最近は、様々な手段を用いて情報を発信することができるようになった。
“防災” の括りで言えば、地震速報のアラートなど個々人が受動的にでも災害に関する事前情報が取得できるようになったのは絶大な効果があると感じる。
いわゆるソフト面の発達が、吾輩の野性的な感覚やシックスセンスなどに頼らずとも技術の進歩があれば防災・減災を実現できるという事を証明しているのではないか。
しかし “消防” の括りについて言及すると、情報発信の必要性とその促進が急務であると思っている。
消防設備は災害の中でも “火災” による被害を防ぐためのハードであるが、都市化による建築物・その用途の多様化により適用される消防法も変わってくる。
吾輩は、この変化に伴い消防設備というハード面について、もっと多くの方に知ってもらうことが法令順守と減災に繋がると考えている。
そして、人類がもたらした消防・防災における文明発達の恩恵を受け、吾輩を含むより多くの命が助かることを願うばかりである。
以前、吾輩が弊社Twitterアカウントよりツイートした “加圧式消火器の危険性” が影響力のある㈱石井マークさんのアカウントに拾っていただくことができ、拡散したのちテレビ取材を受けることに繋がったことがあった。
また、特区民泊における消防設備の設置について、ホームページ上に黎明期から掲げていたことにより多くの民泊に関する受注をいただけることとなった。
おかげさまで、特に大阪市の消防・防災屋の中で特区民泊絡みの案件に関しては弊社を選んでいただき、そして信頼して任せていただけることとなった。
上記は能動的に消防・防災について有力なツールを用いて、情報発信できたことの恩恵であると考えられる。
そして、今後吾輩達が生きる時代は、この情報発信力がより試されるであると考えている。
吾輩達が生きるこの時代において、情報を取得することは容易い。
そして今求められるのは膨大な情報を処理するための能力であることはもはや言うまでもないだろうか。
社会現象にまでなった “ポストトゥルース” や “フェイクニュース” などの、情報に関する諸問題への解決策となるのは “個々が自分の頭を使う” ことではないかと、猫を代表して提言させていただきたい。
そして、消防・防災に関する会社で広報を担当し、様々な情報を扱う者として、あらゆる事象に関して自分の意見を持ち、責任をもってポジションをとり、その正しさや何たるやを伝えていくことで社会に貢献できればと思う。