【担当者名】義平 幸也(よしひら ゆきなり)
【所属部署】工事部
【保有資格】第一種電気工事士、消防設備士乙種7類、応急手当普及員など
【業務内容】消防用設備の工事や点検および各種訓練など
【略歴】大阪市旭区出身。県立工業高校電気科卒業後、電気工事会社に就職。その際、青木防災㈱Twitterアカウント上で自動火災報知設備の受信機を処分しているのを見て『捨てるならコレ下さい!』と連絡をくれたのが縁で、弊社に転職。ロープを用いた作業や卓越した工事の腕前の他、クオリティの高い消防訓練や自社での救命講習の実施などを手掛ける。
消防設備士として消防訓練(消火・避難および通報訓練など)に注力する理由として「消防隊を出動させたくない」ということが背景にあります。
もし火災が起こってしまった場合、その被害を最小限に留める為には、初期消火等の “初動” が大事になります。
消防訓練を適切に実施すれば、その初動を早めることに寄与でき、人の命を救うことに繋げることができるのです。
また、火災現場で一番早く動いているのは、我々が設計・施工及びメンテナンスをしている消防用設備等です。
消防隊の方は “命懸け” で助からない人たちを救出しに行って下さいますが、その “命懸け” を出来るだけ避ける為にも、我々消防設備士が設備を設置するだけでなく、自分達の命は自分達で守ろうという意識を建物オーナー様や利用者さんと作っていきたいです。
電気工事士として学生時代から電気工事業者でのアルバイトや電気工事コンテスト(全国2位)等で技術を磨き続けていましたが、そのスキルは消防設備士の実務に携わる上でも活きる場面が多々あります。
特に、配線・器具付け等については、電気工事士が照明器具を設置するという作業と通ずるものがあります。
消防設備士の場合は、機器によって結線の仕方等が決まっているので、それを覚えれば問題なく作業をする事ができるイメージです。
また、第一種電気工事士といった電気工事士が消防設備業者に在籍しているメリットとして、キュービクルや消火ポンプ等といった動力200Vといった電気を使う設備の改修工事も外注せずに自社で行うことができることが挙げられます。
建設現場で電気屋さんと防災屋として話す際も、事情が分かっていると『話が早いな‥』と仕事がスムーズに進む場面もあります。
消防訓練だけでなく、救命講習も実施しようと思った背景には、日本には自信持って心臓マッサージをできる人が殆どいないことが挙げられます。
現在、若年性心筋梗塞や生活習慣病が増加しており、人が急に倒れた結果、救急車を呼ぶということがあります。
しかし、倒れた人の生存確率は、その周辺にいた方が応急処置をできるかどうかで大きく変わってくるのです。
よって、救急隊任せにしておいてはダメで、倒れた人の周りにいる可能性のある我々全員が応急処置の仕方を知ることで、助かる人の命の数が増えるのです。
万が一の際に救急隊の方々に頼り切ってしまっているせいで、救急隊の人数も不足してしまっているという問題点もある為、できることは自分達でする!‥そのサポートができれば幸いです。