⛄

エスケープ(自己救命脱出器)

酸素ボンベ
“エスケープ”という名の酸素ボンベ。

エスケープは、ハロゲン化物消火設備の制御盤の下に置いてあった酸素ボンベ。

消火設備が作動し、ハロンガスが防護区画内に充満すると燃焼を抑えると同時に呼吸もできなくなります。

つまり、区画内に取り残された人用の酸素ボンベです。


イオン式煙感知器

イオン式煙感知器
イオン式は現在ほとんど用いられない

煙感知器の一つ。かつては主流であった。一局所の煙によるイオン電流の変化により作動するもの。内部には微量の放射線源(アメリシウム241)が入っている為、廃棄には法律に基づいた処分が必要になる。

アオボー君

青木防災のアオボー君
青木防災のアオボー君

“ 青木 ” とは青々と茂った木を意味していると考えられる。それを参考に、万緑をイメージしたヘアー。そして、蝶ネクタイは英語で “ bow tie” であるため、“ ボウタイ ” と “ 防災 ” の発音が似ていることからつけられている。


屋内消火栓

屋内消火栓
屋内消火栓を使う際は起動ボタンを押す

1号と2号の規格があるが、平べったいホースのものが1号消火栓である。毎分130リットル、0.17~0.7MPaの放水性能をもつ。半径25メートルの円で防火対象物をカバーしなければならない。ノズルが開閉しない場合は、2人での作業が必要。

屋外消火栓

屋外消火栓は放水圧が強いため力がいる
屋外消火栓は放水圧が強いため力がいる

毎分350リットル、0.25MPaの放水性能をもつ。屋内消火栓より水圧が高く、取扱には熟練が必要である。

ホースや筒先の規格は消防隊が使用するものとかなり似ている。ノズルの口径は19mmである。


アメリシウム

煙感知器に使用される放射性元素 Am
煙感知器に使用される放射性元素 Am

原子番号95の元素。原子番号92のウランよりも重い超ウラン元素のひとつ。アメリシウム241は煙感知器や厚さ計に利用されていた。日本の煙感知器は、現在アメリシウムを使ったイオン化式は少なく、光電式が主流となっている。

あぶる

あぶり試験の様子
あぶり試験の様子

感知器を試験すること。

 

熱感知器を加熱試験機を用いて点検する際だけでなく、煙感知器を加煙試験機で試験する際も“煙をあぶる”と表現する。


ウォーターハンマー

ウォーターハンマー
水中分離によるウォーターハンマー

流速の急激な変化により管内圧力が過渡的に上昇または下降する現象のこと。バルブを閉めた際の圧力上昇によるものと、水中分離による流体同士の衝突によるものとがある。衝撃音・振動が発生し、配管にダメージを受けるなどの問題が生じる。

青木防災㈱

大阪市平野区にある青木防災㈱の本社
大阪市平野区にある青木防災㈱の本社

昭和36年より大阪市平野区を拠点に消防設備業を営む会社。社員は現在9名で営業している。

ほぼ全ての消防設備工事が自社で行えるほか、点検業務も手掛ける。ハナコが常駐しておりタマスケも潜んでいる。


圧力計

圧力計
ポンプの2次側や流水検知装置につける。

消防設備に設置される圧力計は、主に配管内の圧力を計測するためのものである。

 

消火ポンプの二次側や、流水検知装置・末端試験弁には圧力計をつけなければならない。

 

欠伸 (あくび)

ハナコ
あくびが発生する原因は、実は未解明。

あくびは、眠たいとき起こる、大きく口を開けて息を吸う呼吸動作である。

あくびが発生する生物学的意義は、未解明だが、従来から肺での酸素-二酸化炭素交換を高める、顔面のストレッチ・内耳の圧力を調整するなどの仮説が言われている。


遠隔起動装置

青木防災社員が点検で遠隔起動する様子
青木防災社員が点検で遠隔起動する様子

消火栓のポンプ起動をするために各消火栓に内蔵されたスイッチの事。

 

ポンプ起動はこの遠隔起動装置で行えるが、停止はポンプ室でなければ行うことができない。

AED (えーいーでぃー)

(AED)
Automated external defibrillator (AED)

AEDは「自動体外式除細動器」のことで、心室細動と呼ばれる不整脈(心臓のけいれん)によってポンプとして動かなくなってしまった心臓に、電気ショックを与えて治す機器です。AEDには診断機能があるので必要のない電気ショックは与えません。


泡消火器

泡消火器平野区内の歩道
平野区内の歩道に備えられた泡消火器

泡消火器は、容器上部のふたを割って倒すことで、2種類の消火薬剤が混ざって発泡します。現在ほとんど利用されていませんが、昔は青木防災で詰め替えも行っていたようです。冬の寒いときに泡消火器を一日中詰め替えるのは厳しかったようです。

一斉開放弁

一斉開放弁
二次側には排出弁が設けられている。

一斉開放弁は、泡消火設備に用いられる弁の一種。

火災感知ヘッドが火災を感知すると、弁が解放し、配管圧が低下することによりポンプが起動して泡消火薬剤が放出される。

加圧式と減圧式がある。